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2011年3月16日 (水)

エディション違い

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 帰宅した飼い主におやつをせがんだ上にヨシヨシと遊んでもらって満足したのか、ドテッとしっぽも巻かずに寝そべる「ちち(仮名)」さん。実に優雅な暮らしぶりです。けれども、大規模な災害などが起こると、真っ先に犠牲になるのはこうしたペットたち。そして、大変難しいことではありますが、もし一緒にいることができれば、災害で傷ついた人の心をいやしてくれるのもペットたちなのです。

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 今日はめでたい卒業式。学校ではさまざまな「式」が行われますが、その中で最も重要なものが卒業式です。最近はさまざまな「妨害」が増えてきましたので、卒業式の最中も式場に入らず警戒を続ける職員も多いのですが、私は幸せなことに10年連続での卒業式出席となりました。

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 連続10回の内、最初の2回は学級担任として、その後の8回は司会者としての出席ですが、何度経験しても、そのたびごとに違った感動があり、心が温まる思いをするものです。この仕事について27年間のうち、17回ほどは3年生所属でしたが、卒業式が終わるたび、さびしさと共に何とも言えない暖かさのようなものを感じてきました。

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 こちらでは、卒業への萬年筆、というシリーズ記事が掲載されていましたが、私の場合はこちら、パーカー・プルミエのブラックエディションです。黒いものを黒いように撮る、というのは実に難しいものですね。

 黒くPVD加工されたブラスの軸は適度に重く、パーカーのことですからペン先が堅くともするすると滑らかにかけるはず、と期待してしまいます。ルテニウム加工された黒いペン先も見た目的にいい感じです。

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 卒業式の間、どの生徒もきちんとした服装でしたが、式が終わると、昔の「なめ猫」みたいな格好に着替えた数名の生徒が、卒業生が見送られる花道に向かいました。しかし、そこはきちんとした格好の卒業生が送られるところですので、実力で阻止しました。

 先ほどまで丁寧な言葉遣いで卒業式の司会をしていた略礼服のオッサンが、中学生数名と押し合いもみ合う姿。その生徒たちの親兄弟は、卒業式に出席するどころか、街を歩くことさえ恥ずかしいと思われるパジャマ以下の格好で、嬉々として生徒の名を呼び、携帯電話のカメラで「晴れ姿」を撮影していました。

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 なにやってんねん、邪魔してるセンコーかわして、早よ花道行って、みんなにそのカッコ見せたれよ、と声援を送る保護者。事前に持ち込むと教師に取り上げられるからと、その異様な衣装は式が終わったところで保護者から生徒に手渡されたのです。

 幸いだったのは、そうした生徒たちに花道を歩かせずに済んだこと。在校生たちに自分たちの「晴れ姿」を見せつけ、存在感を誇示しようという企ては完全に失敗し、ただただ妙ちくりんな格好をした親子が運動場の真ん中で略礼服のオッサンと「カヴァディ」みたいな動きをしてるだけ、という感じでした。実におめでたいことでした。

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 ところで、このプルミエの背景、なんで「御所」なのか。わかる人にはわかりますね。でも、これがわかるということは相当なヘンタイだということでもあります。

 このブラックエディションについて書かれた記事をネット上で探しても、ほとんど見つかりません。考えてみれば、普通のプルミエとは色が違うだけで中身は同じ。外見がちょっと変わっているだけで、萬年筆としては何も変わらないわけですから当然といえば当然です。でも、そのちょっと違うというところに惹かれるのも、ヘンタイの悲しいところなのです。

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コメント

お仕事、というには、ちとヘンですが、ご苦労様です。
今は親ぐるみでやるんですねー。
やるなら自己責任でやれ!って感じですな。

親子共同作業のナメ猫とは・・・!
諸般の事情で卒業式は戦々恐々という県出身なので
てっきりそちら方面かと思いきや別の心配までも有るんですね。
ご苦労察します。

被災地のペットといえば、さきおとといと昨日
それぞれ猫(津波に飲まれた地区から)と犬が
助け出されたというニュースを見ました。
こんな大変な時に動物のことなんて!と思う人もありましょうが
私はとても心和みました。いい国だなあと。

 二右衛門半 さん

 さて司会も終わったし、あとは卒業生送り出すだけ、と思っていたら、何人かの怒号とともに走ってくる生徒らしき連中。即座にインターセプトするも、写真撮るのに邪魔だからどけと親に怒鳴られる始末でした。もちろん、どきませんでしたけれど。

