2018年1月18日 (木)

複合

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 文字通り、息を殺してカメラが遠ざかるのをじっと待つ「ちち(仮名)」さん。前回、お風呂に入れてから5日。そろそろ2回目のお風呂に入れてやらなければならない頃ですが、昨日も今日も帰宅時間が遅くなってしまい、果たせませんでした。

 私の職場には教頭が2人います。そのうち、ホンマもんの教頭先生のご尊父が旅立たれましたので、このところ、予備の教頭しかいない状況が続いています。できるだけ皆様にご迷惑をかけないよう、ない力を振り絞ってはみるものの、やはりない力はないので、実に残念なことになっております。誠に申し訳ないとしか言えません。

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 そんな折も折、本日は職場のネットワーク機器を総入れ替えするという壮大なイヴェントがありました。壁体内や天井裏のLANケーブル引き回しはすでに終わっていて、各教室への無線LANアクセスポイント設置も完了。本日はそれらの経路を制御する機器類を新しいものに入れ替える工事が行われたのです。

 写真は取り外されたセキュアスイッチ。生徒が使う教育用PCも、先生方が使う業務用PCも、どちらもネットワークでつながっていますが、相互乗り入れなどしては困ります。これまで壁体内に隠れて7年間、学校内のありとあらゆるネットワークをきれいに切り分け、交通整理してくれていたのですが、本日をもってお役御免となりました。ちなみにこの製品、定価は61万3800円だそうです。絶対的には高いですけれど、機能や耐久性を考えるとそれでも安いのかも、と思えてきます。

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 M800を縦に3本並べても、まだ対角線よりも短いのです。4本並べば同じくらいかもしれません。こんな大きなものが、一時行方不明になっていたのです。ある教員のPCがネット接続もファイルサーバへのアクセスもできなくなったというので、スイッチングハブの故障を疑った別の教員がこれをピンチヒッターにしようと考えたのです。

 しかし、セキュアスイッチですから、あれこれ設定されているわけで、単純に物理層を接続してもデータを流すはずもありません。仕方がないので、私物のハブを提供して復旧を試みたのですが、なぜかうまくいきません。

 では何が問題か、とみればLANケーブルのコネクタ部分が相当傷んでいるようです。そこでこれを取り替えましたが、やはり回復せず。ハブのポート、ケーブル、ほかのPCと組み合わせを変えつつテストを繰り返してたどり着いた結論は、PCのLANポートがダメ、という実に脱力する結論でした。作業に要した4時間を返していただきたいものです。

2018年1月17日 (水)

ブラス

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 愛犬と遊ぶ「くま(仮名)」さん。がっしと噛みついたり、愛おしそうにぺろぺろと舐めまわしたりと、実によく遊びます。以前の愛犬が「お亡くなり」になった後、WAGNERの会合でいただいたものです。ワンコの愛犬というのは謎の物体になりがちですが、これはさすがに専用品らしくしっかりと原形を保っています。

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 かわいらしい袋に入った荷物が届いたので、汎用の袋を使っているのか、と思いきや専用のものでした。知っている人ならすぐにわかる、あぁ、あのお店で買ったのだな、たぶん、買ったものはあれだろう、というところです。

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 萬年筆に使われている金属部品でさえ腐食させてしまうことがあるインクの入れ物に、ただ放置しておくだけでも色合いが変わっていくような真鍮製のふたをつける、というのはどうなのでしょうか。先日めでたく使い切ったストーリアのような、口の広い瓶には使えません。ならばとWAGNERで頒布されているような古典インクなどを入れている瓶に使うと、数年後には、いや数か月後には何か面白い(悲惨な)ことが起こるのでしょうか。

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 こういう、よくあるインク瓶には合うようですので、どうせなら名前を聞くだけでも怖そうなインクが入った瓶に使ってみるのもいいかもしれません。ちなみに、モデルに引っ張り出されたこのインクは成分的には別段危険でもなんでもありませんが、赤系統なので萬年筆に入れるのには覚悟が必要でしょう。週末の神戸に持っていったら、だれか危ないインクを紹介してくれるかもしれません。一応、インクと直接触れることになる蓋の裏面には、普通の蓋と同様に紙か何かでできたインナーが装着されているようです。

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2018年1月16日 (火)

初体験

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 飼い主に抱かれて、というよりはヘッドロックをかけられて迷惑そうにしながらも、少し眠たくなってきている「ちち(仮名)」さん。自由に動けないのは嫌なのですけれども、体温を感じつつじっとしていると眠気に襲われてしまい、それでも時折「逃げなきゃ」と暴れてみる、ということを繰り返しておりました。

