あちこち抜けてる
左甚五郎の名作「眠り猫」さながら、鼾をかいて寝ている「くま(仮名)」さん。こういうときは、ケージの扉が開いていても知らん顔をしております。
今日は語呂合わせでいい夫婦の日だそうですが、職場のセクションで呑み会。自分も企画に参加していながらコロッと忘れていて、「今日は夕方から紅葉の写真撮りに行くぞ」と思いつつ出勤。確認の声かけがなければそちらに行ってしまうところでした。
その呑み会、いい夫婦の日というところから夫婦の愚痴大会に発展。皆さんなかなかの美男美女揃いで、なんでも上手にこなす人たちなのに、なんでこんなに不満があるのか・・・・・というほどでした。きっと、私の妻もこういう風にいってるんだろうなぁ・・・・・と縮こまりながら、黙って聞いておりました。
ラベルについた青インク。ペン先をスリスリしては書き、書いてはスリスリしているうちに、サファリの美しい白軸が真っ青に。慌てて濡らしたティッシュで拭きまくって、あとから写真をとておけば良かったと後悔したのですが、ここに痕跡が残っておりました。
不器用な人がものを弄るとこういうことになります。不器用な人はまた、段取りも悪いもの。汚れるなぁと予測してものの置き方を考えたり、作業の手順を工夫したりすることもできないので、結果として出来上がったものは人の数倍ブサイクになる、というわけです。
小さな子どもがご飯を食べたあとみたいになりながら、ようやく頷ける程度までになりました。こういう大変なことを、他人のペンを預かってされるなんてまさに神業、といつも思います。私のようにあちこち抜けてる人間には、そういう繊細な作業は無理なのだと改めて認識させられます。
こいつはたまたま白い軸だったのでよくわかるだけで、これまで弄ってきたペンもインクまみれだったんだろうなぁ、と思いつつ、あちこちに残ったインクを見つけては拭き上げる、ということを続けております。
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コメント
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つきみそう改め「いんくふきみそう」のお名前を献上いたします(+_+)。
投稿: くーべ | 2010年11月23日 (火) 16時01分
くーべ さん
白軸には、青インクがよく似合う、と言っておきましょう(`_´)ゞ
投稿: つきみそう | 2010年11月23日 (火) 16時35分