捨てがたい箱
お散歩から帰ってきて、足を拭いてもらうのを待っているところですが、なかなか出てこない飼育係の長女を気にしているのか、正面にいる飼い主がカメラを構えているので避けているのか、 何が出てくるのかな、という顔で室内に目をやる「ちち(仮名)」さんです。
職場に届けてもらった荷物は、基本的に梱包材を捨てて中身だけ持って帰る、ということを先輩諸氏から学びましたので、今日もそうしようと思っていたのですが、どうしても捨てることができませんでした。
宅配便のラベルを剥がした状態。こんな妖しい箱,やっぱり持ち帰って家族に見せてあげるべきだと判断したのですが、こんな私は間違っていますでしょうか。
何やら模様が刻まれた植木鉢みたいなものからが生えているのは、「パピルス」なのだそうです。パピルスを育てることで、古代エジプトに想いを馳せよう、というもののようです。
四角い植木鉢みたいなものの側面を付属のヘラでこすり取る、これが発掘の疑似体験。それ自体には楽しむ以外の意義はないのですね。で、あとはパピルスを栽培するだけです。こんな妖しい箱には一体どんな萬年筆が入っているのか、ワクワクしながら開けてみました。
やっぱりこれでしたか。この箱ですから、これしかありませんね。セーラーのヒエログリフシリーズ。ボールペンやシャープペンシルに混じって、萬年筆もしっかり入っております。ほとんど捨て値というべき値段でeBayに出ていたもので、以前にもちらっと登場したことがありますね。これ、ヤラセです。
妖しいエジプト関連の箱からこんなペンが出てきたらおもしろいな、とか思ってやりました。ペンは何でも良かったのです。今は反省しています。
基本的にはエジプト模様のものと同じシリーズなのでしょうか。こういうパターンが一時期大流行だったのでしょうね。どこのメーカーからもこういった柄のものが出て、今はほとんどありません。まさしく流行り廃りですね。残念なことにこの個体、キャップが緩いので持ち歩くことはできません。カツラバネあたりを調整してもらえるものかどうか、一度尋ねてみなければなりません。
そしてこのペン先。やっと手に入れました。だからどうだというほどでもないので、縁があったら・・・・・というぐらいの思いでしたが、どうやらこのペンとは縁があったようです。
このペン先、スイス銀行からやってきた、という例のやつなのです。
なんでGOLD FROM THE SWISS BANKなのかは不明ですけれど、一つぐらいは手元にあってもいいペン先でしょう。今週末は大阪に長原先生(息子さんの方)が来られてのペンクリニックがあると聞いておりますので、一度、そちらに持ち込んでみようかと思っております。久々に(ヘンタイでない)まともなペンをお願いすることになりますね。
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ヒエログリフは読めないからなぁ。。。
投稿: 二右衛門半 | 2011年5月24日 (火) 08時33分
二右衛門半 さん
いやいや、二右衛門マスターがヒエログリフを
読み取ったりしたら、妖しすぎますから・・・。
エジプトの陶器とかにご興味は?
投稿: つきみそう | 2011年5月24日 (火) 11時21分
スイス銀行のキャップ、私のSheafferのSailorと同じ規格に見えます。
本来、キャップと胴軸の間に隙間はないはずです。
さらにグッと押し込めば、プチッと音がしてはまりませんか?
投稿: Ikonta | 2011年5月24日 (火) 22時49分
Ikonta さん
ご教示ありがとうございます。こわごわやっていたのを
思い切って押し込んでみましたら、見事、パチンと音が
してかっちり嵌まりました。萬年筆には詳しくないので
助かりました(笑)。
灯台もと暗しというか、アホですね。
投稿: つきみそう | 2011年5月24日 (火) 23時31分