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2011年6月17日 (金)

ニューマン

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 食卓の下でおすわりをしている「くま(仮名)」さん。視線の先は飼い主たちの膝頭あたりで、何のおこぼれもないときにはしびれを切らして「ぬぅ~っ」と両脚の間から顔を出すのです。それ自体は可愛らしい仕草ではありますが、わんこのしつけという点からは褒められたモノではありませんね。

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 先週金曜日の記事で紹介した、いただき物の筆記具たち。その中で、紹介せずにほったらかしになっていた1本がこちら、ニューマンのシャープペンシルです。でら東海ペンクラブ設立総会の日、「四日市の」二右衛門マスターに「あれ、ニューマンですよ」とお話ししましたら、「あぁ、やっぱりね」という反応でした。

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 こちらに少し情報がありますが、ニューマンというのはなかなかにユニークなメーカーだったようですね。ケースに入っている取扱説明書にも、いきなり2つもの目玉が謳われております。先週金曜日の時点で気付かれていた人も多いようですが、このペンシルは0.2ミリ芯を使用するものです。0.2ミリなんて芯があることすら知りませんでしたが、それが今でも手に入るということも驚きです。

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 メーカーの自信のほどがうかがえる説明書の内容。絶対、なんて言葉は、PL法は神様ですという現在ではまずお目にかかれない単語でしょうし、「まゝ」なんてのも、今では滅多に見かけない表記です。どんな細い芯で、厚い紙が破れるほどのちからで書いても、って、どんだけすごい筆圧なんでしょうね。

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 こちらが強くてのりのよいニューミクロ芯。くださった人にしてみれば、もらったか買ったかして以来使わずにしまい込んであった、というだけのことなのでしょうけれど、二右衛門半(普通名詞)的にはものすごく価値ある資料。やはり、日頃から変なモンが好きだと言いふらしておくことは大切です。

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 説明書通りにノックした状態。確かに、芯は出ておりませんね。

 ところで、私が席を離れている間にこのペンシルを預かってくれた同僚(これも変なモン好き)ですが、けっこう危ない素質の持ち主です。私に「こんなんくれはったでぇ。」と伝える際に、何本かある中でまずこいつをピックアップして興奮気味に「こんなんも入ってるでぇ」と言ったのですから、本格的にハマったら二右衛門半(普通名詞)街道まっしぐらでしょう。

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 で、ガイドパイプを軽く紙に当てるとこの通り。ちょうど良い具合に芯が現れて、細い芯ではありますがなかなかに滑らかな書き味でした。

 それにしても、こうしてアップにするとキーボード、汚いです。便器よりよほど汚いというのを実感しつつ、掃除をしたい衝動に駆られるのですが、そういうときほど、キーボードを使うお仕事が立て込んでくるものです。忙しくなると掃除したくなるというは、難儀な現実逃避モードの兆しかもしれません。

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コメント

0.5mm芯でも折れやすいシャープペンシルがある中で、芯の折れない0.2mmというのはスゴイですね。ステンレスパイプのちからで書けるなんて不思議です。

 くーべ さん

 わたしなんか、0.7ミリ芯でもポキポキ折りまくっておりました。どういう仕掛けなんでしょうかね。

この手のものはファーバーカステルのαマチックが元祖らしいですね。

 二右衛門半 さん

 確かにアレもこういう機構ですね。ニューマンは
世界初、なんて書いてありますけれど、はたして
何が最初だったんでしょうか。

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