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2010年4月 2日 (金)

復活折衝

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 寝ているところを撫で撫でされて、なにするのよぉ、と怒りつつもじゃれついてくる「くま(仮名)」さん。犬のお母さんは乳飲み子を動かすときに首のあたりを咥えて運ぶことから、その辺を撫でられると喜ぶ犬が多いようです。

 眠たいが半分、おもしろいのが半分でじゃれついてきて、だんだんと本気モードに変わってくるのも可愛らしいところです。「くま(仮名)」さんの場合、甘噛みもほとんどなくなりましたので、家族の誰もがすぐに可愛がりに行きますが、それを見た「ちち(仮名)」さんが嫉妬して大騒ぎ、というのがいつものパターンです。
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 背広の内ポケットというのは、けっこういろいろな力が加わるもののようです。何本かペンを挿しておいて、いざ使おうと取り出したらキャップだけだった、ということがよくあります。ネジ式嵌合のキャップをもつものの方が外れやすいようで、しばらく気づかないでいるとインクが干上がってしまっていることもあります。

 PILOTの漆と思われる萬年筆。取り出してみたらこんなことになっておりました。これでインクが入っていたら、コンヴァータが押されて悲惨なことになっていたかも知れません。萬年筆使うんだったらこれあげますよ、と言われて、ありがとうとポケットに入れたきり忘れていたものです。さいわい、胴軸はポケットの中から無事発見されました。

 しっとりとした握り心地。やっぱり私は、軽い樹脂製の軸より、金属製の軸の方が好みです。スリムですし、これから上着を着なくなる季節には持ち歩き萬年筆の主力になりそうです。
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 新年度には、新しい学年所属に合わせて職員室も模様替えをします。春休み中でも部活動などで生徒が来ていますので、実際に机を動かすのは新しいクラスを発表してからになりますが、座席の配置はそれより前に決めておかなければなりません。

 今年はスタッフが大幅に減りました。お、空いた机に荷物を置けるぞ、と手ぐすね引いている人がけっこういますが、それを認めてしまうと職員室がガラクタ置き場になってしまいます。学園ドラマに出てくるようなこざっぱりした職員室、私はあまり見たことがありません。忙しいこともあって、整理整頓がされておらず、モノがあふれている状態の机がほとんどです。

 スペースがなければないなりに、嫌でも整理整頓をするようになりますから、空いた机を運び出すことにしました。そのこと自体はみんな賛成なのですが、いざ座席配置を決めようとなると「ここにもう一つ机があったら・・・・・」なんてことを思ってしまうわけです。
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 運び出すと決めた机を残しておいて欲しい。昨日は何件かの「復活折衝」がありました。机をくっつけてできたグループを「島」と呼ぶのですが、ちょっとしたつぶやきから始まる情報交換など、同じ「島」の中であればうまくいく、ということで、ひとつの「島」を大きくしようという動きが出てくるのです。

 職員室の中を移動するのに、一番邪魔なモノは机の周りで立ち話をしている先生たち。狭いところで女の人が立ち話をしていると、通り抜けるのに無茶苦茶気を遣います。ひとつ間違えばお尻を触るセクハラ親父になってしまいかねません。コーヒーを入れて自席に戻るときなど、関門海峡を通り抜ける船長さんの心境です。

 人が多いときなら、少々条件の悪い席でも「仕方ない」と諦めていても、余裕があるといろいろ言いたくなる、それも仕方のないことかも知れません。まぁなにより大事なことは緊密な情報交換ですから、減らそうとしていた6つの机のうち、2つを復活させることになりました。週が明けて火曜日には始業式。いよいよ新学期が始まります。
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コメント

 机って無けりゃ無いでなんとか整理してやるんですが、有れば有ると拡げちゃうんですよね…(哀しい性です)
 新しい席での新学期、楽しい1年でありますように!

 (母子の修羅場を横目に父親は何もできんなぁと無力感に苛まれつつ一夜を過ごしたともぞーでした。妻に感謝!)

 ともぞー さん

 スペース無かったらあきらめますもんね。実際、人と同じスペースでもきちんと収納してすっきり、という人はいっぱいおります。見習いたいところですね。

 まぁ、横目で見ているだけでも立派です。私なんか寝てました。

嘘でも良いから妻に感謝していると言いたいです(苦笑)

よく見れば、えらい古いペン先ですね。
しかも写真の写り具合かもしれませんが、
えらいところに切り割が・・・
左ひねりの人には書き難そうな。

 マオぢぃ さん

 感謝しまくりです、私。

 ひろなお さん

 気づかれましたか。これでもけっこう普通に書けそうです。エアペンで試しただけですが。

つきみそうさん

立派でもなんでもないですよ。
つくづく女って我慢強いなぁと思いました。
ただ、どっかでガス抜きしてやらんとやってられないとも感じます。
今はただ、感謝感謝…
(もう少し待ってね、オレの万年筆熱が収まったらって、殴られる?w)

このシリーズ、密かに息が長いですよね。
こーゆー地味な製品を作り続けているパイロットは、やっぱり偉大だなぁと思う次第です。

 ともぞー さん

 まぁお休みの日に少しだけ子守を代わって昼寝してもらうとか、ね。それでもそんな時に限って泣き出したりするんですけれども。

 私はそういうことを気にしたこともなかったので、妻にはストレスかかっていたんだろうなぁと今更ながらに思います。

 su_91 さん

 何というか、何の変哲もないものを手を抜かずに作るって、簡単なようで難しいことですね。PILOTは偉大、に同意です。

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