粉もんの日
昨日と連続したショット。柴犬って耳の中にも毛が生えているんですね、といわれてそうなのかと変に感心。耳の中がよく見えるこの1枚。なるほど、毛が生えておりますね。本人(犬)は気にしていないのでしょうが、この子、実はブルドッグ風な顔立ちです。そう、お口を一杯に開けたときにはわかりませんが、実はほっぺたがたるんでいるのです。この角度だとよくわかりますね。
さて今日は、「粉もんの日」です。たこ焼きやお好み焼きに代表される小麦粉を使った食べ物の日、単に5月7日の語呂合わせですね。我が家は生粋の関西人家族なので、粉もん大好きですし、関西人の家庭には必ずあるといわれる例のものもしっかり備え付けております。
粉を溶いて準備完了。さぁ焼くぞ、というところで「タコは?」と尋ねる長女。涼しい顔で「あらへん」と答える妻。どないすんねん!の大合唱に対しても「ちくわでも切って入れといたらええねん」と受け流す。実際、目の前のカゴにはさいころに切られたちくわが盛られております。
「ちくわってあんた、歯ごたえないやんか」「ほな、こんにゃくでも入れよか?」「いや、そうやなしに・・・・・もうぅええわ」と、向かうところ敵なし、振り込め詐欺に引っかからない率が断然高いという関西のおばはん、余裕の勝利であります。たこ焼きはこのように、食べることより焼くことを楽しむという部分も多分にあるのです。
5年ほど前、モロッコが禁漁措置をとったためタコが値上がりしましたが、国内でタコというと明石。明石には玉子焼きと呼ばれる食べ物が存在します。具はタコのみ、ソースなどはつけずにだし汁にくぐらせて食べるもので、明石以外の人は明石焼きと呼びます。たこ焼きの元祖だともいわれますが、私はこの両者、文化的に違う、ぐらいに思っております。
タコが良く捕れる明石海峡ごしに見ると、淡路島がとっても近くに見えますが、潮の流れが速いので相当に泳ぎの達者な人でも渡ることは難しいそうです。明石海峡大橋は通行料が高いので、密かに人気なのが「たこフェリー」。これに乗ったときに買ってきたのがこの蛸壺です。
もともとは中にお弁当が入って売られております。おいしい蛸を使ったご飯なので引っ張りだこ、というわけですが、食べてしまえばただの瀬戸物。花瓶にするには無粋ですし、湯呑みにするには豪快すぎる。けれども、萬年筆趣味な人にとってはなかなか便利な代物です。
最近は超音波洗浄機を使う人も多いようですが、やたらに使うとペンが傷みそうな感じがいたします。やはり基本は浸け置き一昼夜、ということで、我が家の洗面所にはこの壺がど~んとおかれておるのです。
今日も、長いこと使われないまま放置されていた可哀想な萬年筆が救出されました。シェーファー・バランス(復刻版)緑軸です。あまりにも美しい軸ですが、緑色のインクを入れられたのが運の尽き。半年近く使われることなく眠っておりました。極細字のペン先にとってそれはキツかったようで、コンバータは満タンなのにかすれて書けません。
ペン先とペン芯が少々乾き気味、といったところですが、可哀想なのでしばらく休養(ってこれまでも使ってませんが)させてあげることにしました。コンバータに残ったインクを捨て、ペン先を壺の中へポチャン。このときの、インクがゆらゆら出てくる感じ、大好きです。しばし見とれてしまって写真を撮るのを忘れたので、水を替えて再びポチャン。まだ出てます。明日の朝まで、ゆっくり浸かって疲れを癒してください。お疲れ様。
同じく固まったインクがゆらゆら溶けて出て来る様は見とれます、復活の誕生と言ったところでしょうか?ただうちではペン先を浸しておくと子供とか誰かが知らずに流されてしまう事が度々、おいおい気をつけてくれよと言っても次も忘れられてペン先が可哀想~っていうかそんな私への無関心が可哀想って思っちゃいますよ。以後書斎にて浸け洗浄!反省ー自分の道は自分で守る。
