かたまり
犬用のガムを懸命に噛み続ける「くま(仮名)」さん。心霊写真のように見つめている「ちち(仮名)」さんも同じものをもらったのですが、パピーの悲しさ、思うように噛むことができずに放り出してしまいました。それでも、「くま(仮名)」さんが何か食べてるっ!と注目しているのです。気持ちが高ぶると、「ワンッ」と威嚇するので、それが嫌な「くま(仮名)」さん、背を向けて楽しんでいるのです。
トヨタやパナソニックの製品を敬遠してしまう私は、どうしても「変な」萬年筆を好んでしまいます。トヨタやパナソニックは、マニアックなものを作ろうと思えばいくらでも作れるけれど、大多数の人に確実に好まれるものを作る、これ、平凡なようで実はものすごいこと。ですので、家電製品やクルマのおすすめは?と聞かれると、迷うことなくパナソニックやトヨタを奨めます。で、自分は見ているだけ。たとえば萬年筆でも、定番といえるペリカン、確かに本数は多く持っているのですが、ペリカンのアイデンティティーともいえる緑縞のものは1本しかないねからにない、といった具合です。
そんな私の妻が選んだ1本が、アウロラのオプティマ。同じくアウロラのカルロ・ゴルドーニとの比較に引っ張り出されたことのあるペンです。インクが切れているので入れておいてね、と渡されたのですが、インク窓にびっしりと固形化したインクがついておりました。もう半年以上書かずに放ってあったものです。忙しいと、ついこういうことをやってしまいます。
ペン先ユニットを慎重に外し、超音波洗浄機へ。胴軸の方はアルカリイオンクリーナーを使って入念に洗浄します。アウロラのペン先は、いとも簡単にペン芯からずれてしまうので、慣れないとびっくりしますが、知ってしまえばまぁこんなものかと。そのあたり、いかにもイタリアっぽくて好きです。
萬年筆をきれいにするのはとても気持ちのよいものです。それはわかっていたつもりですが、久しぶりにやってみると実にいい感じ。これからしばらく、手持ちの萬年筆を順番にお掃除していこうかと思っております。
そうそう、セーラーの川口師が使っていらっしゃるのを見て真似してみたのですが、これ、実に具合がよいのです。私は不器用なのでゴム板で挟むよりもこの方がうまくいくようです。ちょっと大きな筆記具売り場に行けば、たいてい売ってますね。こういうの。
コメント
この記事へのコメントは終了しました。
最近は万年筆が増殖の一途を辿り、インクを入れているのに使用出来ない万年筆が増えてきています…
出来る限り使ってあげたいと思うのですが…
お掃除はイイですね!精神衛生上非常にイイと思います!自分も明日くらいやってみようかな?
ちなみにコレ、なんて名前ですか?元々こういった使い方をするものなのでしょうか?
投稿: たがみ たけし | 2009年3月 9日 (月) 23時54分
たがみ たけし さん
これはその、ボールペンなんかのグリップの部分です。親指、人指し指、中指で握る部分につける柔らかいやつです。こうやって撮るとなんじゃろう?となっておもしろいでしょ。
投稿: つきみそう | 2009年3月10日 (火) 00時11分
おやまぁ、チェスですね。
わたしはやりませんが、これがあるということはされるものと見受けました。
そういや私もペリカンの緑縞といえば140があるぐらい・・・・。
ブログに掲載したペンは既にWAGNER会員の方に売ってしまいました。
長らく手元にあっても全然手が伸びませんでしたから、これでいいのだと思います。
投稿: 二右衛門半 | 2009年3月10日 (火) 00時15分
二右衛門半 さん
同感です。手が伸びないペンは、愛してくれる人のもとへ行った方が良いです。
チェスぐらいなら何とか楽しめます。将棋はどうにも・・・。ハリーポッターの映画で見てから、我が家の子ども達もチェスに興味を持つようになり、よく遊んでおります。
投稿: つきみそう | 2009年3月10日 (火) 00時35分
こんにちは、アウロラのペン芯の襞は細かくてゴム板使わずにペン先を抜いてた頃、よく折りました、まあ~ペン芯だけなら高くはないですが・・でもこれ良さそうですね。
投稿: 夢待ち人 | 2009年3月10日 (火) 09時52分
夢待ち人 さん
なかなか華奢なので、あれ見てしまうと抜く気が起きません。フィンが倒れるという話は他メーカーでもよく聞きます。結局は慣れと気合い、そして繊細さなのでしょう。私にはなかなか難しい世界です。
投稿: つきみそう | 2009年3月10日 (火) 15時35分