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2010年6月 1日 (火)

まん

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 眠たくて仕方がない、という表情の「ちち(仮名)」さん。こういうものは家族の間でシンクロするようで、私も妻も欠伸ばっかり、目に涙をためながら、突然死しそうになるのを何とかこらえて犬の写真を・・・・・と下りてきて撮ったもの。飼い主が眠たければ犬も眠たい、というのは非常に都合の良いことです。

 昨日の夕刻、突然、妻からの電話。隠れて萬年筆買ったとか、そういうやましいことはないので、少しどきどきしながら受話ボタン。通話の内容は何ということはない、模造紙を大量に買って帰ってくれというものでした。

 あれ、さてはナガサワ文具センターへ行く予定がバレていたのか、と思いつつ、出張の帰り道、私の街では一番頼りになる文具店で模造紙の在庫をすべて買い占めてから、電車に飛び乗り神戸の街へ。1時間強の道のり、ウトウトと実によく眠れました。
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 模造紙といえど、大量にあるとかさばって、とても持ち歩けたものではありません。妻は徒歩通勤ですので、今朝は模造紙ともども妻を職場に送り届けるところから。そこで懐かしい顔に出会い、しばしの歓談ののち、私の職場へ向かいます。

 これは少し遅くなったかな、と思いつつ、何とか遅れずに到着・・・・・と、門の前で交通事故に遭遇。ブラインドコーナーをノーブレーキで回り込んできた自転車と乗用車との衝突事故です。自転車の高校生はコンクリートの擁壁へとはね飛ばされ、肩の骨を折りましたが、持っていたバッグが擁壁と頭との間に入って頭部の損傷は免れたそうです。
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 いや、実に恐ろしい。いつもと同じ時刻にここを通っていたら・・・・・と思うとぞっとします。まさしく、これまでの人生を運の良さだけで生き抜いてきた私なればこそ、というできごとでした。

 そういえば昨日も、神戸について、まずは文具も扱っている手芸屋さん、ユザワヤで用事を済ませてから、ナガサワ文具センターへ行きますと、何と、棚卸しのため臨時休業しているではありませんか。これだけネットを使っているのだから事前に調べていけば良さそうなものですが、それができる私なら今頃もっとお金持ちか大物になっていたことでしょう。

 しかし、ここでも幸運なことに、Pen Style DENは営業中でしたので、写真の萬年筆、レドゥンを無事手に入れることができました。まだまだあるだろうと多寡をくくっていたのですが、飛ぶような売れ行きで品切れ間近ということを先週末に聞いて、その場で取り置きをお願いしたものです。

 私が購入した時点で残り1本。実に危ういタイミングでした。あの日、よく売れていると聞かなければ、そのまま手に入れられずに終わっていたことでしょう。これもまた、ラッキーだけで生きてきた私の人生そのものです。
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 一見、セーラー定番のマルーン軸と見分けがつきませんが、これはバーガンディーなのだとか。今後の販売予定なしとされる、軸と同色、バーガンディーのインクが付属します。会計をお願いしている間に、実際に文字を書いて見せていただきましたが、実にいい色です。このペンはすでにあちこちのBlogなどで紹介されておりますが、インクの色がいい、という声が多いようです。

 このペンは好評につき、ことによると追加生産などもあるかもしれませんが、今回の限定48本だけの特徴、それがキャップに素捺しされたPenStyleの刻印。気をつけてみないとわかりませんが、オーナーだけを満足させてくれるポイントです。
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 ナガサワのオリジナル萬年筆である証、風見鶏の刻印もしっかりと継承されていますが、これまでにリリースされてきたものはロジウムメッキなどがほとんどで、このペンのように金色のペン先に刻印があるのは少数派なのだとか。

 そういえば、今年はナガサワ創業128周年。何か記念ものが出るでしょうか。そして、130周年には何をやってくれるのでしょうか。三宮センター街にもお店があった頃には、大都市なのに意外と洒落た文具店がない大阪を飛び越えて、よく「変なモン探し」に通ったナガサワ。これからも魅力的なオリジナル萬年筆を出し続けていただきたいものです。
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 「あげまんの女」という映画がありました。アンラッキーなときには「まんが悪かった」と言い、巡り合わせを改善するために呑みに行ったり遊んでみたりすることを「まん直し」などと言います。ここ数日の一連の出来事、まさしく、まんが良かった、としか言いようがありません。

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コメント

そういえばうちの手元にある風見鶏もピンクゴールドのメッキがされています。
金色は珍しいのですね。
勉強?になりました。

 二右衛門半 さん

 限定品ですから、普通より手間をかけたロジウムとかピンクゴールドとか、
そういうものにしようと考えるのでしょうかね。

 万年筆のペン先は金色、っていうイメージがあるので、こういうのが
好きですけれど。

今日はぐっすり寝過ぎたおかげで家に萬年筆を置き忘れた僕、朝から「まんが悪い」ですわ…(仕事、やる気が出ません…)
 これは「まんが良い」話。昨日某有名時計店から電話で「ともぞー様、カトウセイサクショの萬がいくつか入りそうですのでリストを見に来てちょー」との弟さんの電話が入りました。
 でもって「まんが悪い」話。ナンバ積立中の僕はつい取崩してしまいました、コレに…
 それでも「まんを時して」上方に向かいますのでヨロシクオネガイシマス!

訂正
 最後の行のは×「…を時して」→○「…を持して」
スンマセン

交通事故って怖いですね。
半分は注意、半分は運かと思っております。

 ともぞー さん

 どうぞどうぞ、「まんを持して」難波に来ていただいて、お帰りは
「(何本もの)萬を持して」ということですね。

 su_91 さん

 運転者とクルマ、それぞれが持っている「間」がうまくかみ合うと
スピード違反で捕まったり事故を起こしたりということが少ないように
思います。

 前に乗っていた車は特にスピードの「間」が合わなかったので、よく
制服を着て闘牛士みたいに旗を振る人に出会いました。

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