東大寺ミュージアム
ペットサロンから帰って来てホッとした様子の2頭。飼い主が鳥取に行っている間に撮影された1枚です。撮影のため、玄関前に待機させていたのですが、犬たちは早く自分のケージに戻ってゆっくりしたいので「ねぇ、まだおうちに入らへんのぉ? 早よ開けてぇなぁ・・・」ってな感じで飼い主を見上げております。ここはひとつ賢くしておけば思いが叶うんじゃなかろうか、と思ってのおすわり、伏せの姿勢なのでしょう。子ども達が相手ならこうしてじっと顔を見つめてくるのに・・・・・と嫉妬してしまったことでした。
ご存じ、東大寺の南大門です。門に向かって右手の参道縁石の上から撮影しております。この写真の右手には、東大寺の図書館があります。いや、ありましたというべきでしょうか。この写真を撮影した10日、写真左側、南大門の奥に見えている真新しい建物、東大寺ミュージアムがオープンし、図書館も同じ建物の中に移転していくようです。今や全国屈指の進学校として知られる東大寺学園は、その昔、この場所にあったのです。
現在は開館を記念した「奈良時代の東大寺」という特別展が行われています。これから先、東大寺に来られることがありましたら、南大門をくぐってまっすぐに大仏殿へ急ぐのではなく、参道左手にあるこのミュージアムもご覧になることをおすすめします。お水取りの期間中は19時まで開館、というのも東大寺らしくて良い感じです。
天平の面影を偲ばせる大屋根、瓦の床。奈良時代の国の建物はこんな感じだったのであろうなぁ、という思いをしつつ見学。展示のボリュームはさほどでもありませんが、いろいろなところに工夫がなされています。そして最後は、おきまりのミュージアムショップとなります。
正倉院御物の中でもとりわけ人気のある「五弦の琵琶」を持った鹿のストラップ。木製ですのでひとつひとつ鹿の表情が違います。この琵琶をモチーフにしたお土産物はこのほかにもいくつかありましたが、その中で、この鹿の次に気に入ったものがこちらです。
五弦の琵琶があしらわれたブックマーク。マネークリップを長くしたような竹製品の上部に五弦の琵琶がついている、ある意味邪魔になりそうなものですが、これだけ存在感があればすぐに開きたいページを見失うこともないでしょう。
ミュージアムを出たところにはお約束の鹿さん。地面がフカフカで気持ちよいのでしょうね。更に辺りを見回すと、やはりいました、バンビちゃんです。すぐそばに母親らしき鹿がいましたが、それほど凶暴そうな様子でもないのでそばまで行ってパチリ。どんな動物でもやっぱり赤ちゃんは格別可愛いものですね。
手前にあるマンホールの蓋の直径が30センチから40センチというところです。小さいですね。実物はこの写真の数倍可愛らしかったのですが、例によって私の腕ではそのかわいらしさを写し取ることができませんでした。
観光シーズンの休日には、奈良県庁の屋上が無料開放されています。地上7階の高さから、奈良公園とその周辺が一望できますので、ぜひお試しください。ちょうど東大寺と近鉄奈良駅の間、興福寺の真ん前、というロケーションにあります。
「天の原 ふりさけみれば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」と阿倍仲麻呂が歌ったのは、写真右端の色の濃い山、御蓋山ではないかと言われています。春日大社の裏手にあって、現在も禁足の山。樹木の伐採や動植物の採集なども禁じられています。その左にあるはげ山が若草山。毎年春に山焼きが行われる山ですね。そしてその手前に見えるのが東大寺ミュージアムで、写真左端には大仏殿も見えています。ぜひ一度、秋の奈良をお訪ねください。
くまさんのもふもふ具合が良く分かります。
投稿: 大阪のオバチャン | 2011年10月12日 (水) 06時13分
大阪のオバチャン さん
サロンから帰ってきた直後ですもん、もうもふもふなんてもんじゃありません。気持ちよすぎます。まぁ、肥満気味というのもありますけれども。
投稿: つきみそう | 2011年10月12日 (水) 07時13分
また、奈良に行かねばなりませんねー。
ちょいと鹿関連が..ごにょごにょ
投稿: 二右衛門半 | 2011年10月12日 (水) 07時34分
二右衛門半 さん
何やら気になりますね。二右衛門マスターが奈良に現れると、とんでもないものを発掘しそうです。
投稿: つきみそう | 2011年10月12日 (水) 23時02分