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 かつて採点用に大活躍だったストーリアの赤。これを入れてあるペンが乾いてしまったので補給を試みたのですが、思うようにインクを吸いませんでした。何事かとよく見てみれば、内蔵されているリザーバにほとんどインクが溜まっていません。

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 これはひょっとして、夢にまで見たボトルインク使い切りの瞬間が訪れたのか、とはやる気持ちを抑えつつ、リザーバを取り出してボトルの底を確認してみます。

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 1回吸入するぐらいの量は残っているようですが、このぐらいの量ですと、うまくリザーバにたまってくれないようです。同じインクの新しいのを買ってあるので、そこに足して使おうかとも思ったのですが、このインクには紙の粉やその他もろもろ、汚いものが溶け込んでいるはずですので、あきらめることにしました。

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 できる限りきれいに洗ったつもりですが、少し赤いものが残っています。ストーリアの瓶はなかなかいい感じですね。かといって、これを何に使うあてもないのですけれど、おそらくは生まれて初めて、1瓶のインクを使い切った記念として、しばらくどこかに飾っておくことにします。もう2度と、こんなことはないかもしれませんので。

2018年1月13日 (土)

お買い物

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 なぜかクッションからこぼれ落ちて熟睡中の「くま(仮名)」さん。部屋が寒いと文句を言う彼女たちですが、逆に暖房が効いているときには、冷たいプラスチックの床が気持ちよいのでしょう。狭いところにはまり込んで寝る方が落ち着く,というのもあると思います。

 お休みの日というのに、職場で依頼を受けた機械の修理のために必要な部品を買いに、大阪日本橋まで出ました。

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 電子工作や無線が好き、PCが好きなんていう少年は、大阪日本橋が大好きで、そういう子たちは日本橋駅で地下鉄堺筋線に乗り換えてひとつ南の恵美須町駅で降りる、というのがおきまりでした。しかし、今の恵美須町駅周辺は、本当に寂しくなりました。この駅で降りてお目当てにするといえば、上新電機のJ&Pテクノランドという量販店や、サンコーレアものショップ、そしてこのシリコンハウス共立に、あとはふぁすとばっくぐらいのものでしょうか。

 多くのお店は、PCパーツ系のものも含め、ここと日本橋駅との中間地点、通称オタロード周辺に固まっていますが、それでも私は、やっぱり恵美須町、なおっさんです。

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 買ったものはこれだけ。そこら辺のホームセンターでも手に入りそうなものに見えますが、ちょっとだけ違います。これだけ買って265円。ここまで来る交通費の3分の1ほどです。実にばからしいのですが、時折「ぽんばし」の空気を吸わないと、やっぱりダメなのです。

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 妖しい街です。コインパーキングにこんなのが駐まってたりもします。右は大阪ナンバー、左は神戸ナンバーでしたが,神戸ナンバーの方は赤いLEDが左右に点滅しておりました。思わず「キッドっ!」と声をかけそうになるのを抑えて記念撮影。オーディオやナビ、こんな装置なんかを店先の路上で取り付けてくれるお店があるのもこの街ならではです。

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 電気街ですから、欲しいパーツは手に入るのですけれども、お腹が空くのはどうしようもない、というのがかつての日本橋でした。そこでこの共立さんが作って配布しはじめたのが、日本橋味マップ。最初の頃は1枚もののカレンダーみたいな造りでしたが、今ではこういう立派なパンフレット形式です。電子工作に興味がない人も、1枚もらっておくと便利です。

2018年1月12日 (金)

ぐりこ・2

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 身づくろいに励む「ちち(仮名)」さん。緊急措置として処方された痒み止めはよく効くようで夜もぐっすり眠れている模様です。明日は大嫌いなお医者様へ行ってじっくりと診察、検査を受けるとはつゆ知らず、家族と一緒にゆったりと過ごす金曜日の夜です。

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 昨年末、なぜかどこの本屋へ行っても見つからなかったこの雑誌。10周年記念の特別製であろうと、COACHであろうと、しょせんはボールペンと鉄ペン萬年筆なので、さほど気にも留めていなかったのですが、手に入れておけばBlogネタにしてからじゃんけん大会の景品にもなるし、ということで気合を入れて探しました。

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 ブランド名の入ったビニール袋に、筆記具一式を収めた段ボールの箱が入っています。私にとっては無縁なブランドものばかりを特集したこの雑誌、本来でしたら決して手に取ることはありませんが、萬年筆、という言葉にやられてしまうのは残念なところです。

