透けてまんねん
寝てまんねん、搔いてまんねん、という「くま(仮名)」さん。換毛がほぼ終わったので、食欲も通常に戻り、この姿勢で腰の下あたりにある餌鉢には朝の餌が残ったままです。これを、この時間から深夜にかけて、思い出したようにポリポリ食べるのですが、それを見た「ちち(仮名)」さんが「何あんただけ食べてんのん!」と怒って鳴き叫ぶのが困ったところです。
名古屋の松坂屋で保護してきた、とことん透明な「ふででまんねん」です。軸だけでなく、キャップも尾栓も大先も、そしてペン芯までもが透明な樹脂でできています。奈良から名古屋まで、運賃だけでも2190円(近鉄)払って、2100円のこのペンを買いに行ったら、それこそ大馬鹿ものですから、これ欲しい、と思った人は宴会名人な保険屋さんにお願いするのが良いでしょう。綺麗に透明なので、コンバータの樹脂の方が透明度が低いのが気になります。昔のコンバータはもう少し透明度が高かった,という話ですので、どこかの文具店で売れ残っているのを探すのが良いのでしょうが、「実はちょっと多く入る」タイプを見つけるのと同じく、なかなか難しいように思います。
ぐぐっと反ってます。シェーファーさん? あぁ、ちょっとだけ上向いてはるペンですか。まぁ誤差みたいなモンですな。私にいわせれば・・・・・という感じの反り上がり方。上等な金ペンのふででまんねんからペン先を持ってこようか、という気にはなりませんね。あくまでお遊びとして、綺麗な色のインクを入れてみた目を楽しむ、ということです。
綺麗な色のインクといっても、紙に置いたときに明るいところだとちょっと見えにくいな、というぐらいの、要は薄い色のものでないと、ペンに入れたときには綺麗でもなんでもありません。ウォーターマンのフロリダブルーを入れたら「ペン芯、黒やったっけ」という状態になってしまいました。黄色、オレンジ、ピンクなど、本当に薄い色でないとダメですね。
当然のことながら、インクを抜いて綺麗に洗ってもこうなってしまいます。ゴム板でペン芯ペン先をつかんで抜いてから綺麗に洗えばよいのですが、私のような萬年筆初心者にはちょっと敷居が高いです。うまく洗えたら、テストの採点に使っている神戸ナガサワオリヂナルの岡本ピンクあたりを入れてみようか、などと思っております。
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はじめまして、最近万年筆などに興味を持ち始めましたOSAと申します。
そんな透明な万年筆もあるんですね。
ペン先の構造もよくわかりそうです。洗っても残ってしまうんですねぇ~。
使い出して日が浅いのでまだクリーニングはした事がないのですが、気合をいれてやらないと、と思いました。
ではまたお邪魔します。
投稿: OSA | 2011年7月27日 (水) 12時28分
OSA さん
プラチナなんかはとてもじゃないけど素人には抜けないぐらいにキツくハマっていますけれど、セーラーのは比較的簡単に抜けますので、それでお掃除すればとれるはずです。ただし、また差し込むときには注意を要しますのし、繰り返すとぐらぐらになってくるので、基本的にはペン先なんか抜かない方がいいでしょうね。
これは鉄のペン先ですから安く手に入ります。鉄だからといってなかなか侮れないのもありますから、萬年筆って楽しいんですよね。
投稿: つきみそう | 2011年7月27日 (水) 16時38分
ブロアーか駒込ピペットかを大先に直接差し込んで、水を勢いよく吸い吐きさせればいけまっせ、この程度なら。
差し込みの浅いペンはあんまり抜くもんやおまへんし。
超音波洗浄器があったら一発なんですけどね。
鉄ペンで大先透明いうたらクルトゥールがありますが、これノーマルやと先は下向いて折れ曲がってるし(まんねんの逆)書き味はジョリジョリのザリザリでろくなモンじゃないですけど、ちょいと調整頑張ればびっくりするくらいええ味でます。
(それにしたって同じ鉄安ペンのフロンティアやノンナンセンスには敵いませんが)
いやホンマ、万年筆は何本集めても面白くて切りがおまへん。
投稿: ardbeg32 | 2011年7月27日 (水) 22時37分
ardbeg32 さん
そうですね、調整さえできたらいいのですが、私にはとうていい無理な話です。図画工作の時間とか、もう拷問に近いと感じていましたから。でも、なぜか技術の教師だったりするのが不思議なところです・・・
投稿: つきみそう | 2011年7月27日 (水) 22時55分