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2015年10月22日 (木)

ヘンタイの卵

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 寝そべる「くま(仮名)」さん。我が家のワンコたちはいずれも臆病者で、階段で2階へ上がることが出来ないとか、「ちち(仮名)」さんの場合には食卓の下に入るのにいったん深呼吸してからでないとだめだとか、それぞれに「こわい・・・」と思うことがたくさんあるようです。けれども写真の「くま(仮名)」さんは、寝そべるときにはたいてい後ろ脚がこんな感じになります。咄嗟に起き上がることが難しいと思いますが、そこは安心しきっているのでしょう。「ちち(仮名)」さんの場合、かなりリラックスしているときでもこういう脚の形になることはめったにありません。

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 このところ常用しているM800螺鈿改。諸事情によりポーさんのところからやってきたこの軸とキャップとの相性はなかなか良い感じで、体の使い方が下手くそな私のスーツの内ポケットに挿されていても軸が抜け落ちるということがありません。

 私は社会科の教師ですし、もうすぐ正倉院展なので「ほれ、螺鈿、螺鈿」と生徒に見せるのですけれど、生徒達はさほどの反応を示しません。ま、奈良時代のところを教えたのは私ではないので、天平文化などに関しては軽くさっと流して授業したのかも知れません。

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 生徒達に見せるとわりと反応するのが、こういったショートタイプ。木軸、あるいは木質系の軸などというものは、鉛筆で慣れ親しんでいますし、シャープペンシルやボールペンにもありますから、それ自体はさほどの感動を呼ばないようです。

 むしろ、国産のスライド式嵌合のものは、キャップを閉める最後のところで「カチッ」とならないのにしっかりと閉まる、というところが感動を呼ぶようです。何とも言えない適度な抵抗感を伴いながら軸がキャップに収まっていく、その感じも好評ですが、携行時には短いのに筆記事には普通の長さになる、というところにはさほど関心が集まりません。使用者としての視点がないということなのでしょう。

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 同じスライド式でも、こちらは最後の最後でカチッと嵌まるタイプ。軸も重たいので、国産のようなバネかつらとの摩擦だけで閉まるタイプだとしっかり軸を支えることが出来ないからなのでしょうが、意地の悪い見方をすればそういう機構でしっかりと保持するようには作れないから、ということなのかも知れません。国産各社ならあるいは、と期待してしまいます。

 これまでに触らせて貰った萬年筆のなかで、キャップの閉まり方が一番気持ちよいと感じたのはデュポンのオランピオで、さすがはライター屋、と感動したものです。何時の日かコレクションに加えたいものですが、暇さえあればカチッ、カチッとやってそうな気がします。

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 ところで、生徒達にこういうペン先を見せたらどんな反応をするのかな、というのも気になるところです。ただ単に先生が持ってるけったいな筆記具、という感じで萬年筆に触る子がほとんどである中、あぁ、あかん、こいつはヘンタイになる・・・・・と思える生徒もいますし、すでに自分で「カクノ買いましたぁ!」なんてにこにこしている生徒もいます。

 あぁ、可哀想に。願わくばこの子達がヘンタイに育ちませんように。

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