マルつけ
むしゃむしゃ。ゆったりと寝そべってお食事中の「くま(仮名)」さん。とってもお腹がすいているときにはごく普通に立ったまま食べますが、余裕のあるときはこうして寝ながら食べる、その姿もなかなか堂に入ってきました。餌鉢を咥えてちょうど良い位置に動かし、むしゃむしゃと食べる。むしろ立って食べるより大変そうに見えるのですが、彼女はその方が気に入っているようです。
中学3年生の場合、授業は3月半ばまで続きますが、2月頭に入試があるので、この時期には教科書の内容をすべて終えていなくてはなりません。それはそれで計画的に進めていけばよいことなのですが、問題は終わったあと。それでなくても高校の予備校化している現在の中学校で、教科書が終わった、内申書の成績が確定したとなれば、授業にのぞむ態度がええ加減になる生徒がぐっと増えてきます。
入試のために勉強するんじゃない、っていうのは大前提ですが、受験生たる生徒たちにとってはそんな建前はどうでもいい話。受かるかどうか、っていうことが最大の関心事であるのは当然のことです。偉そうに言ってる先生たちも、その昔受験生だった頃はやっぱり・・・・・ですからね。
結局今の時期は、3年間の総復習をかねて、過去の入試問題を解かせては解説する、という形の授業になります。生徒たちはけっこう真剣に取り組んでくれているので、やれやれというところです。
この先、目指す高校に合格した生徒が増えてきますと、だんだんと授業がだれ気味になってしまいがちですが、そこを何とか引っ張るのが私たちの仕事なので、あの手この手、あらゆる手段を使います。
プリントを配って問題に取り組ませ、その間に机の間を回りつつ、生徒の書いた答をチェックしてマルをつける、ということをやっておりますが、そんなときに萬年筆は少し使いづらいので、ソフトペンを使っております。プラチナの製品がデファクトスタンダードですが、インクの消費も激しく、どんどんカートリッヂがカラになるので、最後は中の「玉」を抜いて保管しておきます。この玉、PILOTのCON-50で棚吊りが起こりやすいときに中に入れると具合がいいのです。
写真のインクボトルは陶器製。しっかりとシリーズ化されて継続しておれば、確かにエコだったのでしょうが、あまり見かけないところを見るとディスコンになってしまったのでしょうか。このボトルに30分ほどつけておくと十分にインクを吸う、ということですが、何やらパーカー61のキャピラリーフィラーを思い出しますが、そんなところも、このペンが姿を消した原因なのかもしれません。
3年生を抱える先生は大変、と思われがちですが、実はこの時期、事務的な面はほとんど完了で、あとはダレて来る生徒をいかに授業に集中させるか、というところが最大の仕事になってくるのです。これから3月まで、生徒が学校にやってくるのは30日あるかないかなのですが、先生たちにとっては過酷な日々が続くのです。
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コメント
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今の時代、30分待つという事がなかなか出来ないのかもしれませんね。
お特用20ccって、えらく微妙な数字な気がします。。
投稿: su_91 | 2010年1月28日 (木) 21時13分
su_91 さん
実際にボトルを見ても、お徳用とはほど遠い小ささに見えます。30分つけてインク吸入したらどれぐらいマル付けできるのか、いずれ確かめてみようと思います。
投稿: つきみそう | 2010年1月28日 (木) 22時56分