投稿: 夢待ち人 | 2009年5月 8日 (金) 09時07分
夢待ち人 さん
洗面所は恐ろしいですね。ペン先を外して洗っているときに手が滑って・・・なんて悪夢です。そういうこともあって、職場でも手洗い場の排水が悪くなると外して洗浄したりする技が身についております。
投稿: つきみそう | 2009年5月 8日 (金) 12時32分
5月7日が、「粉もんの日」とは知りませんでした。その前日、お好み焼きを専用鉄板プレートで、僕が焼きました。これだけは人には任せられません。神戸から取り寄せている業務用ソースをたっぷりと塗り、「外で食べるよりも美味しい」と家族からおだてられている、お好み焼きのできあがり。しかし、やはり記念日に食べたかったです。一日ずらせば良かった。
本当は昔のように、食卓の真ん中にガスのコンロがはめ込まれており、お好み焼きやたこ焼き用の鉄板が装着できるのが欲しいのですが、名古屋出身のカミさんによりあえなく却下されてしまいました。
海外赴任中も、たこ焼き器は我が家の必需品。電圧が少々ちがっても、たこ焼きはこんがりと仕上がっておりました。関西人は粉ものなしでは生きられないのでしょうか。
投稿: Bromfield | 2009年5月 9日 (土) 00時02分
考えてみたら柴犬の耳は、風がもろに入ってくる構造になっているため、毛が生えているのでしょうか。シーズーはたれているので、風はそのままでは入りません。したがって蒸れやすく、耳の病気になりやすいです。
私にとって粉ものは油、肉よりも御法度です。めったに口にしません。自転車でこれから65キロ走るぞという出発式の少し前に、大好きな蜂蜜とメイプルをかけた、バタートーストを食べるのが唯一の楽しみで、後はパンも食べません。とほほです。
投稿: ペリカン堂 | 2009年5月 9日 (土) 00時08分
Bromfield さん
関西人には粉もんとシェーファーです・・・なわけないですが、粉もんは最高ですね。お好み焼きなんかは鍋奉行以上にやかましい人がいっぱいおります。たこ焼きをくるっと返すのが上手だとかでかいお好み焼きをきれいにひっくり返せるとか、そういうことが尊敬の対象になる、それが関西ですね。
投稿: つきみそう | 2009年5月 9日 (土) 00時51分
ペリカン堂 さん
なるほど、風が当たるかどうか、それはその通りかもしれません。耳がたれているワンちゃんは蒸れやすくて病気に、というその言葉だけで、私は垂れ耳の犬が苦手なのです。愛犬が苦しむのは本当に見ていてしんどいものですから。
糖尿病も本当に人さまざまですね。私なんぞ粉もん食べまくりですが、何とか生きております。
投稿: つきみそう | 2009年5月 9日 (土) 00時53分
うーん、うちは粉もんといえばパンをほぼ毎日食べているぐらいですが、ほんと京都や大阪のひとはたこ焼き・お好み焼きをよく食べられるのには感心させられます。
シェーファーバランス復刻版、発売当時を覚えていますが、当時は太軸にあまり興味がなかった・・というか、あの当時は太軸と言っても#800と149ぐらいでしたから、バランスも手に入れようと考えませんでした。
流行は変わりますね。
また十年後はどのような軸がはやるのかな?
投稿: 二右衛門半 | 2009年5月 9日 (土) 07時40分
二右衛門半 さん
お好み焼きはできあがりまで時間がかかるので、お店に入るとビールと焼きそばあたりで始めます。鉄板で焼くと焼きそばもカリカリの部分ができておいしいです。それがなくなる頃にお好み焼きがくる、と。そんでもって2次会に行って帰りに駅前の屋台でたこ焼き。病気ですな。
投稿: つきみそう | 2009年5月 9日 (土) 14時00分