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2010年4月29日 (木)

昭和の日

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 シャンプーしてもらったので心底疲れました、という「くま(仮名)」さん。よその人に体を洗われ、あちこちこすられたりするというのは,彼女にとって相当なストレスのようです。実際、2頭一緒に出かけることで「これはおかしい」と感じたのか、「ちち(仮名)」さんなどは首輪から頭を抜いて逃走してしまいました。すぐに姿が見えなくなりましたが、心配した長男が探してみるとまっすぐ家に帰っていたそうです。

 そんな具合ですから、今夜はとても静か。家族がケージの前をうろうろしていても、遊んでくれなどとせがみません。2頭とも、とてもおとなしく寝ております。
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 今日は昭和の日。自分が生まれたから言うわけではないですが、昭和って偉大な時代だったと思います。特に自分が物心ついてからの昭和は、何事につけても明日に希望を持つことのできる、幸せな時代だったな、と。

 教員である父の収入だけで生活していた私の実家は非常に貧しい家庭でしたが、田中角栄さんのおかげ(?)で、見違えるほどにまともな暮らしができるようになりました。今日よりは明日、明日よりは明後日。先へ行くほど良くなると信じることができました。写真のキャップレスも、この時代のものよりは現代のものの方がよほど優れています。それでもこうした古いものをほしがるのは、資料的価値のみならず、それが持つ独特の雰囲気に惹かれるからだと思います。そして、その雰囲気こそが「昭和」なのです。
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 ちょこっとだけのぞくペン先。それでも十分にやわらかな、萬年筆らしい書き味を実現しているのは、今も昔も、キャップレスの大いなる美点です。この時代のものになると、意識せずに(乱暴に)ノックしても大丈夫ですが、ブレーキを踏んで車を止めるときをイメージしてノックするのが良いと思います。

 人の車に乗せてもらうことはあまりないのですが、タクシーやバスも含めて、かっくんブレーキがけっこう多いと感じています。自動車でも電車でも、上手な運転というのは動き始めと止まるときにショックがないことだと思っている私、かっくんブレーキにはけっこう厳しい方です。

 さぁ止まるぞ、というとき、ブレーキをぎゅーっと強めに踏み込んで速度を減じ、次第に右足の力を抜いていきますね。で、最後のところ、ここで止まるというときに、そのまま踏んでいると、かっくん、と来ます。止まる寸前で「スッ」と右足の力を抜いて、車が動きを止めた瞬間にそっとブレーキペダルをおさえます。そうすると、何のショックもなく車が止まり、転がることもありません。
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 キャップレスも同じで、カツンとノックしないで、ギューッっとノックして、最後に底をつく手前で力を抜く、というふうにしています。ガチャン、っていう感じでノックするのは、なにかキャップレスをいじめているような感じがして気がひけます。

 これから薄着の季節ですから、私のようにバッグ類を持ち歩かない人間にとって、シャツの胸ポケットにキャップレス、というのがいい感じです。ただ、メタボで汗かきの私ですから、胸に挿すのはあくまで現行品です。ストライプ柄のキャップレスなんて貴重なものは、やはりペンケースに収めて持ち歩くべきものでしょう。
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 ところでこのキャップレスのインサート、中央あたりが緑色に塗られ、HANDという文字が入っています。持つときはここをつかめ、という意味なのでしょうか。わざわざ色が塗られていることも含め、これがなぜかを調べることもまた勉強ですが、現在まで何も情報を得られておりません、これだから萬年筆趣味は楽しくてやめられませんね。

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コメント

私も同じく人のブレーキ癖が気になります。
助手席に乗せてもらった時、交差点で止まるときなどつい自分のタイミングで右足が動いてしまいます。
その時に自分よりブレーキのタイミングが遅い人の車にはあまり乗らないようにしています。

 wavio さん

 脚が動く、それ、よくわかります。

 私は基本的になるべくブレーキを踏まない主義ですので、乗ってもらえないかもしれませんね。

 僕も萬年筆購入にはノンブレーキ主義ですが、教習車の如くカミさんが助手席でブレーキ踏んでます(トホホ)
 

私なんか「3丁目の夕日」世代ですので、昭和どっぷりです。
月光仮面、力道山、ビー玉、、、
小遣い無いのによく遊んでいました。
お金持ちはほとんどいませんでしたね。
みんな長屋に住んでいました。
車は停車寸前にニュートラルに入れます、小さなショックが嫌いなもので。
まだまだレスキュー作業は続くよ。 もう疲れたけど

 昭和というより1970年の大阪万博には、未来というのはこんなになるのかと強いカルチャーショックを受けた世代です。その後の未来はインターネットと携帯電話くらいしか変わらなかったので、よけい強い印象を覚えているのかもしれません。今の上海万博が中国にとっては、あの時代なのかもしれないなぁ。
 つきみそうさんは、「渕上の足」も実践ですか。けっこう難しいぞ。

車のブレーキは、早めから緩くかけて最後に抜く。そう教わりましたし、余裕があればそうしております。でも、パニックになったときに、目一杯強く踏むことができない人も意外と多いんです。
ドライビングレッスンでは、目一杯踏むブレーキングをまず最初に行うんですよ。

ところで、道路の継ぎ目のショックを消すために、アクセルのオンオフを軽く行います。ほんの少しだけフロントが上下すれば良いんです。そんなことができる職人級のタクシードライバーも今じゃほとんど見かけなくなりました。

アクセルのオンオフですが、
FR の車ならそうですが、FFならどうなるのか私は知りません。

考えてみれば今のモノは車にしろ萬年筆にしろ、何も技量なしでもさほど苦にせず使えます。昔はそれなりの技量を身につけ運転もしたものです。それゆえにメカにも自然に詳しくなったモノですが・・昭和とは様々な理由で懐かしさを感じる時代だと思います。

