« におい | トップページ | かたまり »

2009年3月 8日 (日)

春暁

Rimg0146_2
 おやつに食いつく瞬間の「くま(仮名)」さん。こうして一瞬を切り取って(切り取れてませんが)みると、肉食獣なんだということを思い出します。強力なアゴと鋭い歯を持っていながら、飼い主の手を噛みちぎることもなく、家の中に誰もいない状態でじっと待っている。それが欲求を満たすためのものであるにせよ、犬の忠誠心や忍耐力というのはたいしたものです。

 人を車に乗せての神戸への旅行、無事に終わりましたが、やはり緊張していたのでしょう。昨夜から今日にかけて眠いこと眠いこと。これはひょっとして、ツェツェバエか何かに刺されたんではあるまいか、というほどの眠さです。暖かな日にこれほど眠いと、思い出すのは孟浩然の「春暁」ですが、暁を覚えないどころか、夜も浅いうちから爆睡でした。
Rimg0148_2
 今年1月24日に発売となった三越松山店限定、「暁」です。一応、30本限定らしいです。希望や元気が出るようにと、朝日に照らされたみかんをイメージした透明なオレンジ色のボディと、銀色のトリム類。けっこう綺麗な萬年筆です。インクカートリッジ2本付きでコンバータは付属しません。そのうち暇を見つけて松山まで取りに行こう、などと呑気なことを考えていたのですが、先方がしびれを切らして「代引きで送りますので送付先を」と連絡をくださったのでこうして手元にあるというわけです。
Rimg0150_2
 こんなにも眠い日に、電車に揺られてウトウトしたらさぞ気持ちが良かろう、というわけで、午後から六甲アイランドのル・ボナーさんへ行くことにいたしました。ボンジョルノに萬年筆を見せびらかすため、というのが口実でしたが、妻と次男もくっついてきました。

 お店に着くと、次男は名(迷)犬チャーを怖がってお店の外で遊び、私は先客の「ライターコレクター」氏に珍しいメカニカルペンシルを見せていただいて、それではと萬年筆で応戦。そこにボンジョルノが加わって3人それぞれに傷口を広げておりました。その間も冷静に「鞄屋さんの人」であったハミさんと、「鞄屋さんに来たお客さん」であった妻、ともに立派でした。敬礼。
Rimg0152

« におい | トップページ | かたまり »

コメント

それにしても、最近、トリムがロジウムメッキなのが多いですよねー。
暁とはうまい命名です♪

 二右衛門半 さん

 金ぴか、っていうことで何となく品がないと感じたり、さりげないのが流行だったりする影響でしょうか。でも万年筆の金ぴか、結構いいもんですけれど。このペンもペン先はバイカラーですし。

 みかんの産地でオレンジはともかく、「暁」ですからネーミングはすごいと思います。

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 春暁:

« におい | トップページ | かたまり »

2024年2月
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29    

最近のトラックバック