« 最後と最初 | トップページ | 囲い込み »

2019年5月10日 (金)

浮揚

20190512-000621

 写真には音声が乗りませんのでわかりませんが、さかんに寝言を言いつつ寝ている「ちち(仮名)」さん。飼い主が帰ってきても知らん顔です。その飼い主はというと、寝言ならぬうなり声を上げつつ、朝まで床に転がっておりました。寝転んだら最後、寝返りを打つこともできず、腕を動かすだけでも絶叫、という有様だったのです、

13117772_533165526867830_1076051836_n

 本日はこのくらいの斜面に挑戦していたのですが、急斜面にもかかわらず、スパイクが使えない現場でした。法面にスロープ道を造った場所で、道路以外の法面には樹脂製のネットのようなものが張られて表土の崩落を防いでいるのです。月日が流れ、そのネットの合間から芽吹いた草がたくましく成長したので、もうそろそろ刈っても良いだろうと挑んだのですが、想像を絶する難儀な作業でした。

Img_9459400x300

 まず何より、法面の下に用水路がある関係で、草刈り作業をする人間から見て左側が低い、という態勢が取れません。刈払機は右から左へと動かして草を刈っていくものですので、左側が低い方が刈った草が自然に下へ落ちていって効率的なのですが、それが出来ないのです。

 で、写真のように右足を谷足として刈っていきます。なおかつ、法面にはややこしいネットが張られているわけですから、金属刃ではなくナイロンコードでの作業になります。1mほどに育った草をナイロンコードで刈っていくなんて非効率この上ない作業です。

Images

 ナイロンコードでの作業ですから、写真のような事故は起こりません。刈払機を持った人間が転倒すると、こうやって自分の持っている道具で足を切ることがあります。これが山の中で起こったら、まず助かりません。刈払機というのは簡単な道具のように見えて、実は農業機械の中で一番死亡事故発生率の高い道具なのです。

 急な斜面に踏ん張りつつ作業を進めていたのですが、一瞬気が緩んだのか、山足、すなわち左脚がプラスチック製のネットの上で滑り、それが谷足を払うような形になって、私の全身が振り子になったかのように、両脚ともに宙に浮き、左の肩から斜面に落ちて、2メートルほど滑り落ちました。あまりにも見事に滑ったので、もう笑うしかなかったのですが、問題はそのあと。左の肩とその周辺が痛くて作業が続けられなくなってしまったのです。

Creative4_1

 うなりながらも眠気に負けてそのうち寝てしまい、寝返りをうとうとして痛みで目が覚める、ということを繰り返して、さて、明日はどうなるのかと不安です。歳も取ったし、そろそろ軽くてハイパワーな新しい機械に買い換えるかな、なんて余計なことを考えたりしております。

 

« 最後と最初 | トップページ | 囲い込み »

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

« 最後と最初 | トップページ | 囲い込み »