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2015年8月11日 (火)

召喚

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 呼んでいます。飼い主が一番喜びそうな表情をして、ケージから出して、とねだっている「くま(仮名)」さん。抜け毛が凄いのと、すぐにいたずらをするのとでケージに押し込められたのですが、飼い主の顔を見て、この人なら出してくれるだろう、という期待を込めて愛想を振りまいているのです。

 飼い主は厳しさというものが全くない人間。自分に対しても、人に対してもそうなので、要するに信用できない人間です。そもそも、自分で自分を信じることができません。そう思っているなら、何とかしようともがいてみればよさそうなものですが、そういう厳しさは持ち合わせていないので無理です。

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 そんな私が、子どもの頃からずっと続けていることがお墓参りです。小学生だった頃から、お盆のお墓参りは私の仕事と決まっていました。今、我が家のお墓は高野山奥の院の参道脇にあります。お盆やお彼岸には高野山をめざす人が多く、まっすぐで平らな道ですら満足に運転できないような人が狭くて曲がりくねった山道に入り込んでくるので、車で行くと高野山にたどり着くだけで疲れ果ててしまいます。けれど、まだ暗いうちに自宅を出発すれば、ようやく明るくなる頃にお墓に到着し、お墓の掃除とお参りを済ませて通勤ラッシュが収まった頃に平地に降りてくる、ということが可能です。

 今回もそのパターンを考えていたのですが、今年はお盆の経木がまだ届かないので、お世話になっている高野山のお寺に確認する必要がありました。ですので今日は、電車を使って、人が普通に活動している時間に高野山をめざしました。

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 高野山でお世話になっているお寺に行き、執事役の若いお坊さんにお話をするのですが、事前に電話を入れてあるにもかかわらず、全く要領を得ません。お盆の経木が届いていないので直接もらいに来ました、という話をするのですが、どういうわけか、お祀りする先祖の法名を書け、と言われます。そんなもの、お寺の過去帳にあるだろう、と言い返したいところですが、お寺と揉めてもつまらないので言われたとおりにするうち、ご住職が来られて、経木は昨日発送しましたよ、というお話でした。何のことはない、入れ違いになってしまったのです。

 で、この時点で施餓鬼法要の申込みも無事完了。とりあえず祖父母と両親、伯母の五柱で一万5千円也。予想外の出費でしたが、不思議と「痛い」という感じがしませんでした。思うに、たまにはお寺にお金を渡しなさい、という先祖の招きで、高野山に呼ばれたのでしょう。例年より大幅に経木の到着が遅れたことで、これはいかんとお寺に相談に行く、それもご先祖の思いだったのだろうと考えると納得です。こういう不思議なことが自然におこる、それがお盆というものです。

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 帰宅して、家族5人で食卓を囲んでの夕食。これも実に久しぶりです。夫婦2人で飲むためにビールグラスを冷蔵庫で冷やしてあるのですが、長女も飲む、という話になって、私は一回り大きなエジプト模様のグラスで飲みました。飼い犬に甘い私は、長女にも甘かったようで、長女が保育園に通っている頃、長男の時とは全く接し方が違う、と保育園の先生に見透かされていました。そういうとりとめもない話題を交わしながら、家族で夕食ができる、この幸せも先祖の存在があればこそ、ですね。

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 銀の萬年筆は硫化して黒くなるほど嬉しいものですが、墓石はできるだけ綺麗な方が嬉しいものです。幸いなことに、我が家のお墓は今もつるつるぴかぴかですが、いつまでそういう状態が続くのでしょうか。

 明後日13日の夜は、高野山でろうそく祭が行われます。奥の院に数多く建っているお墓の一つ一つに蝋燭が灯される幻想的なお祭です。大変な人出が予想されますけれど、予定のない方はお参りされてみてはいかがでしょうか。

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