まぬけでびっくり
金棒を枕にすぅすぅ眠る「くま(仮名)」さん。犬のブログというのは伝染性が高く、あちこちで被害者を出しているようです。我が家もそうですけれど、人間様が食べていくのも大変なのにワンコを養うというのは正気の沙汰ではありません。現在、餌係を務めている次男は、朝のせわしい時間になってから「あ、餌がない!」なんて言ったりするので、コンビニエンスストアにフードを買いに走って遅刻寸前、なんてこともありました。
これが人間様だったら、「あ、ごはん炊けてない!しゃあない、朝ご飯抜きや」となるのと比べると、たいへんな優遇ぶりです。そこまでしてもらってるからこそ、この次、いつ食べられるかなぁ、なんて心配もせず、こうしてドテッと寝ていられるんでしょうね。
イタリアの情熱。数々あるイタ萬のなかでも、アウロラはどちらかというとおとなしい方、日本で言うとPILOTみたいな感じかと思いますけれど、アルミニウムの缶をパッケージとして、その蓋にこんなこと書いちゃうというのはやっぱりイタリアですね。
先日、同じものが某オークションに出てましたけれど、これは萬年筆ではなくてボールペン、それもラジオつきです。
はい、ラジオついてますね。びっくりです。缶の中でボールペンよりも存在感のある楕円形のものがFM専用ラジオです。外国のものですからFM専用というのもうなずけます。これだけの大きさあるんだったらスピーカーをつけても良さそうなもんですが、電池の保ちとか考えたら仕方ないんでしょうね。
びっくりといえば、食材の買い物をかねて夕食に出たときのこと。途中で目的地を変更して、道ばたにあるお店に入りました。かつて住んでいたマンションのすぐそばで、上の子たちは結構お世話になったお店です。小学生の子供がいるのに夜の8時過ぎまで仕事をしていて、お腹を空かせて待っている子供たちがすぐ食べられる、ということで良く通ったものです。
全国にチェーン展開しているこのお店、本社は北の旅人の赴任先で、テーブルに着くとこんな形のメニューを出してくれます。お店の外観もそうですが、初めて来た人はここでもびっくりする、という仕掛けです。巨大なメニューなのですが老眼でイマイチ見にくく、これ、と決めかねていたところへ接客してくれた青年が登場。メニュー、お下げしていいですかと来ました。
5人で来て4人分しか注文してない状況でしたのでちょっと待ってねコール。改めてメニューを手近に引き寄せて見ていると、再度登場した青年、「メニュー、お下げして・・・」待ってと遮る家族をよそに、「どうぞ」とメニューを渡す私。この時点で、もう拗ねてます。難儀なオッサンです。
これでまた、来ない店が増えた、と思っていましたら、テーブルの上には小さなメニューも用意されていたのでした。木製のでっかいメニューをいつまでも置いておくと倒れたりして危ない、ということで、できるだけ早く下げるように、なんてことが接客マニュアルに書いてあるのでしょう。青年はその通りに対応したわけですが、同じ年代の子であれば、どうも男性より女性の方が気の利く対応をするように思います。
一般的には、どちらかというと女性の方が融通がきかないような気がするのですが、こういった飲食店でアルバイトをしているような若い年代に限っていうと、圧倒的に女性の方が賢く、気の利いた動きができているように感じます。最近、若い男で運転の下手なのが増えていて、反対にどこまでも後をついていきたくなるようなすばらしい運転をする女の子をよく見かけるのですが、何か相関関係がありそうな感じです。
結局、家族が頼んだサイドメニューをつまんだり、次男が食べ残したご飯を片付けたり、少しずっゆっくりと食べましたのでお腹の方は無問題。こういう食べ方は糖尿病にも良いので、青年の接客が私の健康に寄与してくれたということになるのでしょう。
話は戻ってこのボールペン、何の変哲もないものです。ツイスト式かと思わせて、実はノック式。クリップのついた上部全体が動くという、よくあるタイプです。書き味も平凡なので、どこのリフィルが合うのかなぁ、とまずはそちらに気が行きますが、いわゆるパーカータイプのようです。これは嬉しいですね。
そして何よりこのボールペンでイタリアらしさを感じさせるのが、軸がマット仕上げというところ。それ単体の話ではなくて、一緒にセットで売られているラジオの方がてかてかツルツルに輝いているので、そのあたりを合わせていないところにイタリアを感じてしまいます。
自分が出演した番組を聴こうとしたのにラジオがなく、タクシーつかまえて車内で聴いた、なんて人もいましたけれど、実は我が家にもまともに聴けるラジオがありません。電池さえ切らさなければ、これも結構役に立つかもしれません。
« 再会! | トップページ | AngryBirds »
コメント
« 再会! | トップページ | AngryBirds »
わが愛犬の考える8割以上は食べることです。
犬の躾で最も効果があるのは「絶食」らしいですが、
家族の誰かが、甘い顔をして与えてしまうので、教育方針に齟齬を来し、示しがつかず・・・
投稿: ペリカン堂 | 2011年10月16日 (日) 19時41分
ペリカン堂 さん
犬のしつけや健康も大切なのですが、歳をとった愛犬には、もういいから、好きなものを食べさせてあげよう、って気持ちになりますね。先代「クマ(実名)」さんの晩年、我が家ではそんな感じでした。
投稿: つきみそう | 2011年10月16日 (日) 21時04分
そうですね。これは幼犬時代の話しです。
今はもう躾自体していないため、もう忘れているようです。
前はきちんと決められたところで排泄したのですが、最近目が見えず、耳も聞こえないためか、妙なところでしてしまい、
ペットシーツをあらゆるところに敷いているので、歩きにくいです。
投稿: ペリカン堂 | 2011年10月16日 (日) 21時31分
ペリカン堂 さん
犬もそうなってくると、見ている方が辛いですね。でも、長く付き合っているせいか、腹も立たないというか、もう、あきらめの境地で。人間だとそういう風になると愚痴ばっかりいってそうな感じですけれど、犬はけなげですね。寿命のある限り、嫌だともいわず思わず、生き続けるのですから。思っただけで涙が出てきます。
投稿: つきみそう | 2011年10月16日 (日) 21時51分