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2019年1月11日 (金)

極細

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 寝ながら、というか目をつぶったまま身繕いをする「くま(仮名)」さん。寝ているにしては小刻みに頭が動いているな、と近づいてみたら、ちろちろと赤い下が見え隠れしておりました。ワンコですから、目をつぶったままでも嗅覚で舐めるべきところがわかるのかもしれません。

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 インクを抜いて洗浄しようと取り出してきた1本。過去のWAGNER限定萬年筆にさまざまなペン先をつけたものシリーズでしたか、たしか、神戸ペンショウで手に入れたものだったはずです。いや、ちがうかな・・・・・記憶が飛ぶというのは危ない兆候ですね。

 とにかく細字。そしてなめらかな書き味。ごくごく細い叱責が残せるペン先でありながら、一切カリカリせず、すさまじくなめらかな書き味、という個体はあるものです。これはそういうグループに属する1本です。

 その昔、銀座のペンクラスターを訪ねた青年が居合わせたほかのお客さんに書かせてもらってその書き味に感動し、そのあまりの感動ぶりゆえににその方から譲られた、という古いモンブランを書かせてもらったことがありますが、それに近い感じがします。

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 スリップシール機構ゆえ、書き出しも問題ありません。師匠の調整ですからなめらか系。こういうなめらかな書き味のペンは苦手です。しかし、インクフロー少なめゆえ、ギリギリのところで滑らず紙の上を動くので、私のような者でもある程度は「文字」として判読できる筆跡が残せます。

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 まっすぐであるべき線がゆがんでいる、平行であるべき線が交わって、あるいは交わりそうになっている、もしくは、出会うべき線がきちんと出会わずチャンバラになっている。そんな字に不自由な私でも、この筆記線の太さは、お仕事に使うのに最適です。インクを真面目な黒に入れ替えて、お仕事に励むことにいたしましょう。

 紙に書いたのは、その昔、スーパーなめらかな書き味の極細モンブランを私に紹介してくれた、才気あふれる若い友人の「芸名」です。明日、高座に上がるようです。

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