ぎんぎん
くぅんくぅんと情けない声で鳴きながらすり寄ってくる「くま(仮名)」さん。実は彼女、初めての場所に行くと大きな粗相をしてしまう、という悪癖があるのですが、先日、慣れ親しんでいるはずの我が家でやってしまい、しばしの謹慎中。この表情は、ねぇ、もうしないから出してよぉ、と訴えているところなのです。
何と桐箱入りです。そして、嫌いなはずの長刀研ぎです。今よりもう少し若かった頃、ある程度字が上手でなければ神様に長刀研ぎをやってもらえない・・・・・なんていう記事をどこかで読んで、長刀研ぎに憧れました。波動のシータなんていう何とも妖しげな萬年筆が売り出された頃のお話です。
時は流れて、初めて手にした長刀研ぎがプルマ・パラボリカ。正直これは、不幸な出会いであったのかも知れません。ノンキャップバランスといわれてもキャップをお尻に挿したい私。あまりにも重たく冷たい(笑)ペンに翻弄されて、それを長刀研ぎのせいにしたのでした。
親方調整の長刀研ぎを手にして、あぁ、永い空白の時間を過ごしていたのだ、と気付いたのはごくごく最近のことでした。おかげさまで、長刀研ぎアレルギーは完治。最近ではセーラーを買うならなるべく長刀研ぎ、というほどになっております。勝手なモンですね。
銀製プロフィット、ではありません。スターリングシルバー21 長刀研ぎ、です。銀製プロフィットを買ってしまうと、キャップを開けて黒い首軸を目にしてがっかり、となります。首軸まで銀、というのがよいのです。また、写真からわかるように、落とし込み嵌合、いわゆるパッチンタイプとなっています。
知らない人が見たら、磨き出しステンレスのペンなのか、と思ってしまうことでしょう。持っている人だけがそれと知る、というのもまた良いものです。コーティングもされていませんから、この先どんどん黒くなっていくかと思うとワクワクしますね。
本来ならばこのペンはクリップやトリムなどが金色なのですが、この個体は銀一色。そんなに慌てて入手しなくても、と思っていたのですが、そこが決め手となって墜ちてしまいました。親方がお暇な折を狙って、1週間ヴァージョンでお願いしようと思っています。
わが家には銀製プロフィットが2本あります。
2本ともキャップがゆるゆるなので、
そのうちにメーカーにインナーキャップの交換に
出さないといけません。
ぱっちんは、ゆるくなるのが難点ですねえ。
投稿: ひろなお | 2011年2月 2日 (水) 07時00分
まさにギンギンですねw
コレやったら買うたのに、三光堂さん(苦笑)
ちょっとうらやましいともぞーでした
投稿: ともぞー | 2011年2月 2日 (水) 07時56分
ひろなお さん
やっぱりそうですか。このペンも、手に持つとどことなくカチャカチャいってます。日頃重たいペンを使っているせいでしょうか、あまり重く感じません(苦笑)。そっちの方が難儀かもしれません。
投稿: つきみそう | 2011年2月 2日 (水) 08時10分
ともぞー さん
よろしいでっせ、これ。どうせなら、この使用で三光堂さんに発注されたら(と悪魔のささやき)。
投稿: つきみそう | 2011年2月 2日 (水) 08時10分
ギンギン 笑。
冬になるとキンキンじゃないですか?
シルバーン始め愛用金属軸が冷たくてかなわないです。
冬は木に限るのかも?
投稿: 大阪のオバチャン | 2011年2月 2日 (水) 09時11分
大阪のオバチャン さん
確かに、冬の金属軸は難儀ですねぇ。それにしても、寒い、冷たいの表現で「キンキン」っていうのは、昔はよく言いましたけれど、最近は夏のビール専用になってますね。
投稿: つきみそう | 2011年2月 2日 (水) 12時37分
この写真、くまちゃん可愛くてたまらないです~
投稿: ペリカン堂 | 2011年2月 2日 (水) 21時26分
ペリカン堂 さん
ありがとうございます。親ばかですが、本当に彼女は可愛いのです。いつも写真を見ては自分の腕の悪さを呪っています。実物はもっと可愛いのに、写真になると全然やなぁ、と。
光線とか構図とか何も考えず準備もせずのスナップですから、まぁ仕方ないのですけれど。
投稿: つきみそう | 2011年2月 2日 (水) 23時42分