« クリアスペース | トップページ | とられた気分 »

2010年2月22日 (月)

ここにおったんか・その5

Rimg0004
 鬼に金棒、のクッションがいたくお気に入りで、いつもアゴをのせてはくつろいでいる「くま(仮名)」さん。夕食時、いつもなら私もお相伴させてと鳴くのですが、今日はお散歩からかえってすぐということでお疲れです。

 ここでアゴの下に手をつっこんでこちょこちょやるとまんざらでもなさそうですが、肉球をいじると、その手を舐めにきて、やんわりと噛んでみたりします。どうも触られたくないようですね。
Rimg0023
 eBayに出ているのを見て、そういうのがあったはず、と探し出したセーラーの萬年筆。クリップはメッキでしょうか、表面の銀色がところどころ剥げておりますが、(おそらくは)同じ時期に作られた他のモデル同様、特徴的な形をしております。

 ペン先は14Kで、これといった特徴もありません・・・・・などと言ってしまって良いものでしょうか。これがなかなかのものです。PILOTのウルトラスーパーほど大きく見事なものではありませんが、首軸とペン先が綺麗にツライチになっております。首軸の断面もおもしろい形で、ペン先の側は潜水艦のデッキを見るようですし、その裏側は昔の多角形キャップレスのようです。
Rimg0026
 それより何より、外観上、お尻が三角形断面になっているところが目をひきます。キャップを閉じているとわかりませんが、胴軸と首軸とを組み合わせるときにネジのどの位置から入るか、それによって筆記時にお尻の三角形がどの方向に向くのか一定しませんから、カートリッヂを差し替えるたび、「三角形の頂点がペン先側に来たら恋人と出会う!」なんてプチ占いが楽しめますが、楽しんでいる本人は恋人というより変人ですね。
Rimg0025
 潜水艦のデッキに見えるショット。当然のことながら塔やハッチなどはありません。首軸に設けられた突起(120度間隔)がキャップをしっかり保持する、セーラーお得意の方式です。

 今で見ると廉価版にしか見えないのですが、けっこう手の込んだ作りです。販売されていた当時は高かったのでしょうか。そしてそれはいつ頃のことでしょうか。セーラーに興味を持ち始めたのは最近ですので、さっぱりわからない1本です。こういう変なのを持っていると、二右衛門半ファミリーの一員と見なされてしまうのでしょうねぇ。
Rimg0027

« クリアスペース | トップページ | とられた気分 »

コメント

こんなペン、初めて見ました。
二右衛門半臭がぷんぷんしますねぇ。

尻軸の三角形断面も珍しいのですが、wavioとしてはセーラーがインレイニブ(?)を造っていたのが吃驚です。

もう引き返せないところまで逝ってしまわれたように感じてしまいます……もうこうなったら「変なモン」の道を邁進されるしかないと思われます……合掌(笑)!

 su_91 さん

 おっかしいですねぇ・・・。私は二右衛門半であるかどうかを判定する委員なのですが、木乃伊取りが木乃伊に、でしょうか。

 wavio さん

 そうですね、インレイドニブですね。セーラーはシェーファーの日本代理店やってたわけですから、その辺でインスパイアされたのかもしれませんね。

 たがみ たけし さん

 逝ってしまってますかぁ。やっぱり。変なモンの道と二右衛門半の道との間には通じるものがあるのかもしれませんね。

うーん、パイロットのはめ込みニブのとか、四角い軸のとか買いたがるってのはファミリーの素質があるのでしょうか?はめ込みニブのはつい先程落札しちゃったし四角いのも落札しそうで・・・
普通の人のつもりだったのに(失礼!

この突起、古いシェーファーのと同じ固定方法ですね。あれ、固定方法としては秀逸かもしれませんが分解清掃する際無茶な洗剤使えないんで考え物です。

 ardbeg32 さん

 ファミリーって・・・・・。あそこのファミリーは怪しいペンばっかりため込んでるからちょっとかわいがってきてやれ、とかいって、ドン・モリレオーネとかいうおっさんが命令する・・・・・というストーリーを考えてしまいましたがな。

くま(仮名)さんハァハァお気に入りとかあるんですねっ‥めっちゃかわゆーです><
ちょびはもうどこでもいいって感じだし、おもちゃはそもそも興味すら示さないのでうらやましいでございます(*´艸`)

 ちょびママ さん

 うむ、性格ですかね。でも、そういう「くま(仮名)」さんを見習っているというか、いつも見てますから、「ちち(仮名)」さんも同じようなことをしますね。そう考えると性格というより習慣とか生活環境とかでしょうね。、

あれ?これってこのキャップでした???
本体を見ると明らかにジュビリーなのですが、キャップはダンディ18みたいな。。
なんでしょね?

 二右衛門半 さん

 あれれ・・・・・。もしそうなら大変です。

 昨年の例のショート狂想曲の際、二右衛門マスターが持ってこられた「セーラーショートの軸にプラチナのキャップが最初からついていた」という故事を再現してしまったことになります。

 あ、あぶない。私の内部が二右衛門半化してきているのかっ!

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: ここにおったんか・その5:

« クリアスペース | トップページ | とられた気分 »

2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

最近のトラックバック