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2011年4月27日 (水)

撫でさする

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 撮影しようと近づいてきた飼い主を、トロンとした目で見る「ちち(仮名)」さん。クッションに体をのせ、頭だけダランと落として寝ているのでこりゃオモロいと撮りに行ったのですが、気配に気付いて目だけ開けてご挨拶です。

 破れまくったクッションは彼女のお気に入り。噛みまくってボロボロ、さらにはケージの外に放り出したのを柵の隙間から無理矢理引っ張り入れるという遊びを繰り返してこうなりました。寝るときはこうやってトイレの上に運び、その上で丸くなるのです。

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 国産萬年筆好きな人ならわかります。どれか1本持って行って良いといわれたら答は決まってますが、問題はそういうことではなくて、色合いが似てますでしょ、ということ。白くひからびていたPILOTの楓、ラナパーを塗り込んで3日目の様子です。

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 写真で目立っている胴軸の「節」のような模様は、特に白かった部分で、パッと見、そこだけへこんでいるのではないかと思うほどでした。全体的につややかになった今も、やはりそこだけ目立ってしまっています。

 こうして並べてみると、やはり木軸というのはいいですね。1ヶ月後に発売になる超弩級の木軸、そちらも気になるところです。

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 セーラーのブライヤー3連。左から80周年、うめだ阪急限定、プロフィット30周年の順です。クリップ上部のリングの位置で合わせてみると、80周年が僅かに短いのかな、と思ったりしますが、濃い色なので締まって見えるだけなのかもしれません。出会い頭事故で我が家にやってきた80周年、こうして見るとなかなかいい模様です。

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 同じようにクリップ上部のリングを揃えて撮ったキャップリング付近。それぞれの製品のお値段の違いがそのまま出ているような比較写真になってしまいますね。うめだ阪急モデルを手に入れたときに、80周年っていうのはだいたいこんな感じなんだな、と思い、代用品として撫でさすっていこう、と思ったものですが、やはり本物にはかないません。

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 そしてこれが、お尻のアップ。ブレてしまいましたが、うめだ阪急はやや短いのだな、というところです。左の2本は前オーナーがあるペンですから、それなりに撫でさすられて、あるいは使われて、いい感じの艶が出ています。問題はプロフィット30周年で、さてこいつをどういう風に熟成させようか、という、楽しくも悩ましい問題に直面している現状です。

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コメント

なるほど,これで阿修羅像の大きさが想像でき・・・って違ぁーう!!(笑)
楓は赤っぽいイメージがありますね。

大きいですね!
お宝木軸よりも紙製仏像に興味がいってしまいます。
もしかしたら、足に木軸万年筆を入れて補強するのですか!?

 mercuryo さん

 おめでとうございます。萬年筆との比較画像を
見て、モノの大きさがわかる、そんなあなたは、
立派なヘンタイとして認定されました。

 楓の赤っぽさが本来の性質によるものなのか、
ラナパーとの組み合わせでそうなったものなのか、
ほかの木で試してみる度胸が私にはありません。

 今度、八雲さんに聞いてみようと思います。

 ヤッター万 さん

 そう、大きいのですよ、これ。脚の中にきっちり
149とか収まりそうな感じです。

 紙とはいえ、輪っかになっているからでしょうか、
できあがった脚を手に持ってみると、けっこう強度
がある感じです。

 左足と下駄をつくったら、その次が難関の衣です。

楓にアルカリイオンクリーナーを噴霧して、色が落ちたら手垢の色・・・

現在、2本目の30周年を靴クリームの漬け物中。3本目は未使用。1本目は親方調整靴でクリーム剥がし終了し毎日利用中。では4本目は・・漆かなぁ?

何故か他のプロフィット群よりバランスが良く、大のお気に入りになりました。

 pelikan_1931師匠

 手、手垢の色・・・。そんなことがバレたら、
妙齢の女性に萬年筆を放り投げられてしまいます。

 美術の授業で、白木で小物入れを作り、その蓋
に彫刻を施してから、最後にニスを塗って仕上げる、
という教材があります。ニスはけっこういい値段が
するのと、扱いが面倒なのとで、最近では師匠と
同じものを塗り込ませる教師が増えてきています。

出合い頭の事故……自分の身の上にも起きないものでしょうか……でもそんな事が起こったら、この世界に復帰する事もなくなってしまうかも知れません……(笑)!

 たがみ たけし さん

 何をおっしゃいますやら。eBayでは出会い頭
というか、放置プレイでアイタタタ、というの
をしょっちゅう報告されているではありませんか。

 出会い頭が「誰か入札してくれぇ」と祈りつつ
終了を迎えるのに比べたら、放置プレイの何と
心安らかであることか。合掌。

ヘンタイ認定ありがとうございます?
今度は二右衛門半(一般名詞)認定ですね!?
って私には無理です。。。

であいがしら・・・・
あーこわい。
みずうみとのであいがしら・・・
そうていはんいないなのでしょうか????

 mercuryo さん

 世にヘンタイの種は尽きまじ、ですし、
ひとつ間違うと漢字の変態になってしまう
こともありますのでご用心を。
 
 そして二右衛門半認定ですが、これは
ダライ・ラマの生まれ変わりを探すのと
よく似ております。現に広島半さんは、
広島大会でものの見事に認定されました。

 白髪猫 さん

 ちがいます(きっぱり)。

 みずうみのあくまとであいがしら、
そうていはんいないなどではなくて、
みずからのぞんでとびこんでいってる
というのがただしいのです。

カエデ材 たぶん、イタヤカエデの材ですが、赤っぽくなってきます。これは、塗り込んだ油脂の色ではなく、材の性質です。

ただ、色が濃くなったり薄くなったりするのは、油脂の性質による所が大きいかと思います。浸透性の違いによるのではないかと思います。

ラナパーからイボタロウムシの油、鼻の脂まで、いろいろとありますが、どの色が一番濃くなるのか、比べてみると面白いかも知れません。

 きくぞう さん

 とりあえず、白くひからびていたのが
見られる色になったので良しとしましょう。
楓を何本ももっているなら、ひからびさせる
ペンケースに入れてから何度も実験できます
けれど、さすがに無理ですね。

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