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2010年5月22日 (土)

大阪Rainy Night

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 雨の中、ようやく帰ってきた飼い主を眠たそうに迎えてくれた「ちち(仮名)」さん。別に雨だから帰ってくるのが大変だったわけではありません。自分が濡れながらも運んでくれるクルマのおかげで、それは楽に帰ってきたのですが・・・・・。

 川口先生のペンクリニックが開かれるということ、まだ一度も行ったことがないということ、この二点が合わさって、愛知県は岡崎市の竹内文具店にお邪魔してきました。
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 趣味の文具箱などでも店内の試筆コーナーが紹介されるなど、知名度では全国区のこのお店。すでにこのような記事がありましたので、だいたいの予想というか、こういう所なのだな、というのはつかんで出かけましたが、実際に行ってみると想像以上に「濃ゆい」お店でした。
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 お店の名物(のひとつ)である萬年筆おじさんの後、大きな一枚ガラスのウィンドゥの中で、川口先生のペンクリニックが行われています。今回で6回目となるこのお店でのペンクリニックは、予約をして来店される方が多いという特徴があります。ですので、非常に人数が多いにもかかわらずけっこうスムーズに進み、クリニックを受けている人は途切れないけれども、やたらに待ち人数が多いというわけでもない、という、ある意味理想的な光景が見られました。
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 お店の中で一部の人たちの注目を集めていたのがこちら。セーラーのショートタイプ萬年筆で、私が到着したときにはすでにもっともヘンタイなズームニブ付きの個体が売れたあとでした。

 キャップと尻軸がステンレス、胴軸にはインレイ入りで、ペン先はホワイトゴールド。ショートタイプというだけならよく見かけますが、こういう仕様のものはなかなか見つかりません。萬年筆好きは柔らかいペン先を探すことが多いのですが、あえてこういうがちがちに固い(材質の)ペン先を探すこともあります。今回はそれが、お店に入ったら目の前に陳列されていたのでした。
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 そこここで来店者同士が談笑する、穏やかな雰囲気の店内でしたが、突如、街宣車が飛び込んできたかと思うほどに雰囲気が一変。そう、この記事にあるとおり、「みずうみの悪魔」の異名をとる、伝説と喧噪の近江商人の登場です。竹内文具店のある岡崎は、こぢんまりとした静かな街。その街の空気を切り裂いて、わずかな滞在時間、あちらで買い物をしていたかと思えばこちらで背中を押し、豪快に堕ちていく様を見ては満足げに頷くという、いつもの光景が繰り広げられたのでした。

 自宅から2時間少しかけてやってきた岡崎。それだけでも聞いた人みんなにあきれられていたのですが、同じ2時間ならもっと濃い過ごし方がある、ということを身をもって知らしめてくださったのがどーむさんです。いやはや、実に天晴れ、天気は晴れ。新幹線で一駅以上離れているところへ自転車で来られるとは。
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 最後はそのどーむさんをご自宅までお送りしてから大阪方面を経由しての帰宅となったのですが、最後の同行者を降ろして高速に乗ろうと思ったら燃料計の針が隅っこの方でいじけております。経験上、このままでも帰るまで燃料はもつだろうと思いつつ、万が一のことがあると嫌なのでガソリンスタンドを探しますが、夜の大阪市内、驚くほどに営業しているスタンドがありません。

 空きっ腹を抱えたクルマをなだめつつ流す雨の大阪。人間様のお腹を満たすお店ばかりがやたらと目につくものの、肝心のガソリンスタンドがありません。ようやく見つけたスタンドで給油したところ、タンクの残量は5リッター。小一時間ほど彷徨っていた間のことも考えると、十分自宅まで帰れるだけの量が残っていたのでした。
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コメント

 来名、ご苦労様で御座いました
 岡崎には気付かず、名古屋市内を自転車でうろうろしてました
 皆さん岡崎に行かれていたおかげでゆっくり三光堂の店主のおっちゃんとお話できて良かったです
 また必殺背押人に背を見せることが無かったのは財布にとっては良い日になりました(僕は押されたかったですよ!って別途押されていますが、なにか?w)

お疲れ様でした。
こちらは本日、行ってきました。
なぜかお会いする人もおり、不思議なことです。

ホントにお疲れ様でした。
つきみそうさんがおみえだったのが、この二日間で一番の驚きでした。

 ともぞー さん

 まぁそんなもんですね。ここぞと言うときに違う場所に
行ってしまう、あとで知ってちょっと残念なんてことは、
よくあることでしょう。

 でも岡崎に来られていたら間違いなく背中とられていた
はずです。みずうみの悪魔に。

 二右衛門半 さん

 実はお店や宴会場で、二右衛門半さんの話でけっこう
盛り上がっておりました。初参加の方など、是非一度、
お目にかかりたい、とおっしゃってましたね。

 su_91 さん

 恐縮です。以前豊田市へお邪魔したときもそうですが、
周り人は遠いのにねぇ、なんて言ってくださいますが、
実際、車で行くとすぐに着く感じです。

遠路はるばるお疲れ様でした。
そして深夜にもかかわらず、自転車ごと自宅まで送っていただいて本当にありがとうございました。

おっしゃるとおり、人数の割りに恐ろしくスムースなペンクリの状況にびっくりでした。川口さんもおっしゃられていましたが、皆さんが予約してまで来られて個人店で6回目のペンクリというのはなかなかあるものではないですね。

 どーむ さん

 いえいえこちらこそ、お土産までいただきまして恐縮
至極です。これでご自宅のロケーションがわかりました
ので、ピンポンダッシュが多発するなぁと思ったら私の
手の者の犯行ということで・・・・・。

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