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2015年12月 5日 (土)

まじめにインプレッション

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 かわいいお顔に目線が入ってしまっておりますが、怪しい者(犬)ではありません。こんなにお鼻が真っ黒だったのだなぁ、とか、その周りの白いところ、本当にきれいに白いなぁ、とか、親ばか目線で観察してしまいます。

 惚れ込んでしまうと、何でもよく見えてしまうものです。どんなものでも冷静に観察し、よく考えないと失敗します。

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 平均燃費がリッター5キロぐらいという、まさに絶叫もののE51エログランドも車齢13年を超え、各部にガタが来ております。先日、走行中に前触れなくエンジンが止まるという致命的な故障を修理しましたが、やはり燃料供給系もしくは点火系、あるいはその両方に問題があったようで、修理をしてからは2割方燃費が良くなっております。

 それでも、P10プリメーラ以来、ずっとおつきあいしているディーラーの営業マン氏にしてみれば、えぇ加減に次、お願いしますわ、というところでしょうけれど、今の日産車に買いたいと思わせるモノがないので仕方のないところです。スカイラインなんてのも面白そうですが、何せ高額。そこでこの、リーフのモニターに軽い気持ちで応募してみたら、買わせるためのモニター故、すぐに当選してしまったのでした。

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 しかし、車両を借り出したタイミングが最悪。金曜日の晩に岡崎まで往復することがわかっているのに電気自動車とか、どうかしています。奈良から岡崎まで、google先生に聞いてみるとその距離180キロあまり。これは普通におとなしく走った場合にリーフの電池がもつぎりぎりの距離でしょう。そしてそれは、一般道利用でのお話ですよというおまけ付きです。

 写真は出発前、職場の駐車場で撮ったもの。前夜に充電して満充電で自宅を出発し、職場についてからは動かすことなく、夕刻に撮ったら電池が少し減ってるぞ、という状況。100%充電からこの90%近辺まで減るのが特に早いように感じられます。

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 電気自動車のボンネットの中はどうなってるんだろう、と興味本位で撮った1枚。しょぼいバッテリー、やっぱりあるのですね。多くの電装品は普通の車と同じモノですから、これも当然でしょうか。銀色のカヴァーに覆われて鎮座しているのがモーター様かと思われます。右にある普通の(!)バッテリーとの間の隙間をのぞき込むと、下の方にドライブシャフトが見えました。ちなみにエンジン(?)ルームの下側はしっかりとカヴァーされていて地面は見えません。

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 所有している車がエログランドに現行ノート、いずれも後ろの席が十分以上に広い車ですので、どうしても後席スペースが気になります。バッテリー関係でしょうか、センタートンネルの盛り上がり、床面から20センチほどの高さがあります。ニールームは全席を前に出しまくった後輪駆動のタクシーぐらいの感じでしょうか。3ナンバーですが車幅はさほどでもないので、枕は3つありますが3人並んで座るとたいへん窮屈です。

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 未来志向の電気自動車なので、シフトレヴァーもこんな感じ。レヴァーの握りの部分、中央部にあるボタンを押し込むとPレンジというのも、オッサン世代には不安な感じです。パーキングブレーキは足踏み式なので、そこで物理的な安心感を得るしかありません。

 レヴァーはL字に動かします。右に引き寄せて前に押すとリヴァース。同様に手前に引けばDレンジもしくはBレンジ。Bレンジというのは回生域を多くとる、あるいは強く回生かけるというレンジのようで、要はシフトダウンしてエンジンブレーキで減速、というときに使うもののようです。

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 奈良から岡崎まで、名阪国道の大内(伊賀)、東名阪の御在所で合計90分の充電。そして岡崎市街に到着した時点で航続可能距離が20キロ少々という状態。奈良から90分走れば、運が良ければ伊勢湾岸道の名古屋港あたりまで到達していますから、この充電時間はもったいないと感じてしまいます。さりとて、電池をもたせようと80キロ前後で走ると、名阪国道あたりでは流れに乗れず怖い思いをすることもあります。

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 妻などは、これを通勤用に買って遠出はノートで、などと恐ろしいことを言いますが、実際、ノートで亀山まで行っただけで「何か疲れた」と言っていたぐらいですので、運転者のみならず同乗者も、いったんデカい車に慣れてしまった者には小型車での遠乗りはキツいようです。

 今回の試乗で面白いと感じたのは、乗り心地がP10プリメーラと同じ傾向だったこと。中低速域でのゴトゴトした感じは、P10のごつごつ感を少しマイルドにしたようなもので、この車重の車ならこんなもんかな、という印象ですが、80から85(単位不詳)で流したときの安定感や乗り心地の良さはP10プリメーラそっくりでした。思わずハンドルから手を離して「やっちゃえ」とか言いたくなるような感じです。

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 で、結論は、私の1台目の車としては無理、ということです。平日は奥さんがお買い物や用事に出かけるときに乗り、休日のみ、洗車場やショッピングモールへ出かけるために乗る、というような、サンドラブロックするようなドライヴァーにとってはバッチリでしょう。私はサンドラブロック絶滅運動の先頭に立ちたい人ですから、この車はちょっと。

 走っているとよく出会う、トロトロ走るハイブリッド車、その理由もわかったような気がします。ハイブリッド車のドライヴァーも、できるだけEV走行する場面を増やそうと思ったら踏めないわけですから。無茶に飛ばすのは論外ですけれど、何が何でも節約だ、とちんたら走る車が増えると、ストレスがたまりそうです。地球環境には優しいのかもしれませんけれど。

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コメント

センタートンネルの盛り上がりがないのはミニバン系のもともと床面が高くてフラットなクルマ以外では、トヨタのHV系、ホンダのHV系ぐらいなもんでしょうか。排気系やその他いろいろを通すためと車体剛性のためセンタートンネルが盛り上がる設計になっているようです。スバルなどはAWDが基本なのでFWDでも同様に盛り上がっております。

リーフは日産の技術力を誇示するための広告塔だと思ってます。なので自動車の本質である「遠い所へ早く到達する」ことは余り考えないのかもしれません。どうせ「やっちゃう」んだったら実用は無視して挟あい道路だったらGTRよりもタイムが出るっていう位の馬鹿げたインパクトが欲しかったです。

 くーべ さん

 そういうセンタートンネルの役割は理解しつつも、サイドシルも非常に高いので、とにかく乗り降りのしづらい車と感じます。その割には装備品など見ますと。アクセサリ系はけっこう旦那仕様です。前照灯とか結構しょぼいのですが。

 ま、そういうことで、密かに魅力を感じていたりする電気自動車、これで「ダメだな、これは」とはっきりしたのが良かったことと言えるのでしょう。

 すいどう さん

 そう、まさしく広告塔ですね。とにかくこれ、車が好きな人よりは、楽に移動できるなら何でもいい、加えて燃料代かからないんだったらもっといい、という人のための車ですね。技術的には、電気モーターによる加速は下手なガソリン車など足下にも及びませんし、回生ブレーキの動作をコントロールして、減速か惰行かを選ぶ、知的ゲーム的な運転技術を磨くのも愉しいと感じます。けれど、この車を選ぶ人たちの大半はそういうことに燃え(萌え)たりはしないのでしょう。

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