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2019年12月14日 (土)

義理

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 本日は面接でした。教員志望者が減少の一途をたどっているそうですが、現役の教員の中でも管理職のなり手が減っていて、けっこう困った状況にあるようです。かつては教頭試験に合格しても教頭になることなく退職する、なんていう人も多く、私もそのコースをたどるはずだったのですが、まさかの教頭不足により、教頭が複数いる学校に配属されたのです。以来、もう一人の「ホンマモンの教頭先生」におんぶに抱っこ、草刈りだけしていればOKという、県内で一番楽をしている教頭です。そんな状況で校長試験を受けるように勧められても、とんでもない、と逃げ回っていたのですけれど、昨年は逃げ切れずに受験して当然のごとく不合格になりました。

 いくら名誉職とはいえ県教頭会の会長を拝命している今年、落ちると実にかっこ悪いので、と校長に申し出ていたのですが、私の勤務校からは校長試験、教頭試験ともに誰も受けないということで、どうやら校長は相当に肩身の狭い思いをされていたようです。

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 そもそも、今どきは校長なんて魅力的な仕事とは言えません。しっかりとしたビジョンを持ち、それなりに力量のある人なら、それこそ自分が理想とする学校を創る、ということもできるでしょうし、それは実に魅力的な話です。私のように自分の日々の生活すらどっちに転ぶかわからないような人間に、そんなたいそうなことが出来るはずもありません。

 それにしてもこのイラスト、悪意に満ちていますね。校長先生が、子どもたちにため息つかれながら、面白くもないお話を延々と、という状況でしょうか。しょせん、校長のイメージなんてそんなもの。特に今の時代は、教育委員会の意向をくみ、先生方をそれに従わせる、というのが主な仕事になってしまっています。あとは、対外的なことで「謝る」のも大きな仕事の一つでしょう。いずれにしても、魅力的なものとはとても思えません。「職員室の担任」としていろんなことが出来る教頭の方が数倍魅力的に思えます。

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 試験をする以上、ある程度の人数が受けないといけません。要するに「落ちる」要員が必要なのです。受験者全員が合格なんてことになったら、試験そのものが疑われてしまいます。

 かくして、今年もまた、受かる見込みのない試験を受けてきました。部活動で実績を上げているとか、授業研究ではその名を知らない者がないとか、そういう、何らかの実績を残している人でないと校長にはなれません。クラゲのような教員人生を送ってきた私には縁の無い世界なのです。それでも、これもお仕事、と割り切って、かた苦しい面接を終えました。義理のお仕事も終わったので、明日は存分に東京での文具店巡りにいそしみます。

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コメント

この校長先生、どうみても荒木経惟がモデルですね。

pelikan_1931 師匠

あ、みんな思ってて黙ってたこと言っちゃった!

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