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 今回の付録は、「マット」というところがポイントなのかもしれません。萬年筆やボールペンの軸だけでなく、それらを収める缶ケースもマット仕上げです。このオリーブグリーンを萬年筆の軸色にしてほしかったところですが、残念ながらボールペンの方がこの色です。

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 例によって欧州標準のショートサイズカートリッヂを使う、おそらくは中華萬なのでしょう。豪勢なことに、カートリッヂは2本付属です。

 ぬるま湯につけてメンテナンスする方法なども書かれた取扱説明書が付属しています。

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 ペン先が見えるように置くと、軸に書かれたブランド名が裏に回ってしまいます。当然のことながらボールペンの方は問題なし。ブランド品をバカバカ紹介する雑誌の付録なら、ここら辺は頑張ってほしかったところです。

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 ですが、この萬年筆、一番けしからんのはこれです。鉄ペンですが、何とのっぺらぴんなのです。これってどこかで・・・・・われらがy.y.Penのパクリなのでしょうか。

 ま、あちこち金をかけたせいで、ペン先に刻印を入れることができなかった、のでしょうね。

2018年1月11日 (木)

和紙のメモ帳

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 お茶碗といっしょにまどろむ「くま(仮名)」さん。朝ご飯をあげようと餌鉢を取り出すと、一晩彼女のおなかに抱かれていた金属製の餌鉢はほんのりと暖かくなっています。

 今日はことのほか冷え込んだので、夜になって家族が帰宅すると、真っ暗で冷え冷えとした部屋の中、ワンコたちが哀しげに鳴いていたのだそうです。寒いよぉ、とでも訴えていたのでしょうか。明日はエアコンのタイマーをセットして、部屋の照明もつけて出かけることにしましょう。

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 わらばんし、という言葉は、けっこうよく知られていますが、実物を目にした人というのは少ないのではないでしょうか。あぁ、学校で配られるプリントに使ってるやつね、というのは正確ではありません。写真の紙は「更紙(ざらし)」です。昔のわら半紙が、特に裏面などには全く文字が書けないような代物だったのに対して、今時の更紙は表でも裏でも、萬年筆でも字が書けます。

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 昨年末に京都で開催された「紙博」にて、和紙田大学のブースで入手したメモ帳。和紙を使ったもので、にもかかわらず萬年筆で書けるということをうたい文句にしています。

 表紙からして、すでに和紙っぽい地模様が見えています。

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 にじむ、などと書いておりますけれど、にじむというより、乾く前にこすってしまうとこうなりますよ、と考えていただければと思います。地模様を見て、これはバガス紙みたいに紙の表面の凹凸が心地よく感じられるのかと思いましたが、そちらはそうでもなく、なめらかな書き味です。

 LAMY2000のBB、インクは同社のペトロールブルーという組み合わせです。

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 裏側から見たところ。いわゆる抜けはありません。裏から見ると表に書かれている文字がはっきりと見えますけれど、次の紙にインクがつくということはないようです。

 しばらくはこの紙を机上に置いて、電話を受けた際の連絡メモなどとして日常使いしてみようと思います。

2018年1月 9日 (火)

はるばる

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 眠ったまま耳を掻いている、あるいは耳を掻きながら眠っている「くま(仮名)」さん。今日から新学期が始まり、日中は誰も家にいない状態になったため、一気に熟睡モードに突入した模様です。その分、飼い主や家族が帰宅してにぎやかになってくると、老齢とは思えない元気の良さで存在をアピールします。飼い主などはうれしいことに両手に花状態。帰宅すると2頭の犬がそれぞれに猛烈な呼び込みをかけてくるので、TVを見ている家族にとっては音声が聞き取れず、大迷惑なのだそうです。

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 このゴージャスな階段がウリの文具店&書店まで、わざわざ足を延ばしてきました。昨年の3月にオープンしたお店ですが、名古屋市守山区と言われてもどのあたりなのかさっぱりわかりません。KDM.txtというお店です。

 近鉄電車に揺られて名古屋まで行き、そこからJR中央西線で高蔵寺まで。改札を出たところでバス乗り場はどこだとうろうろしているうちに、30分に1本しかないバスが発車してしまいましたので、雨も激しくなってきたことだし、とタクシーで乗り付けてしまいました。

