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2019年6月23日 (日)

入れ物

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 お父さん来た!と喜んでいたら、写真を撮られて「ん?」となった「ちち(仮名)」さん。写真撮られてもいいのはお姉ちゃんだけ、と決めているようで、お父さんに撮られるのはNGなのです。

 で、そんな彼女は目下、膀胱炎に苦しんでおります。頻尿気味で、血尿が出る、おしっこしたい、と思っても出ない、なんていう状態が続いていてかわいそうです。ワンコはストレスがたまると膀胱炎になる、なんて言いますけれど、本当でしょうか。家族総出で「くま(仮名)」さんのお世話をするというのをずっと見ていますから、嫉妬から来るストレスが臨界点に達したのでしょうか。お父さんとお母さんに付き添われてお医者さんに行き、お医者さんは嫌いだけれどくっついていられるから嬉しい、という彼女なのでした。

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 萬年筆その他を積み上げてある棚の整理をしていて、ご無沙汰していた箱と対面。蓋の隅に描かれた風景は、現在、見ることができません。地元では大池と呼ばれているため池越しに見る薬師寺の風景。現在は東塔が大修理中なので、二つの塔が並んでいる景色が違って見えます。

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 来年の春には落慶法要が行われますので、この巨大な素屋根もまもなく姿を消します。東塔が見られなくなってから、この池の周りで写真を撮る人の姿も減りました。花火なんかが重なると、みんな池に落ちるんじゃないかと心配するぐらい人が集まっていたものですが、最近は比較的静かです。

 「勝間田の池はわれ知る 蓮無し 然言う君が 鬚無き如し」萬葉集の巻16にある歌です。この勝間田池というのが写真の池であろうと言われていて、この池の蓮の花が綺麗だったよ、という男に対して、「あの池に蓮なんかあった? ないはずよ。あなたに髭がないと同じくらいよく知ってます! プンプン!」なんてところでしょうか。まぁたよそで綺麗な女の人見てきて喜んでるんでしょ、と妬いてるわけですね。

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 この入れ物には、しかるべき位置にとっても綺麗な萬年筆が収まるようになっているわけです。個人的には、店頭で展示されていたときに傍らに置かれていた、紙製のPOPがなかなかの「値打ちモン」だと思っています。そういうことを思うのは、やっぱり「半」なのでしょうか。

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 薬師寺東塔の大修理、その現場を見られる最後の機会、ということで5月にたずねたときの写真です。てっぺんに飾られる水煙はレプリカで、本物は大切に保管されています。あの水煙に、舞い踊る天人が描かれているわけです。私の萬年筆に描かれた飛翔天人、今はどんな具合かな、とふと思いました。なるべく硫化させようと、あまり使わずにおいてありますが、久々に取り出してお手入れなどしてみましょう。

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コメント

自分の飛天は愛用しているせいか、あまり硫化が進んでいません。最近は仁王の方に気持ちが傾いています。同じく奈良ゆかりですが。

 ロクリンパパ さん

 仁王、まだまだ探せば「定価」で売られているところがあるようですね。
肉合というのでしょうか、あの盛り上がった蒔絵にも確かに惹かれます。

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