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2016年1月28日 (木)

柘榴石

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 「くま(仮名)」さん、よく寝ております。冬の日射しは低く差し込むので彼女のケージは直撃されますが、それがまた気持ちよいのでしょう。

 餌鉢は彼女にとって、ご飯を食べる器という以上の意味を持っているようです。ほぼ満タンの状態では正規の場所に置かれていますが、残り少なくなるとクッションの中に咥え込んで寝たまま中身を食べ、その後はこうして枕にするのです。人間から見ると、餌鉢の縁の部分が頭に食い込んで痛くないのかしらん、と思いますが、彼女にとってはこれが落ち着く寝姿のようです。

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 明日は研究発表会。全国から小中学校の先生方が集まって来られて私の勤務先での授業公開を見学され、偉い大学の先生のお話を聞く、という行事が予定されています。私は常に中学3年生担当なので、この時期、こういう行事には関わりたくても関われません。もちろん、それを良いことにしているという部分もあります。体調を崩して寝込んでしまう先生も出るほどで、こういった行事を開催するのは本当に難行苦行なのです。

 で、各地から集まってこられた先生方が授業を参観されている時間帯、私は少し離れた木工教室で授業をする、という時間割を組みました。役得です。檜材を使った浴用腰掛けの製作中で、作業の早い生徒は作品の磨きに入っていますが、そこで活躍するのが紙やすり。この製品はガーネットペーパーという商品名です。

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 紙やすりって、英語ではこう言うのですね。名詞としては研磨剤ですが、形容詞として用いた場合には「いらつく」「逆なでする」なんて意味もあるようです。確かに、それはわかりますね。

 A4サイズのこの紙やすりを適当に切って、これまた適当な大きさの木片に巻き付けて作品を磨く、というだけのことですが、説明が悪いのか、生徒たちにはなかなか理解できないようです。作品のてっぺん、腰掛けの座面部分だけを軽く磨いて「できました!」という生徒がほとんどなので、その都度私が磨いて見せて、その部分の触感を確かめさせます。ほとんどの場合「参りました」と再度磨き修行を始めるわけですが、中には「もうこれでえぇやんかぁ。」と不満を漏らす生徒もいます。まぁ、それならそれで、こちらとしても成績をつける作業が楽になるのですが。

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 さる筋から入手した、貴重な鉱石標本。修行を積むために山に入っている行者ですら、あまりの険しさに引き返したと言われるのが行者還岳。今は林道があって車で行くこともできますが、その林道も、今から30数年前には子供の頭ほどの大きさの石で路面が埋め尽くされているような悪路でした。わかくさ国体の山岳競技会場として付近一帯が整備された際、ようやく普通に通り抜けられる道になったのですが、大学生時代の私は、整備前のその林道を初代ホンダCITYで通り抜けるという荒行を敢行したのでした。

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 美しいですね。今は原則としてこのあたりでの採掘が禁止されているそうで、標本とは言え、今後は手に入りにいものになるのでしょう。確かに硬そうな石ですから、これを砕いて紙に塗りつければ、対象物を良く削り取ってくれそうです。また機会を捉えて、授業の中で生徒たちにもこの石を見せてやりたいと思います。

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