う~ん、これは・・・
つい数日前まで自分が入っていたケージ。なじんだ匂いがするのでしょう、あれ、何だろう、と警戒しつつも興味を示している「ちち(仮名)」さん。こういうときに、「トンッ」と足を踏みならすと、2メートルぐらい後に飛び退いてしまう、実はとっても恐がりな彼女です。
お昼頃に家を出て、妻と向かった先はイタリア料理の名店ドンナロイヤさん。昨年末あたりから忙しく、長いこと顔を出していませんでした。オーナーシェフもさることながら、このお店はなんと言ってもマダム。年配のカメリエーレお二人とともに、このお店のすばらしい雰囲気を作り上げていらっしゃいます。このマダムのお顔を拝見するためにお店に行っているようなものです。
分度器ドットコムさんのリアル店舗へ行きますと、かなりの高確率で店番をされているオーナーの妹さん。猫がお好きだということで仕入れられている、何とも味のある木製の猫。とはいえ、まったくもって普通のキーフォルダーです。普通はこれで十分ですが、こういうものでは役に立たないというケースがあるので困っております。
ドンナロイヤさんでおいしいランチをいただいた後、神戸大丸で開かれている高橋留美子展を見て、グッズ売り場を物色するも希望のものが見つからず、時間が来たので元町のpen and message.さんへ。妻だけ聞香会に参加した後、そそくさと東急ハンズへ向かいますが、ここでもマグカップと老眼鏡を買っただけ。結局、収穫なしで帰ってきたのでした。
そんなに必死に書かんでも、誰も食べへんがな・・・・・と突っ込みたくなるような注意書きがついたこれ、高速道路のSA売店で必ずといっていいほど売られているストラップです。大と小、二つともおいしそうなパンをかたどったもので、手に持った感触はまさしくパンそのもの。天然でもって鳴る我が娘など、「匂いもするかなぁ」などと確かめてしまうほどです。
これくらい大きなものをつけておけば、鍵の紛失が防げるのではないか、というわけです。私は職員室に近い位置の個室を二つばかり管理する立場なのですが、生徒指導や来客との対応に便利なため、空いていることがないほどの人気ぶりで、それが仇となって、よく鍵が行方不明になるのです。
その原因はずばり、忙しすぎること。民間企業などでは、その辺も含めてきちんと訓練されているようですが、うちの業界はそこら辺が実にダメダメなのです。あとで返そう、と思っていながら数週間も・・・・・なんてことがこれまで何度もありました。
こういう大きなものをつけておけば、ポケットや引き出しに入れにくく、持っているだけで邪魔なので、使ったらさっさと返すようになるはずです。昔から学校では、かまぼこ板の倍ほどもある木の板に部屋の名前を書いたものを鍵につけていたのものですが、割れてしまったり、板の重みで鍵が抜き差ししにくくて歪んでしまったりするので、軽くてデカいものを探していたのです。
指で押すとぐぐっとへこみ、話すとゆっくりと戻ってくる。焼きたての柔らかいパンそのものの感触です。明日からはこれをつけた鍵を私の机の横に掛けて、必ず声を掛けて持ち出すようにしてもらうことで、鍵の紛失ゼロを目指そうと思っています。
実に大人げないのですが、これくらいしないと駄目な雰囲気があり、鍵の紛失より何より、その雰囲気を何とかしていくことの方が大切だと思っております。今更ながらのQC運動ですが、果たして実を結ぶのでしょうか。
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
アイデアはいいと思うけど、すぐ手垢で、、、
昔の学校の廊下なら、落として油だらけになって、、、
(いつも私は昔話になるなあ)
投稿: マオぢい | 2010年3月23日 (火) 00時00分
マオぢぃ さん
手垢がつくまでもつでしょうか。こういう大人げない対応をすることで、鍵の管理をしっかりせぇよ、というメッセージが出せればそれでいいのです。
投稿: つきみそう | 2010年3月23日 (火) 00時03分
面白い試みですね。
私なら本当にかじって歯型の跡をつけてしまいそうです。
投稿: wavio | 2010年3月23日 (火) 01時27分
wavio さん
これ、ホンマにかじりそうです。手触り抜群ですしね。
投稿: つきみそう | 2010年3月23日 (火) 02時20分
んー、セキュリティ的には鍵の管理台帳とセットにして、入退出記録書かせますけどね。
書かんかった奴はペナルティで1ヶ月利用禁止。あとそれと始末書ですな。無論校長印貰ろて。鍵無くしたら当然実費で弁償です。誰かが鍵借りパクしてたら見つかるまで利用禁止。
それくらいルールをきちっとせんと習慣づきません。
転職した今の会社もそうですけど、要は当事者意識が薄いんですわ。
もし開いてる部屋で生徒さんが事故でも起こしたら、とか、備品盗まれたら、とか、当事者やと思てへんから平気で鍵も無くすしどないもない、おおげさや、と思うんですわ。
私が中学生の時なんか、鍵無くそうもんならゲンコツぐらいで済まへんかったですけどねぇ。それとセンセが鍵持ってく時はそのセンセの名前の札を鍵の代わりにかけて誰が持ってってるかよう解りました。不便や、いう話もあったらしいですけど、主事のセンセが二つも三つも鍵持ってってお前の体は分裂するんか!って一喝して終わりでした。怖かったけどエエ時代やったと思います。
投稿: ardbeg32 | 2010年3月23日 (火) 02時22分
そういや、ありましたねー。
木の札がたくさん掛かっていた鍵のコーナーが職員室に。
確かに、空白の箇所が何カ所もあったことを覚えております。
管理する人は大変ですね、私はといえばそもそも鍵を持って行くようなことが稀でしたからその点は可もなく不可もなしで済ませてきました。
やたら同級生の数が多かった時期の特権ですな。
投稿: 二右衛門半 | 2010年3月23日 (火) 08時06分
私は若いカメリエーラの方が、、、
投稿: マオぢい | 2010年3月23日 (火) 10時38分
どちらも管理のルール作りが大変ですね。
この美味しそうなストラップ、描かれている絵がまたなんともいえませんねぇ。
投稿: su_91 | 2010年3月23日 (火) 21時24分
ardbeg32 さん
当事者意識の欠如・・・・・まさしくそれでしょうね。鍵の管理台帳なんて、まず無理でしょう。
投稿: つきみそう | 2010年3月24日 (水) 00時10分
二右衛門半 さん
そうですね、生徒の方がよっぽど律儀に鍵を返しに来ますね。
投稿: つきみそう | 2010年3月24日 (水) 00時10分
マオぢぃ さん
同意。私も1票
投稿: つきみそう | 2010年3月24日 (水) 00時11分
su_91 さん
おいしそうですよ、実に。ちぎろうとする人が多いので困ります。
投稿: つきみそう | 2010年3月24日 (水) 00時11分