ここにおったんか・その3
なぜか大きく顔をそらしてしまう「ちち(仮名)」さん。この子も写真を撮られるのを嫌がる方で、カメラを向けるとこうしてそっぽを向いてしまいます。左手に何かを持って気を引いたり、声をかけたりしながら撮るのですが、肝心のシャッターが切れるところできっちり外してきます。その瞬間、っていうのが犬にはわかるのでしょうか。
この数コマ前で「撮った!」と思ったのですが、やはり犬の動きは速く、私の腕では捉え切れておりませんでした。見事に流れていますが、ブレた分、目がウルウルになってかわいいなぁ・・・とまたも親ばかです。
昨年のゴールデンウィークあたりから行方知れずになっていたペンを発見しました。一番苦手なことではありますが、やはり、整理整頓は大切ですね。特にこのペンは気兼ねなく普段使いができて、そのうえそこそこの重量感もあるという、けっこうツボに来る1本でしたので、今後はしっかりとキープしていきたいところです。
シェーファーのノンナンセンス、ステンレスです。軸とキャップがステンレス製ですので、手にしっくり来る重さですし、何よりシェーファーです(意味不明)。
キャップに貼られたラベルから、おそらく2000円で売られていたものでしょう。ボディサイズはまさしくアメリカンで、手の小さな人、特に女性などには敬遠されそうですが、お尻にキャップをポストして書くときのバランスはなかなかのものですし、これだけの大きさであればキャップを挿さないで書く人にも向くのではないでしょうか。
オープンタイプながら、ぐっと回り込んだペン先は、シェーファーならではのクラシカルな印象。インレイドニブも大好きですが、このタイプにも魅力を感じます。誰が言ったか知りませんが、関西人には粉もんとシェーファー、と言うぐらいですから、未体験の方は是非一度お試しください。樹脂軸のタイプでしたら、今も神戸三宮のナガサワ文具センターで購入することができます。
日頃、職場で何かの書類に書き入れる際にはPILOTのデスクペンを使っております。遠くの親戚より近くの他人。意識しないでささっと使う場面においては、上等な金ペンをおもむろに出してくるより、デスクの引き出しに放り込んである鉄ペンの方が数倍使いやすいのです。
その気軽さが災いしてか、よく行方不明になるのは宿命のようなもの。最近見かけないなぁと思っていたら書類の束の中から出てきたり、おそらくは誰かの机の上に放置されていたのでしょう、気がつくと自分のデスクにぽんと置かれていたり。その延長で、樹脂軸キャップレスやら黒エボナイトの大橋堂なんかを持って行かれた苦い経験もあって、良いペンは常に上着の内ポケットに入っております。
デスクペンや、このノンナンセンスあたりなら、「ちょっと貸して」と裏書きされても、笑って見ていられます。私と同年代の人でも、萬年筆の使い方を知らない人ってけっこういますし、うちの業界は文房具に関する知識なんてほとんどないような人ばっかりですから、最近は布教活動も小休止です。
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私も近鉄奈良線の生駒山地の麓に住む人間ですが、関西人にはシェーファーですか(笑
いや万年筆にハマりだしてまだ数年にしかならない私ですが、どっぷりとシェーファーにハマっています。
それもノンナンセンスと同じニブを持つBAXを入手してからズブズブと・・・
万年筆の裏書き、本当ですか!?いくら触った事がなくとも、漫画のツケペンの絵面ぐらいはみんな知っていると思ったのですが。もう絶滅危惧な文房具なのですかね。
(その割には毎日のようにオクに出品される良い万年筆があっというまに高値につり上がるのは何故?w)
シェーファーのインレイドニブなら、そういう知識のない人に貸してもまぁ笑って見てられますが、オープンタイプのEFニブのペンなど怖くて触らせる事もできませんね。
投稿: ardbeg32 | 2010年1月27日 (水) 02時04分
ardbeg32 さん
生駒山地に日が沈むのを毎日眺めております。生徒はカラフルなのが好きですから、ペチット1などを使う子もけっこういて、むしろ先生方より慣れております。萬年筆を知らない人に書かせると、おそるおそる書く人、大胆に裏書きする人、横に向ける人と様々です。
そういう書き方をされても、シェーファーは華奢に見えてけっこう頑丈ですから、壊れることはないでしょうが、確実に再調整が必要になりそうですね。特にEFあたりは、段差ができると厄介そうです。
投稿: つきみそう | 2010年1月27日 (水) 03時12分
以前からノンナンセンスの意味に首をかしげていましたが、記事を拝見してそういう意味だったかと思わず納得してしまいましたね(笑)
投稿: 夢待ち人 | 2010年1月27日 (水) 09時14分
夢待ち人 さん
実際これ、どういう意図で命名されたのでしょうね。わかるような、わからないような。答は各人の中にある、ということでしょうか。
投稿: つきみそう | 2010年1月27日 (水) 10時09分
このペンどこかでみたなぁと思って調べたら、pelikan_1931様の2006年12月12日の記事に紹介されていました。1986年のカタログに載っていたんですね。
命名の由来、どーむ様によると、本国名No-Nonsense=無意味ではない→価値がある、ではないかとのこと。
同じペン先のBAXに極黒を詰めて愛用していますが、確かにこのペンはイケてる!って思います。
生徒の皆さんも誰に教わったわけでもないでしょうに、ちゃんとペチットを使われてるわけですから、ペンを見て構造的にどう握るかはわかりそうなものだと思うのですが・・・
これまで高額のペンを他人に貸す機会はなかったのですが、気をつける事とします。
投稿: ardbeg32 | 2010年1月27日 (水) 15時15分
ardbeg32 さん
むしろ生徒は覚えるのが早く、やっかいなのが大人です。自分がこう持つと思い込んだらそう握るのです。
最近は、まず目の前で書いて見せて、書いたら気持ちいいですよ、といいつつ渡す、ということにしております。
投稿: つきみそう | 2010年1月27日 (水) 16時18分
>何よりシェーファーです
やっぱり良く判りませんが、反面なるほどと頷いてしまう言葉ですね。
やっぱり、シェーファーですからね。
投稿: su_91 | 2010年1月27日 (水) 21時33分
su_91 さん
そう、やっぱりシェーファーなんです。わかるよね・・・・・ってそれはPILOT。
投稿: つきみそう | 2010年1月27日 (水) 22時03分
ペチット?ペチット?ペチット?
何の意味かと考えてたら、、、
あっ、そうか?
プチねえ。プチブル、、、昔そんな言葉あったなあ。
投稿: | 2010年1月28日 (木) 00時22分
ごめん、名前入れるの忘れた。
投稿: マオぢい | 2010年1月28日 (木) 00時22分
マオぢぃ さん
プチブルってあんた・・・・・って言われまっせ。確かに最近、その言葉は使われませんね。
投稿: つきみそう | 2010年1月28日 (木) 12時14分