まるうち
結構珍しい、丸くなって寝る「くま(仮名)」さん。彼女は、仰向けに大の字になって寝るのがデフォルトなのです。その傍らで、飼い主はテストの採点にいそしんでおります。
「丸打ち(付け)」→「採点」と進むのですが、学校の定期テストは、「学習」のためのものですから、間違っている部分に正解を書いたり、コメントをつけたりもします。子供にとって、「丸打ち」は魅力的らしく、「先生楽しそう」などと言われることもあるのですが、やってみると結構たいへんで、楽しいなんてものじゃありません。
全体的に出来がいい場合は正解が多いので、丸をつけながら早く答を覚えられて、能率が上がります。その逆だと、ほんとうに遅々として進みません。自分が作った問題であっても、呪ってしまいます。
○×をつけ終えると、「採点」すなわちテストに「点数」をつける作業です。1問2点で全50問、なんていうときは楽ですが、ここは1点、これは2点などと問題ごとに配点が違うのはややこしく、合計を間違えてはやり直し、になったりします。
全部終わると、いわゆる「えんま帳」に結果を記録して生徒に返しますが、必ず出るのが「平均点、何点ですか?」の声。0点の人と100点の人、2人の平均点は50点ですから、必ずしも「平均=多くの人の様子」でないところに注意が必要なのですが、気になる数値であることは確かです。松本ちえこさんではないですが、65点あたりが平均点になるようにテストを作るべし、などともいわれまております。テストは作るのも採点するのも大変ですし、受けるのはもっと大変。先生にとっても生徒にとっても、ない方がいいものなのかもしれません。
丸打ちに使ったのが、PILOTのP式、カスタム823(M)です。素通しの透明軸に、PILOT純正の赤インク。さぁ、やるぞ、と意気込んでスタート。満点だと解答用紙1枚あたり、40個ほど○をつけますが、15人ほど打ったところで突然インクが出なくなりました。学校でおなじみの「更紙(わらばんし)」ですので、スリットに紙のかすが詰まったのだろうと、ペン先を洗い、インクの吸入作業を行って・・・あれ、出ない。
こういうときしか出番がないので、使い方を忘れてしまっておりました。お尻をゆるめずに使っていたのです。それでも、B4版の解答用紙15枚も続くのですからたいしたものです。間違った使い方をしたことで、このペンの実力がよくわかりました。
採点のためにスタンバイしていた電卓は、米テキサスインスツルメンツ社(懐かしぃ、TIです)のもの。ペンを抱えている犬と一緒に、京都市内の雑貨屋さんで購入したもの。「おしゃれな電卓、というとレクソンあたりですが、当店は違います・・・」のコピーに撃沈、の一品です。この電卓を長女に見せて、「何か連想せぇへんか?」と聞く父。当然、「星条旗!」ってな答を想像しておったのですが、予想に反して出てきた答が・・・・・。なぁ娘、よぅ聞きや。「病気が伝染るっ!」とか言うてるけど、きみ、相当きてるで・・・・・。
悲しいことに、長男(娘からみて兄)までもが、電卓を見て、「連邦」などと口走ったとか・・・。赤インクで採点してても3倍速くはならんというのに・・・。
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コメント
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連邦は傑作ですね!
こちらは計算機は良いのを購入することはないです。
っていうか、満足行くものを店頭で見かけることがないため、どうでもいいことになっているとも言います。
尾栓を開けないでも書けましたか。
ちょっとパッキンが緩いのでは?
うちにもインキ止めで尾栓を緩めいでも書けるのがありますけど、それはペン先が純正品ではないところから隙間が空いているためにそうなっています。
おかげで持ち運び不可で自宅専用。。。
シャア専用ではありません。
投稿: 二右衛門半 | 2008年10月24日 (金) 08時00分
二右衛門半 さん
キーボードにはこだわってしまいます。今、自分用のPC、デスクトップ機はすべてリアルフォース使用です。で、この電卓、見た目はいいのですが何となく使いにくい。キーを押した感じが何とも変なので、使用頻度は低くなりそうです。
インク吸入してすぐでしたので、ペン芯にたっぷりインクが残っていたのでしょう。インクが切れたところで、キャップを閉めて振り回してみましたが、キャップの中はきれいなものでしたので、尾栓は大丈夫そうです。
投稿: つきみそう | 2008年10月24日 (金) 13時33分