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2015年8月16日 (日)

墓のうらに廻る

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 こんな姿勢で、「ちち(仮名)」さんは苦しくないのでしょうか。飼い主はこのお盆休み、寝転がってTVを見てばかりだったのがたたって首が痛く、そこから頭痛までするという状態になりました。やはり、私のような怠け者には毎日強制的に職場へ出なければならない状況の方が合うのでしょう。

 お盆休みも今日でおしまいなので、それこそ強制的にどこかへ遊びに行こうということになって、近場の京都府和束町へ向かいました。私にしては珍しく、ここへ行きたい、という目的を持って向かったのですが、それが良くなかったようです。自宅を出てすぐに雨粒がフロントガラスを打ち始め、雨脚は目的地に近づくにつれて激しくなり、到着したときには車から降りるのも難しいような状況でした。

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 世に名高い宇治茶というものは、実はその多くが宇治市内で栽培された茶葉ではなく、他地域から移入された茶葉を加工してできているものです。そのブレンド比率は公表されていませんが、宇治市内の茶畑の面積と他の地域のそれとを比べると素人にもわかるほど、宇治市内の畑から産出された茶葉の比率は低いものと思われます。実際、同じ京都府内であればここ和束から、近隣では滋賀、三重、奈良あたりからの茶葉が大半を占めているのはほぼ確実と思われます。

 そういう意味からでしょうか、宇治の南に位置するここ和束町は、「茶源境」を名乗っております。「桃源郷」がめざして行けるところではないのと同じく、茶源郷をめざして行って車から降りられない、というのには我がことながら少々笑ってしまいました。

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 写真中央上部、山の上に小屋のようなものが写っています。実はこれが本日の目的地、「天空カフェ」だったのですが、雨上がりに望遠で写真を撮るのが精一杯でした。先の写真、竹でできた看板のあたりから撮った写真です。

 和束茶カフェというところで利用を申し込んで、お茶の葉とお湯などのセットを受け取り、この山の上まで登っていって、建物の中から絶景を堪能しながらお茶を飲む、という趣向なのです。曇り空であまり暑くないので、坂道を登って行くには良い日だと思ったのですが、激しい雨が降ったのではどうしようもありません。

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 精一杯レンズを伸ばして撮った写真。実際、お茶を淹れるセットを抱えてここまで登っていくのはなかなか大変そうな感じです。しかも曇り空となれば、ご自慢の絶景も今ひとつでしょう。やはり、春とか秋とか、もう少し季候の良いときに訪ねるのが良さそうです。

 雨が止むまでしばらくの間、狸の焼き物で知られる信楽方面まで何となく車を走らせて、戻ってきた頃には雨こそ上がっておりましたが、肝心の天空カフェの受付時間は終了していた、というお粗末でした。

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 自宅へ戻る道すがら、ふと思い立って道をそれ、山道を上がっていきました。今を去ること11年前、父を見舞いに家族揃って病院へ行っている間に、一人(一匹)寂しくこの世を去った先代の「クマ(実名)」さんのお墓参りです。辺り一面に広がる茶畑の一角を使って開業されているペット霊園で、火葬施設もあり、屋内にはお寺のような厨子までありますが、うちの子はこの墓石に「永代供養」されています。

 実際に火葬された骨は、おそらく両脇の白い小屋の中にあるのだろうな、と思って、それだけでは足りずに裏に回って扉の存在まで確かめてしまいました。尾崎放哉ではありませんが、まさしく「墓のうらに廻る」です。この霊園から、「一周忌ですよ」という葉書をもらってお墓参りにきて、その帰りにペットショップに寄ったときに連れて帰ってきたのが「くま(仮名)」さん。もうずいぶんと時間が経っているのですね。

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