ゆめ
夢見る瞳・・・といいましょうか、暖かな窓辺で、自ら破いたカーテンの穴から見える青空を仰いでもの想う「ちち(仮名)」さんです。どーんとお尻の穴が見えているご無礼をお許し願います。この姿を見て、自分も幼稚園児だった頃に空を見てぼんやり何かを考えていた記憶がよみがえりました。近くに飛行場があって、レシプロの小型飛行機のエンジン音が何とも心地よく感じられたことだけはなぜかしっかりと覚えているのです。
その昔発行していた学級通信のタイトルが「ゆめ」でした。この学級通信というやつ、なかなかにおもしろい文化だと思います。60年代のメッセージソングみたいな思い入れたっぷりのものから、こりゃただの連絡票ではないかと思えるものまで、担任の個性や考え、学校や学級の置かれている状況などが反映されているものです。毎年4月、新しく担任したクラスの学級通信のタイトルを考えるのが楽しみでもあり、苦しみでもありました。もう何年もそんな春を迎えていないのはとても寂しいことです。
今日は、Martin Luther King, Jr. Day 。「私には夢がある!」キング牧師の生誕を祝う日です。ワシントン大行進での I have a dream! の演説、何度も何度も繰り返し聞いた時期がありました。英語はわかりませんけれど、本当にすばらしい演説だということは伝わってきます。逆境にあっても夢を実現するために努力し、そしてそれを応援し、支える人たちが出てくる。数え切れないほどの問題を抱えてはいても、ジャイアンよりわがままであっても、やっぱりアメリカという国はすばらしいと素直にあこがれてしまいます。
http://dreamer1.hp.infoseek.co.jp/dream.html
萬年筆好きにとってのアメリカといえばシェーファー、といいたいところですが、一般的にはパーカーでしょうか。今となってはイギリスというイメージの強いパーカーですが、シェーファーと並ぶアメリカの両雄、というイメージも根強いように思います。そんなパーカーの廉価なボールペンが、父の引き出しから出てきました。Parker Vector Americana Roller Ballです。
もうそのまんま、直球勝負のアメリカものです。キャップを外すと普通の水性ボールペン。星条旗にしか見えないこの外観こそが値打ちでしょう。残念ながら、すでにリフィルは死亡。そのうち新しいものに入れ替えて復活させてやろうか、とも思うのですが、水性ボールペンは使わないので何とも・・・。それでもポケットに挿しておいて、サッと取り出してサラサラっとやってみたいものです。
コメント
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いかにもアメリカ製って感じですね!
これがイギリス製とはしんじんなーい!です(笑)
水性ボールペンの中では太字のものですね、うちの父がこのベクターの水性ボールペンの利用頻度がたかいです。
柄は違いますけどー!
学級通信は全然覚えていないです。
わろき奴ですな。
同窓会報はたまに目を通します。
投稿: 二右衛門半 | 2009年1月20日 (火) 06時54分
二右衛門半 さん
まぁ学級通信覚えてないのは出す方の問題でしょう。よほど印象に残るようなものでもなければ、ね。
ベクター、安物とはいえ、出ている数はすごいですから、パーカー持ってると言えばベクター、ってな感じでしょうね。
投稿: つきみそう | 2009年1月20日 (火) 08時38分
私の通っていた尼崎市の公立小学校の話です。3年生、4年生の時、「小さな手」という題の学級通信を、先生、生徒、親と三者で出していました。先生版50%、生徒版30%、親版20%という感じで、年間各版、合計して100号を超えていたかと思います。小説など、何でもありの印刷物で、単なる学級通信を越えていたと思います。印刷室で、よく先生の手伝いをしていたことを想い出します。
更半紙でしたが、ある程度まとまると、製本して生徒に配っていたように思います。現在この冊子は、東京の我が家にあり、大事に保管しております。
投稿: Bromfield | 2009年1月20日 (火) 22時33分
Bromfield さん
まさしくインタラクティブ、一方通行でなく、双方から情報を発信しあう、という形だからこそ、長続きもし、大事にもされていたのでしょう。ある意味、学級通信の理想的な形の一つであると思います。
それにしても更紙というのは、だいぶ良くなったとはいえ、大事な勉強にあんな紙を使わせるとは・・・などともいわれつつ、しぶとく生き残ってますね。
投稿: つきみそう | 2009年1月21日 (水) 01時25分