出好き
フラッシュ撮影されても動じることなく眠り続ける「くま(仮名)」さん。その犬固有の気質もあるのでしょうが、育て方にもよるのでしょうか、とてもまったりとしたよい子になっております。
さて、育てるといえば、小学校低学年の子どもを抱えていますと、休日といえど油断できません。「日記を書く」という恐ろしい宿題が出され、子どもは子どもで、日記のネタがないからどこかに連れて行け、と要求してくるからです。
私の家系はとにかく出好きです。父方、母方ともに、祖父はあちこち飛び回っておりましたし、父もひたすらフットワークが良い人でした。母方の祖父などはバスも通わない辺境に住んでいたにもかかわらず、大阪だ京都だと出歩いて、「変なもの(祖母談)」を買ってきたそうです。結婚して間もない頃、その話を聞いた妻が首が取れそうなぐらい深く頷いていたのが印象的でした・・・って他人事じゃないのですが。
で、今日は結婚記念日。忘れないように新嘗祭の日を選んだ。。。というのは半分嘘で、実際には仏滅で費用の安い式場に空きがあったからでした。その産物たる息子を連れて、京都駅ビルで「吉村作治の新発見!エジプト展」を見学。日記のネタが出来ました。その後、風邪気味の妻と子は大事をとって帰宅。私一人で新大阪へ。目的はWAGNER関西地区大会です。
先日のばらばらトレド他の修理を師匠にお願いして、あとはいつものように談笑と萬年筆の研究。その後の宴会にも参加したかったのですが、ぐっとこらえて皆様とお別れします。かの有名な分度器ドットコムさんのリアル店舗が本日開店なので、いったん帰宅していた妻と合流して、西宮市夙川のお店にお邪魔しました。
お店に入ると、いきなり見慣れた顔・・・工房楔の主、コサック永田さんではありませんか。ずっと引っかかっていた、黒柿のペンを紛失してしまったことをお詫びがてら報告して、ひとまずすっきり。遠く姫路から、S先生夫妻も来られて、あれ、ここは元町か、状態に。結局私たちは、開店のお祝いを述べて、「変なもの」を買ってきました。その筆頭は、ドイツ製のミスターペンスタンド。ペンを撮影するのによかろう、というだけの理由でお買い上げです。結婚して間もない頃に手に入れた、思い出のペリスケを立ててみました。
このペリスケ、5000円でペリカンが買える、と話題になった頃にはどこにもブツがない、という状態で、探しまくって京都は蛸薬師のビブレで、ファンシー文具の山の中から発掘したものです。吸入式萬年筆を知らない人たちにいじくり回されたからでしょうか、尻軸が割れていたのを、奈良県が誇るモリソン萬年筆で修理してもらいました。
萬年筆の本数が増えるにつれ、使われなくなっていましたが、最近、M250のペン先を装着して復帰。最初に入れていたターコイズ系のインクで軸が染まっていますので、PILOTの孔雀を入れております。いつも机の上に転がしてあって、ひょいとつかんではメモを書く、というような使われ方をしておりますが、とても素直で書きよいペンです。
こっちゃが万年筆道楽を始めた10数年前にはまだ商品ラインナップがあったペンなのでどこにでも転がっていましたね。
買っておけば今頃ヤフオクで一儲けできたのになー。
モンブランだってパーカーだってスーパーで7割引山と積み上げられていましたので、ほんと今のような状態になるとは思っても見ませんでした。
蛸薬師のビブレは見向きもしませんでした、それより文適堂にいりびたっておりました。
掘り出し物がいろいろとあったのですが、現在も持っている物はあまりないかも。。。
分度器ドットコムのリアル店舗開店はちょっとしたニュースですな。
投稿: 二右衛門半 | 2008年11月24日 (月) 08時10分
関西wagner行きたかったなぁ~小生は双子のもりで身動きとれず・・赤子と萬年筆絶対一緒には出来ませぬわい。
投稿: 夢待ち人 | 2008年11月24日 (月) 08時22分
二右衛門半 さん
ほんと、その頃って萬年筆なんぞ実用品で、しかも人気がないという最低の時期でした。年度末に成績関係の書類をどどどっと書くときにだけ萬年筆を使う、それ以外は今では信じられないほど性能の低かったワープロで、ってなぐあいでした。
WAGNERに持ち込もうとされていた変なもの、気になります。。。
投稿: つきみそう | 2008年11月24日 (月) 09時47分
夢待ち人 さん
娘さんに双子が出来たのを理由に退職された方がいました・・・ま、それだけ大変ということですね。関西WAGNERでは、もう来年の地方大会で会いましょうってな話で盛り上がっておりました。
投稿: つきみそう | 2008年11月24日 (月) 09時49分