万年筆の日!
当Blogからもリンクさせていただいている ル・ボナーの1日 で、名犬チャーが、あまりにも可愛い寝顔を披露していました。
犬の寝姿と云ったらくまめくり、ですので、「くま(仮名)」のお食事風景を。
毎朝、お散歩から帰ると水を飲むところまではごく普通です。しかし、「くま(仮名)」の場合、餌鉢にご飯を入れてもらっても、しばらくは見向きもしません。上がった息が収まったあたりで、おもむろに鼻で餌鉢を引き寄せ、写真のようにお召し上がりになります。何とも優雅な食事風景です。飼い主ながら、見ていてうらやましくて仕方ありません。
さて、今日は万年筆の日、だそうです。ふらりとお邪魔した神戸元町のPen and message.で聞いて知りました。早速ネットで調べてみますと、けっこう出てきますし、ネット以外の媒体でも、そこそこ流されている情報のようです。
1809年のこの日、イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュという人が、金属製の軸内にインクを貯蔵できる筆記具を考案し、特許をとったことに由来するのだそうです。
映画「クローズド・ノート」主演の沢尻エリカさんが万年筆大使に任命されたのが昨年の今日。Pen and message.が開店したのも同じ日です。店主の吉宗さんは、たしか、文の日にあわせた、とかおっしゃっていたように記憶していますし、お店で、「今日は万年筆の日らしいですよ。」と教えてくださったことからして、これは何ともすばらしい偶然と云うことなのでしょう。
萬年筆の原型とも云うべきモノができて、そこそこ使われるようになり、そのような筆記具で保険の契約書にサインをもらおうとしたらボタ漏れで書類が駄目になって、新しい書類を取りに行っている間に他社に契約を取られ、その悔しさを原動力に、現在の萬年筆の原型となるモノを発明したのがエドソン・ウォーターマンである、というお話、あまりにも有名ですね。
現状、ウォーターマンは1本も使っておりませんので、イギリスつながりで次のペンを・・・。
CONWAY STEWART No.14 です。同じ柄のメカニカルペンシルとセットで入手したもので、現在の復興した会社ではなく、解散する前の製品です。軸が肥えたり痩せたりしませんから、カゼインではなく普通の樹脂と思われますが、なかなか美しい軸です。赤系統のインクを入れられ、採点用として使われているのがちと残念なところ(赤系統のインクはどうもペンに良くないような気がしています)ですが、使われずに死蔵されるよりはよほど幸せでしょう。
アウロラ・オプティマなどと似た、軽くて、少々カサカサとした、それでいてしっとりとした書き味です。軽いペンはあまり好みではないのですが、このペンはなぜか、ずっと握っていたい、書き続けていたいという気にさせてくれます。
来年の今日も、すばらしい萬年筆を紹介できるといいなぁ、と思いつつ・・・。
万年筆の日ですので、朝からウキウキでした。別に何をしたわけではないんですが・・・。
WatermanがイギリスつながりというのはWaterman(アメリカ→フランス)→(同じグループの)パーカー(イギリス)→コンウェイ ということですか?
それとも以前、イギリスだったことがあるのでしょうか?
投稿: 達哉ん | 2008年9月24日 (水) 02時25分
いえいえ、イギリスつながりというのは、萬年筆の原型、軸内にインクを貯蔵する筆記具がイギリスで特許申請された、というつながりです。
ご指摘の通りウォーターマンは米→仏。米英仏でつながるのはパーカーですね。我が家にはパーカー100しかないので、ここは古い方を、ということでした。ややこしくてすみません。
投稿: つきみそう | 2008年9月24日 (水) 03時08分
よろしくお願いします、名古屋はデモ手に入れられたそうですが、私はボーッとしていたのか気がつきませんでした。
私のところにも昨日届いています。
私のところは古いコンウェイが2本ほどありますが、ほんと端正な軸ですよね。
投稿: 二右衛門半 | 2008年9月24日 (水) 07時20分
名古屋でのWAGNER、盛り上がりましたね。
いや、手を出そうかどうか悩んで、ぎりぎりで踏みとどまっていたのですが・・・。
とりあえず、入れてきれいに見えるようなインクを持っていないので、今のところは飾りものです。透明軸ですけれど適度な重みがあって、いいのではないでしょうか。
コンウェイも、集め出すときりがなさそうなので、興味津々ながらこれ以上は手を出すまいと踏みとどまっております。
投稿: つきみそう | 2008年9月24日 (水) 10時01分