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2018年8月14日 (火)

お届け

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 握手会状態でくつろぐ「ちち(仮名)」さん。もちろんこの状態で握手を求めに行くとパッと立ち上がってしっぽを振りますので、実際には握手などできません。

 今年もお盆が来て、あぁまた何もしないで夏を過ごしてしまった、と残念がっています。夏休みには普段できないことに取り組みましょう、なんて言いつつ子供たちを家に帰しているのに、自分たちは普段通りに出勤し、いつものように書類仕事を片付けたり、草刈りをしたりしながら、なんとなく日々を過ごして、土曜日曜には普段通り休む。で、気が付けばお盆で、夏休みも残りわずか、と郷愁にひたるわけです。

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 樹脂製多角形断面のキャップレス。もう20年近く前、数千円で手に入れたこのペンを職場で使っておりましたが、机上に転がして置いたら誰かに持ち去られてそれっきりでした。

 当時の職場を仮にFC中学校としておきましょう。異動してすぐ、机上に文具を並べていた私に、親切な同僚が「あ、ここは机の上に何も置かないことになってますよ。」と教えてくれたのです。「だって、TH中学校ではそういうことになっているから。」と説明してくれたのですが、その瞬間から私は、職場であるFC中学校も、それを陰で支配するTH中学校も嫌いになったのでした。ちなみに、私の勤務している自治体では、TH中学校に勤務してこそ一人前、という雰囲気が根強いのですが、私はこれまで絶対拒否を貫いてきました。これが何を意味するかと言えば、この先、定年まで気楽に過ごせるということです。

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 このペンにほれ込んだ神戸のかばん屋さんが、すべての軸色を、それもNAMIKIブランドで揃えたいのだ、などと言い出したのはもう何年も前のこと。親方からも私からも、珍しい軸色のものがお嫁に行きましたけれど、肝心の、というか、ごく一般的な黒軸がなかなか手に入らなかったのです。

 水道橋のWAGNERで、N御大のショップにこれがおかれているのを見つけて、それならわたくしが神戸までお届けしましょう、と引き取ってきたのでした。

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 美しいですね。神戸のかばん屋さんは、このペンは実用しないとか。マットブラックのこのペンは、使い続けていくとクリップなど金属製の部分の塗装が剥げてきます。いわゆる滅びの美学というやつで、その剥げた感じがまた良いのですけれど、この個体はコレクションアイテムとして大切に保管されていくことでしょう。幸あれ、と祈ります。

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