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2010年3月31日 (水)

Cherry

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 例によって、よく寝ている「くま(仮名)」さん。一方の「ちち(仮名)」さんはうるさく鳴いておりますので、つい「ちち(仮名)」さんの方をかまいに行ってしまうのですが、寝ているようでいて、その様子をしっかり観察しているようです。

 その証拠に、「ちち(仮名)」さんだけを可愛がってそのままにしておくと、必ずといって良いほど起き上がってきて鳴き出します。そういうところがまた可愛い、となってしまうのが親ばかなところです。
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 デモンストレーターで変なモンはないのかな、と探していて遭遇した1本。この季節にぴったりの色合いです。実物を手にすると何とも安っぽいのですが、安っぽいのを隠そうとしていないところが実にいい感じです。

 透明ピンクの軸とキャップに、透明イエローのクリップ。キャップは落とし込み嵌合ですが、インナーキャップなどはなく、キャップの口の部分と首軸、それぞれの段差がかみ合う方式です。
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 その首軸は、透明ではありませんが鮮やかなイエロー。こういうカラフルな萬年筆を見ていると、思い浮かぶ言葉は「貢ぎ物」でしょうか。実際、ええおっさんがこんなペンを仕事場で使っていたら、まさしく変態(漢字)でしょうね。

 メーカーは天下のウォーターマンです。少し先が寄りすぎているようにも思われますが、切り割りは左右均等に入っております。ペン先はFですが、エアペンで書いてみても、それほどガリガリするわけではありません。こういう安い鉄ペンに限って切り割りがまとも、というのも皮肉なものです。
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 そういえばこのペン、セラーさんがアメリカ未発売だぞ、珍品だぞとさかんに煽っていたにもかかわらず入札がなく、開始価格で落ちてしまいましたので、送料が本体価格の倍以上という変なことになってしまいました。やはりこういうペンは、サクラでも用意して値をつり上げないと駄目なのでしょうね。

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コメント

このブログを読んでいて、そう言えば昔は万年筆好きだったのに
興味を無くしたのは何故だったかと考えてみました。
30年くらい前でしょうか?
ずっと昔からボールペンは嫌いだったのですが、出先でたびたび
ペンが必要なのですが、英語でサインする必要もあるので、万年筆を探したところ先が三角錐のような複写も出来る万年筆を買ったのですが、これがダメでした。
(ボールペンで英字サインは絶対に嫌いです)
どちらかと言うと嫌いなボールペンに近く、それにつれられて万年筆にも興味を無くしてしまいました。
さあ、現在どうしようか思案中です。自分に合うような万年筆を探して買うか、それとも諦めようかと。。。
軸の横に付いているレバー式の吸引器ですか、あれが好き。

 マオぢぃ さん

 三角錐のような複写もできる・・・・・って、セーラーのトライデントでしょうか。

 レヴァー式のものは趣味性の高いものに残っていますが、やはり回転吸入式とかカートリッヂ式がほとんどですね。

 萬年筆、いきましょう。

この首軸の色が、またなんとも言えない味を出してますねぇ。
ニブだけは、そこそこの物に見えますね。

書き心地に定評のあるウォーターマン・エキスパートのペン先と
同じペン先でしょうか? これはかなり期待できそうですね。

ウォーターマンに限らず、ラミー・サファリ、ペリカーノなど
安価でも書き味の良いものは多いですが、つきみそうさんが書いて
おられるように、これらの低価格万年筆で切り割りが妙なものに
出会ったことはありません。ルーペで見てもペン先段差はないし、
切り割りも適度に拡げられて腹開き状態です。別組織の子会社が、
品質管理の行き届いた最新の装置で作っているのかもしれません。

想像するに、高額品購入の主誘因は胸ポケットからのぞくすてきな
クリップや天冠、磨き上げたくなるような美しい軸であって、
書くこと自体は目的でない購入者の層もかなり厚いのでしょう。
ペン先はついてさえいればいいやというのが購入者の意向なら、
作る方がそれなりの対応になるのも仕方ないのかもしれません。

マオぢぃさん、ボールペンも嫌、万年筆も嫌。ということは複写用紙へのサインはどんな筆記具でやってるんでしょう?

そういえばうちでも何かのお祝いで貰ったっぽい、アメリカ製のパーカー45フライター万年筆をカートリッジ買ってきて復活させました。とても細字なので、醍醐味はありません。うちにあるものは、つきみそうさんのお持ちの趣味の万年筆と比べると二束三文の価値もございませんが・・・。

ことの始まりは、銀行の外為関係はサインを登録しているので、
印鑑無しに銀行関係の仕事は済むのです。
で、万年筆でサインをしていたのですが、下の複写紙にちゃんと
サインが移らないので、下の紙に再度サインをしなければならない。
それがイヤなので(ボールペンで英字サインもイヤ)三角錐の
先の万年筆を買ったのですが、こいつはボールペンと万年筆の
不便なところだけ持っている。
仕方がないので、嫌々ボールペンで英字サインしてました。

 su_91 さん

 おっしゃるとおり、軸とのコントラストが綺麗です。

 zato_chan さん

 その通りで、本当に変なペン先には出会いませんね。マン100などの高価なものの方がよっぽど偏った切り割りに出会う確率が高いように思います。

 ただ、いかにアクセサリー化しているとはいえ、肝心なときに書けないのも格好の悪いものですが、どうなのでしょうか。高価なペンを買える人なら周囲に実用的な筆記具をもった人が控えているのでしょうね。

 マオぢぃ さん
 くーべ さん

 ごく少数ながら、複写もできるように高筆圧に耐えるようつくられたペン先もありますね。そういうものを使われるのも一つの方法です。

 パーカー45フライター、数は出ていて珍しくはないものの、できの良いペンですね。私のところには最近変なペンばっかり集まってきています。

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