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 お店の方にお許しをいただいて、商品がもろに写らないところを何枚か。品揃えとしてはなかなか面白いかと思います。ごくごく普通の、言ってみれば面白みのない普通の文具からこだわりのある雑貨まで、いろいろなものが並び、様々なテーマごとに書籍が並べられています。こういうお店が近所にあればよいのになぁ、と思ったことでした。

 ホームセンターやらスポーツ量販店、電気店など、様々なお店が同じ敷地内に立ち並ぶ郊外型のショッピングモールの中の1店です。小曽根駅と高蔵寺駅とを結んで走る名古屋市営バスのゆとりーとラインで「荒田」というバス停を降りるとすぐ目の前、と文章で書くと簡単ですが、名古屋近辺にお住まいの方であっても、ここへは車で行くべきでしょう。

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 これはいいなぁ、あれも面白い、などと言いつつすべて手を出していたらあっという間に破産してしまうので、ぐっとこらえて以前にも見たことのある付箋など、こまごまとしたものばかりを買って退散しました。忘れてはならない萬年筆関係の品ぞろえについては、可もなく不可もなく、日常的に萬年筆を使っている人にも役に立つお店と感じられました。ヘンタイさんには物足りないラインナップですが、郊外型店舗でこれだけの品ぞろえは立派です。

 問題があるとすれば、やはりその立地。近くにあれば週に1度は通いたいと思うお店ですけれど、名古屋駅から小一時間かかるというのは何とも、です。その分、地元の人にとっては実によいお店ができたと喜ぶべきものだと思います。実にうらやましい。

2018年1月 8日 (月)

12時

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 明日、動物病院に連れていかれるとも知らず、おとなしく眠りにつく「ちち(仮名)」さん。これといって効果的な治療法が見つからないので、皮膚科の治療で評判の良い別の獣医さんを受診してみることにしました。セカンドオピニオンとなるのか、変化なしなのか、こればかりは受診してみないことにはわかりません。

 飼い主はこの三連休、電車に乗っているか家でゴロゴロしているかという実に非生産的な過ごし方でつぶしてしまいましたが、それなりに充電できたかと思います。明日からはいよいよ3学期。管理職なんて、いつ、どこへ異動させられても文句は言えませんから、ことによると今の職場での最後のお勤めになるかもしれない3か月の始まりです。

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 先日名古屋へ行きました折に、萬年筆のペン先の柔らかさについて「熱く」語り合ったので、スーベレーン500を引っ張り出してきて、同じように500番台がついているものと並べてみました。

 湖に萬年筆を落としたら、神様が出てきて、あなたが落としたのはこの3本のうちどれですか、なんて聞いてくれると嬉しいですね。真ん中のが淫らな書き味のニブならそれでも良いのですが、普通のヘンタイは左端のを「自分のです」と言い張ることでしょう。けれど、残念なことに真ん中の500は実用的な堅いニブが付いたやつですので、多くのヘンタイさんからは無視されてしまうはずですが、私自身は実用的にはこれがいいと思っています。

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 その昔、YouTubeで、「セーラー万年筆購入時に気を付けるべき7つのポイント」と題した動画が公開されておりました。プロフィットギアなどのタイプの天冠にある錨のマーク、これの鎖とつながる部分のわっかが、きちんとクリップの位置と合っているかどうか、それを確認して買うのがよい、と動画の作者はおっしゃっていました。工場の現場的には、単に締め過ぎたかどうかの問題なのだそうですが、私たちはそれを面白がって、天冠のある萬年筆を見るたび、あぁこれは11時だとか、これはきっちり12時だとか、俺のは2時だとか、ばかなことを言って楽しんでいたものです。

 まぁしかし、天冠命のペリカンさん、これはどういうことなのでしょう。全然気が付いていませんでした。おそらく、ペリカンのお腹の下にクリップが来るのが正規の位置なのでしょう。いじくっているうちにずれてしまったのですね。それよりもっと大きな問題は、子ペリカンが棒にしか見えないことですが、これは言ってはいけないことなのでしょう。

2018年1月 7日 (日)

賢島

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 寝ているところへ近づいて、そっとケージの扉を開けてみました。「くま(仮名)」さんは一応頭を上げたものの、そのまま動かず、やがて頭も下がっていきました。よほど眠たかったのでしょう。

 寝るといえば、飼い主もこの三連休をほとんど寝て過ごしています。新幹線で東京へ行くときには眠らないのに、ロングシートに座って揺られていると簡単に眠ってしまうのです。近鉄全税3日間乗り放題、という切符を使って、名古屋だ伊勢だとあちこち電車で出かけているのですが、その道中、ついつい眠ってしまうのです。私の場合、昼間の列車を乗り継ぐなら7時間でも8時間でも平気ですが、ムーンライトながらで東海道を行き来するのは無理、ということでしょう。

