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2015年11月 9日 (月)

ほめられた

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 写真で見るとたいへん醜悪ですが、実物を見ると実に可愛らしいお姿だと思える「くま(仮名)」さん。そう見えないのは写真を撮った奴の腕が悪いせいです。いや、それだけではなく、写真というものは撮り手の内面を写すものだともいいますから、この写真を撮った私の内面がたいへん醜悪だということなのでしょう。

 今日もまた、帰宅しようとハンドルを握りながら、自分が消えてしまったらどれほどすばらしいだろうか、と考えておりました。あらかじめ指定された条件を組み込んで作り上げたはずの時間割に多くの不具合が見つかって、その修正にかなりの時間を要するという失態。来年度以降、更に時間割作成に関する条件が複雑化することが予定されているというのに、こんなことでは先が思いやられます。

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 幼い頃から今日まで、人に褒めてもらったという記憶がほとんどない私ですけれど、今日は持ち物を褒めて貰うことが出来ました。歯に衣着せぬ物言いで、ともすれば日本の社会では口にするのがはばかられるようなことでも、必要とあらばズバッと言ってのける、大変に尊敬すべき同僚がいます。その彼が、私の机のそばを通過するときにこのペンケースを見て、「綺麗!」とつぶやいたのでした。

 持ち主である私が褒められたわけではないのですけれど、愛すべき萬年筆が褒められたというのは実に嬉しいことです。しばしの間、萬年筆談義が続きました。

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 今日はこのことをネタにBlogを更新しよう、と意気込んで帰ってきたわけですが、その途中、褒められたら後が怖い、ということに思い至りました。そういう風に考えること自体がおかしいのでしょうけれど、私は自分や自分に関することで褒められるのが極端に苦手、いや恐怖ですらあるのです。これまで満足出来る出来であったことは一度も無い時間割ですら、褒めてくださる方がありますが、そうなると今度は、この次、これより悪い出来だったらどうしよう、と恐ろしくなってしまうのです。

 こういう感覚、何かに似ていると思ったら、太宰でした。太宰は麻疹、といいますけれど、老人になってもなお麻疹が治っていない自分にようやく気付いたことでした。

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コメント

ん〜〜!病んでますなぁ〜〜(笑)

 白星 さん

 さて、こうして精神的に病んで朽ち果てていくのが良いのか、それとも萬年筆沼に首まで浸かって溺れ死ぬのが良いのか、実に悩ましいところなのです。

トカトントン

 めだか さん

 まさか、めだかさんが「むざんにも無学無思想」であったとは! 懼れてしまいます。 年末、また両国にて。

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