ロマンシー
露骨に餌で釣って撮った1枚。七面鳥の骨の周りに鶏のササミを巻いてある豪勢なガムに気をとられている「くま(仮名)」さんです。犬のおやつとして結構ポピュラーなこの手のガム。周囲に鶏や獣の肉を巻いてあるのは当然として、心材は「ガム」である製品がほとんどですが、六甲アイランドで鞄を作っている薩摩ビーグルはそういった「まがい物」は食べないそうです。ちゃんと芯まで生き物の骨でないと残してしまうのだとか。「くま(仮名)」さんの鼻先に突き出されているものなら大丈夫そうですね。
小さいもの倶楽部の定例会、ではありません。ロマンシーとかいう詳細不明なペンが見つかったので、同じように小ぶりな萬年筆でそこら辺に転がっていたものをお供に記念撮影をしてみました。Romancy、なんでしょうか。形容詞っぽいですけれど、ならばRomanceで十分。手元の辞書ではそんな単語は見つかりませんでした。造語なのか、それとも英語ではないのでしょうか。
バーディーを赤く塗っただけでしょ、というのともちょっと違います。基本的に同じものであると思われますが、実用品然としたバーディーに対して、それとなく高級感のようなものを付加しようとしているように見えます。キャップと胴軸の境目のラインやクリップが金色で、クリップの形も少し手をかけました、という感じになっています。
真っ赤な塗装は少しラメが入っているようにも見えますが、それほどはっきりとしているわけでもありません。小さいものですが金属が多用されているのでそれなりにしっかりとした感触です。おしゃれな女性が小ぶりな手帳とともにバッグから取り出してサラサラっと書き付ける、そんなシチュエーションを想像してしまうペンです。ペン先はもちろん特殊合金製ですが、このSUPERLOYという刻印、手持ちのPILOT製のペンには意外とないものです。
一体で作っているのですから当たり前といえば当たり前ですが、槍までしっかり真っ赤っかです。ペン芯の形やペン先の組み付け方などをみても、同系統のペンであることがわかります。萬年筆で商売するのは大変だとは思いますが、仏壇萬年筆ばかりでなく、ちょっと遊び心の入ったペンがもっと出てくると楽しいですね。
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