 ともぞー さん

 ブレーキかけてもらえる内が華です。そのうち一緒にアクセル踏むようになったりすると大変ですよ。

 マオぢぃ さん

 AT車でそれをやると良くなさそうですねぇ。ペーパーフェイシングが減らないように、極力シフトしません。だって、走行中に結構シフトしますものね、手動で。

 くーべ さん

 万博はすごかったですね。人間洗濯機なんてのは未だに実用化されてないように思いますが、単にばかばかしいからでしょうか。

 渕上の足までは行かないまでも、一応回転計を見て、後にクルマがいなければ1500回転までにおさえて巡航速度まで乗せる、なんてことはやってますが、ここで1750回転まで許容すると嘘みたいに加速が良くなります。そこを我慢できるかどうか、ですね。

 きくぞう さん

 エンジンブレーキを最大限に使いますので、早めに緩くかける、ということはあまりしませんが、コンセプトとしては同じですね。

 今時のクルマは、パニックブレーキ踏むとABSが働いてしまいますのでアレですが、クルマの縦揺れを極力少なくするようにアクセルとブレーキを上手く使う、っていうのは常に練習しております。

 マオぢぃ さん

 きくぞうさんが仰るのは荷重移動の話でしょうから、駆動方式に依らず使えると思います。

 夢待ち人 さん

 簡単になったのは良いことですが、人間が退化しますね。でもそのために使用されるテクノロジーのすごさ。退化していく人間がこの先もそういうテクノロジーを生み出していけるのか・・・・って考えると興味深いです。

万博ですかあ?
同級生の中で授業が終わってから、ロシア館の裏手の塀を
よじ登ってタダで中に入ったのが居たとか。。。
まあ学校の隣が会場だったので、行くのに交通費は要らなかったけどね。
記憶によると同じビッグバンドの女の子とデートで行ったと思いま。
クボタ館の館長は高校の親友(3年前に死んだけど)の親父だし、
モルモン館の館長は、もう一人のバンドの女の子の親父だったけど、モルモン教は趣味が合わなかったのでパス。

ブレーキの感覚はわかりますが、キャップレスの感覚は初心者マークです。
「くま(仮名)」さんの腕枕が、また可愛いですねぇ。

 マオぢぃ さん

 万博は実に良く行きました。現在の千里中央駅の先に万博中央だったか、そんな駅があって、改札を出るとすぐ目の前に太陽の塔があって、というのを覚えています。

 名前も知らないような国のパビリオンはすいていたのでしらみつぶしに見ました。アメリカ館で90分、ソ連館は20分で入れましたので運の良い方だったのでしょう。

 su_91 さん

 現行品のキャップレスは意識せずにノックしても問題ないと思います。でも、そういうどうでもいいところにこだわりを持つのがヘンタイのヘンタイらしいところでしょうね。

 腕枕、これ、痛くならないのかと心配です。

うろ覚えだけど、千里中央から万博中央まではモノレールでしたね、たぶん?
阪急千里線は、最近「山田」駅ができたけど、その前はなかったと思う。
万博期間中だけ臨時で今の山田駅のところに万博専用の駅があったみたい。
おれは、鉄ちゃん違うぞ。
只今データ移行中で86%10時間経過。。。。これ失敗して2回目。
くれぐれも皆さんHDDおかしくなる前に交換しましょうね。

ATでギア抜くのは、いざ何かあった時にパニック起こして発進できなくなるのが落ちだから抜いてはいけないと教習所や豊中の免許センターで教わりました。
他人のブレーキは私も気になりますが、今は他人どころか車自身が訳の分からないブレーキをかけます。というのもプリウスをレンタルしたのですが、回生ブレーキがかかる条件が掴みにくくてぎくしゃく、分かった所で自分のかけたいかけ方と違うのでぎくしゃくと本当に疲れました。
フールプルーフという意味でのAT化は歓迎ですが、感性に関わる部分は残して貰いたい物です。
出来の良いボールペンより万年筆、クルトガとかオレーヌより繰り出しシャーペンに惹かれるのはそのあたりかも。

ardbeg32 さん
その、いざ何かあった時とはどんな時か教えてください。
もう運転し出してから40年弱ですが、昔はよくエンストして
周りの人に迷惑かけました。
ちなみに加重移動の話ですが、しだしてから25年くらいは
FRで経験ありますが、それから4WDが13年くらい、これも
アクセル踏んだら前が若干軽くなりましたが、いまのFFでは(半年)
そんな経験がないので加重移動に関しては、違うかなあと
思った次第です。

考えられるのは、突っ込んでくる車や人を避ける、ボーッとしてて前走車との間隔が開いて後ろからクラクションならされた時、など、自分が思ってもいなかったタイミングで車を動かさなければならない時じゃないですか?
いつでもどんなときでも一瞬で冷静沈着に対処できるのであれば余計な話かもしれません。が、教習所の先生曰く、俺は絶対大丈夫なんてのは絶対無いから、今日日の車ならDレンジでブレーキでも支障は起きないのでギアは入れておくことと教わりました。
入れずに事故を起こすより、入れててなんの支障がある、と締めくくられていました。
何回目かの免許更新の時、免許センターの説教おじさんが同じようなことを映画の前説で話したので同じ事を考える人がいるんだな、と思いました。

そうですか
私はかっくんがいやなので止まる前にニュートラルに入れています。
また、停止時にギアが入っているとうっかりブレーキの右足がゆるんだりすると前の車にオカマするので、これのほうが良いと
思っています。
この話はこれくらいにしときましょう。

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