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 この方が、拙Blogでさんざんネタにさせていただいている、あの字を書かれた知事さんです。元官僚で、結構人たらしなところもあるらしく、首相が三重県に来た折にちょこちょこっと話しかけて伊勢志摩サミット実現に道をつけたという話も伝わっています。

 で、その伊勢志摩サミットでの首脳会談その他に使われたテーブルと椅子が展示してあるというので、賢島まで行ってきました。

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 近鉄賢島駅の2階には、ずっと前から喫茶店のようなレストランのような施設があって、バブルのころにはそれなりにお客さんが入っていました。その後、すっかりさびれてしまっていたのですが、その施設の一部を伊勢志摩サミットの記念館として無料開放しているのです。

 なんでもない写真ですが、これを撮るのに20分ほどかかりました。来る人来る人、みんな安倍首相が座っていた椅子に腰かけてハイチーズとやるので、いつまでたってもクリーンな写真が撮れないのです。ほんと、皆さん写真に写るのがお好きです。私などは写真が大嫌いで、中学生の頃などは校外学習などの集合写真に写らないよう必死の努力をしておりました。それが功を奏して、卒業アルバムにもほとんど私の写真はありません。

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 ここ賢島駅は、海辺から一段高いところにありますが、かつては特急列車の専用ホームだったところです。現在は5線3面の立派な駅ですが、改札口を出て左の方へ行くと、海の方へと降りていく階段があり、その先に小さな駅舎があります。そこはかつて、普通列車専用の賢島駅があったところで、もっというなら、もともとの賢島駅だったところです。さらにもう一駅先に、真珠港という貨物駅があったとも聞きます。

 こうした設備が整って、志摩スペイン村も開園して、さぁこれからというところでバブルがはじけて、さすがの大近鉄も経営危機に近い状況になりました。そこを乗り越えて、研究開発費込みで1編成(6両)あたり18億円超の「しまかぜ」などというバブリーな列車を走らせることができるところまで持ち直してきたのはご同慶の至りです。

2018年1月 6日 (土)

区切り

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 かつては動いていた看板ですが、今は照明のみ。夢を食べるといわれる貘が、このお店のシンボルであり、マスコットでもありました。看板の下に見える灯りが、萬年筆の救急救命室、ペンランドカフェです。この古びたビルの1階にラーメン店がオープンした日のことを良く覚えています。それでなくても狭いお店の前の歩道には順番待ちの人があふれ、店内のオペレーションは円滑とは言えない状態でした。

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 この急な階段を上ってしまうと、萬年筆の高みに堕ちてしまいます。それでも、この階段を上った人の数は数えきれませんし、何より、この階段の上で店長をやっている人が群を抜いて高いところへ堕ち込んでしまっていると言えるのではないでしょうか。

 接客し、飲み物をサーヴしてくれるだけだった美女も、同じように高みに堕ちてしまっています。古びた萬年筆を集めてきて、愛してくれる人に引き継ぐこと、底カラ始まったお店にはやがて神戸の鞄が並ぶようになり、店長が好奇心からはじめたペン先調整や萬年筆の修理は、今やこのお店の金看板です。

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 名古屋近辺の萬年筆愛好家の中には、このお店に「住んで」いると言われている人も少なくないように思います。ごくごくたまにしかこのお店に顔を出さない私ですが、いつ行っても必ず、知っている顔を見ることができます。いつもこの場所に座ってお茶を飲んだり、飲茶セットに舌鼓を打ったり。今時珍しい、煙草が吸える喫茶店でもあります。

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 この光景が見られるのも今月いっぱい。今日はラーメンを食べることもなく、飲茶をするでもなく、2階に「住んで」いるお客さんと、なぜか秋葉原のお話などをしておりました。そういえば、東京へ行ったら必ず秋葉原に立ち寄っていたものですが、そんなときに通っていたお店も姿を消しています。

 幸い、ペンランドカフェは閉店ではなく、大須通りに近い方へと移転されます。新しいお店もまた、萬年筆沼にどっぷりハマった人たちのたまり場として、そして萬年筆のERとして人が集まってくることでしょう。それには大いに期待しつつも、確実にひとつの時代を作った古びたビルの2階がなくなることに、寂しさを感じないわけにはいきません。

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