小柄な体を精一杯伸ばしてワンワンと訴える「くま(仮名)さん。犬の生活はたいへん規則正しいといわれますが、我が家のわんこたちは飼い主がBlogを更新する頃になると「そろそろケージから出してもらえる時間」とばかり吠えまくるのです。ここで相手になると「吠えたら出してあげますよ」という約束をしたことになるのでぐっと我慢。やがて落ち着いて静かになったところで優しく話しかけてケージの戸を開けます。
ずっと出しておいてやるという選択肢もあるのですが、平日の昼間はずっとケージの中で過ごしていますので、お散歩を充実させて、できるだけそちらで発散させてやることにしております。
昨日の主役はこのノブレスになるはずでした。川口師のペンクリニックに連れて行くため、インクを吸入しようとした瞬間、首軸が消えました、東急ハンズ心斎橋店のオリジナルインク「侘」のボトルの中にお隠れ遊ばしたのです。
さっそく古い菜箸を使ってサルヴェージしましたが、その時は慌てていて写真どころではなかったので、あらためて「再現」したのが上の写真。箸がインクに染まっているのが当時の惨状を物語っております。
原因はコンヴァータの不適合。やはりねじ・バネ付きのコンヴァータでないと無理なのでしょうか。純正品はすでに無いそうですし、ロットリングのコンヴァータを挿すと抜けなくなるという話も聞きました。手持ちの中ではウォーターマンが比較的良さそうでしたが、ペリカンも試す値打ちありとのことでしたので、じっくり検証してみようと思います。
ちなみに、コンヴァータを装着した状態で持ち歩いた後、胴軸を外してみたらこんな状態。これでは恐ろしくて持ち歩くことができません。やはりカートリッヂで使うしかないのかもしれませんね。
午後からご無沙汰しているル・ボナーさんを訪ねますと、懇意にされているお客さんが店主のイタリア旅行に「難癖」をつけている最中でしたので、早速われわれ夫婦も参戦。完膚無きまでに叩かれた店主、さすがにややムッとされていたことと拝察しますが、そこはイタリア人を自称されるだけあって最後まで楽天的に物事を考えようとされていたのが印象的でした。
素晴らしいけれど寂しい街、六甲アイランド。ル・ボナーさんへ行くついでに立ち寄ったショッピングセンター内の雑貨屋さんにはたいへん魅力的な「変なもの」があふれておりまして、しばし時間を忘れてお店を巡っておりました。
長女が12歳の誕生日に一番の親友から贈られたというお弁当箱。当時の彼女の体型から連想したものか、トトロが描かれております。これが少々古くなってきましたので、品揃えが気に入った雑貨屋さんで、ごくごく普通のお弁当箱を買いました。ポップなものと渋めなもの、どちらがよいのかとテレビ電話で現物を見せつつ意見を聞いて、結局渋めのものを選びました。
古いものは内ブタにお箸をセットするようになっているのですが、買ったものにはそういう仕掛けがありませんので、お箸もいっしょに持ち運ばなければなりません。それを考えてできあがったのが次のセットです。
いやぁ、実に渋いです。女子高校生が持つお弁当箱とは思えません。しかし彼女は、家族で食事に行くと、ハンバーグ定食だの唐揚げ定食だのを注文する兄弟を尻目に「お造り定食」を注文し、返す刀で枝豆まで頼んでしまうという、名うての「オヤジ」なので、このぐらいがちょうど良いのかも知れません。
けれども、これを見た長女はなぜか不満そうに、「耐久性が・・・」というのです。そんなにもろいものではない、数年は使えるはずだと言いましたら、耐久性に難があるのは弁当箱ではなくお箸の方である、とのお答。紙の袋に入ったお箸では数回使用するのがやっとで、1週間もたないだろう、というのです。
いくら何でも、我慢もここまでです。星一徹よろしく買ってきた弁当箱を放り投げ、「なんじゃぁあ!」と叫ぶ・・・のではなくて、最初はくすくすと、そして次第にゲラゲラと笑い転げる父。
割り箸だったら毎日新しいのを持って行くでしょうし、第一、これは割り箸のようで割り箸でない、っていう「変なもの」なのです。そうは言ってもきっちり「わりばし」って書いてあるじゃないかと抗弁する娘に、より一層激しく笑うひどい父親。もう、悪魔ですね。
それにしても、どこの世界に わりばし と書かれた割り箸があるでしょうか。それに、袋に入っている状態でも「ちらっ」と気になる文字が見えますね。鉛・・・でしょうか。
そう、これは分度器ドットコムさんで手に入れてきた割り箸鉛筆。袋に書かれた「おてもと」の文字もいい味を出しております。まさかと思いつつ、袋から出してみますと、悪い予感が的中。文字の書かれたあたりで2本が微妙にくっついております。接着剤か何かでついている感じでしたが、はずれてしまっては元も子もないのでそのままそぉっと袋に収めました。
こうやってお馬鹿なことをやってられることに感謝、です。家庭はやっぱり、なんだかんだ言ってもお互い笑えるところ、安らげるところでないといけませんね。
未曾有の不況の中、生活のために身も心も削って仕事に打ち込む人が増える中、ほったらかしにされてしまう子供が増えてきています。子どもを育てるために必死で働いているのに、子どもの心に隙間ができてしまう、何という皮肉なことでしょう。家でニコニコ笑える人が一人でも増えるような、そんな世の中に変わっていくとよいなぁ、と切に思います。
最近のコメント