尾翼
すねて寝ているところを撮ろうと忍び寄ったとき、台所の方でビニール袋をカシャカシャいわせる音に反応して顔を上げた「ちち(仮名)」さん。なかなかフォトジェニックです。だんだんと大人になってきたのか、こうしてドテッと寝そべっていることも多くなってきましたが、相変わらず飼い主の声、袋を開ける音などには敏感に反応して飛び起きる彼女です。
奈良の人が岡崎まで行って飼ってきた変なペン。だいたい、街の文房具屋さんのショウケースにこういうペンが並んでいる(それも複数)ことがおかしいのですが、そのおかしさに反応してしまう方はもっと重症なのかもしれません。存在は知っていて、1本ぐらいは・・・・・と思っていたのですが、そもそも店頭においてあるのをあまり見かけません。これでもかっ、とディスプレイされていたのと、ペンクリでお世話になったら何か購入、という基本方針があることからいただいてきたものです。
こんな感じで、ケースの中においてあったのです。まず思ったのは、この尾翼、とれるのかなぁ、ということと、尾翼がついたまま、ケースの蓋が閉まるのかなぁ、ということでした。完全にボールペンのことは無視してます(笑)。
宇宙で書けるからと言っても、そうそう宇宙に行くわけでもありません。第一、飛行機に乗るのも怖い人が宇宙船なんてとんでもない話です。逆さまに角なんて状況も考えにくいですから、加圧された特殊インクの書き味がどんなものか、ということぐらいですね。
アメリカすなわちクローム、っていうイメージが強いのですが、これもしっかりクローム。ピカピカに磨き上げてもすぐに指紋でベタベタですが・・・・・。ちなみにこの尾翼、ジャンボジェットをイメージしたものだとか。名前もずばり、エアプレーンペン、です。品番も400ALって、できすぎた感じですね。
リフィルにアドレスが書いてあるんですねぇ。初フィッシャー、オモロイ発見ばっかりです。ネット上のアドレスもFISHERでなくてSPACEPENなんですね。で、エアプレーンペンですからして、この尾翼は外れません。そうなると、次のポイントはケースに収まるかどうかということになります。
はい、ただこれだけ。横倒しにしたら収まるようにできてるんですね、このケースが。尾翼が乗っかっているところは、成形された「上げ底」が他の部分より低くなっています。このアングルで撮るまで、胴軸のギザギザは何だろう、と思っていたのですが、これ、ジャンボジェットの客室にある窓なんですね。飛行機ですもんね。
ああ、懐かしいな。
昔、文適堂に置いてあったような覚えがあります。
投稿: 二右衛門半 | 2011年5月28日 (土) 18時47分
ジャンボジャンボねぇ。2001年宇宙の旅のオリオン号なんてのもどうなのかな?
今はなきパンナムの宇宙ステーションへの連絡便。
投稿: | 2011年5月28日 (土) 20時50分
↑
スンマソ。
投稿: くーべ | 2011年5月28日 (土) 20時52分
二右衛門半 さん
こういうところも竹内文具店の魅力ですね。
ヘンタイ臭がプンプンしてます。
投稿: つきみそう | 2011年5月28日 (土) 22時29分
くーべ さん
形からするとやっぱりオリオン号の方が
ちかいですね。ディスカバリー号とはちと
違いますもんね。
パンナムがもう無いのだと知ったときは
軽いショックを受けたものです。兼高かおる
世界の旅とかであのマーク見てコレが飛行機
だと思って育った世代ですから。
投稿: つきみそう | 2011年5月29日 (日) 08時14分
これを見るのはずいぶんと久しぶりの、スペースペンですね。
以前のフエンテに、スペースペン並の性能を持つペンが安価に手に入るという話が書いてありました。そうするとこの「変なペン」、ますます見かけなくなりました。
スペースペン、一度は使ってみたいのですが、そう言いながらちっとも使っていません。
投稿: 達哉ん | 2011年5月29日 (日) 12時58分
達哉ん さん
その、安価でありながら性能は同等、という
ペンの方はけっこう出回ったのでしょうか。
短くて持ちにくそうでいて、ポストすると
そこそこの長さになり、尾翼にも手はあたりません。
書き味はなかなか気持ちの良いものです。
投稿: つきみそう | 2011年5月29日 (日) 21時35分