 大阪のオバチャン さん

 過去の卒業生が単車を持ち込んで新しい卒業生達に乗り回させる、というありえないことがあったり、卒業したばかりの生徒がこれ見よがしにたばこを吹かしたりと、まぁ変な連中がいっぱいおります。

 なめ猫なお馬鹿な服を斡旋して中間マージンをせしめる20歳過ぎの卒業生なんかもたくさんいて、そういう連中がカッコええから着ろよ、とあおってるみたいですね。それに金を出してやる保護者の頭の中身は・・・・・いや、見てみたくないです。

 そういうのは無視して、ペットの顔でも見て癒やされていたいものです。生きてるものはとにかく助けようとしてくださっている現地で活動中の皆様にお礼を申し上げます。

未だに なめ猫 がいたとは驚きです。
しかし、それすら親がかりだったのですね。情けないなぁ。

親に反発して、学校に反発して、非行に走るのが定番だった頃とは大違いです。僕らの時も、校舎の中を単車が走ったり、卒業式には警察が来てくれたりしましたが、、、

非行すら親がかりな連中では、先生方のご苦労も想像を絶するものでしょう。
本当にご苦労様です。

「ハレ」の場を勘違いしての行動、卒業生ならともかく保護者協力とは……!
花道を歩けても視線は冷たいと思うのですけど。
ともかく阻止おめでとうございます。
のほほんとした私立女子校卒ですので想像の外でした。
ふかふかの「ちち(仮名)」さんの尻尾に癒されるが吉です。
ペン先まで黒っぽいのはかっこいいですね。
エディション違いにまで惹かれるのは仕方ないです。
メーカーに狙われているようなものですし。

やれやれ大変な卒業式お疲れ様でした、それほどまでに目立とうとしなければ自己主張が出来ないのかなぁ~かえって変な一般反抗としか見えないのに・・本当に目立つのは極々普通の良識の中でチラと心を擽るヘンタイモードだと想うんだけどなぁ~在学中に奈良の先生から何も学んでないなぁ~(笑)ところでこのブラックエディションいいですよね、書いたバランスがとてもしっくり来る気がします。う~ん、ほちぃ~!(笑)

 きくぞう さん

 たぶん、私らからもう少し下の世代が自分らでやってたことを子供にもやらせてやろうとして、教師が「邪魔」すると聞いて一肌脱いだ、ということなんでしょうね。

 高瀬あずみ さん

 まぁ難儀な連中ですが、親にそう育てられたんだなと思うと気の毒でもあります。そしてその親を教育したのは民主党参議院の親玉として有名なあの人達と同世代の先生達。先生が悪く言われる原因を作った連中だと個人的に思ってる人たちです。スパイラルになってますね。

 夢待ち人 さん

 まぁ私のヘンタイ度があまりにも低かったので薫陶を与えられなかったのかもしれませんね(笑)。

 ブラックエディション、というかこのプルミエ、ペン先はがちがちに堅いですがインクフローが良いので柔らかなタッチなのです。

ああ~、パーカー大好きなのにプルミエは未購入なんですよね。金色のと銀色の同モデルのデーハーさに比べてあまりのつつましやかさにふらふらと手が伸びそうになっています。

こういう事言うと不謹慎なのでしょうが、もう中学以上は勉強したい人だけ行くようにしたらええんと違うかと思います。むしろ勉強したい人にこそ手厚い教育や援助が行くようにするとか。
その方が生徒も教育者もモチベーション高まってWinWinちゃいます?
ナメ猫してええカッコやと思うボクちゃんも、それを助長して何ら恥じるところのない親御さんも無理にガッコ来て貰わんでええと思うんですが。
フランスあたりは小学校でも落第するそうですね。

 ardbeg32 さん

 今般の大震災において、被災された皆さんの「礼儀正しさ」が諸外国で絶賛されていますし、かつてはワールドカップサッカーでの日本サポーターのすばらしさも賞賛されていました。身近なところでは「大阪城作ったんだれ?」「豊臣秀吉」「ちゃう。大工さん」ってなのが成立するのも、全部全部、悪名高い日本の学校教育の成果だと思ってます。それぐらいのプライド持って仕事しててもバチ当たらんと思いますし。だから、そういう人たちも何とか学校に来させるように努力しちゃうのですね。悲しい性です。

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