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2015年7月23日 (木)

趣味

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 ひっくり返って眠りながら、くぃ~っと伸びをしている「くま(仮名)」さん。写真を撮られていることにも気づいているのだと思いますが、そこは年の功でこのあとも知らん顔で寝続けておりました。

 昨日も半日は曇りのはずだったのにずっと雨で、今朝からも雨。体重を落とすためには運動が必要だけれど、私にとっての運動は草刈ぐらいしかないのに、と恨めしそうに空と天気予報を見続けていたら、お昼前から雨脚が弱まってきました。

 本来ならピーカンで気温30度以上のときに刈りたいところですが、贅沢は言ってられませんので、早速身支度を調えて刈り始めました。しかし、雨に濡れたフェンス際の草というのは、実に刈りにくいものです。雨上がりでぬかるんだグランドの泥を盛大に跳ね上げながら、時間にして4時間、ガソリンおよそ1.5リッターほどを費やして、ようやく運動場全周の草刈を終えることができました。ほっと一息ついて見渡せば、最初に刈り始めたあたりはそろそろ草ぼうぼうになりかけています。どれだけがんばって刈り続けても、この季節、草の生長に追いつくことはできないのです。

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 それでも、草刈は体重減少という実益を兼ねた「趣味」なのです。趣味である以上、誰にも強制されませんし、人に迷惑をかけることがあってもいけません。草刈は非常に危険な作業ですから、絶対に怪我などしないよう、傍から見ると滑稽なほどに万全の準備をして臨んでいるのですが、それでも趣味なのです。

 それに、きれいに刈り終えたあとを見るのは実に気持ちのよいものです。そして、前回よりは今回、今回よりは次回、より早く、より綺麗に刈ることができるようになりたい、と思いつつ、道具の使い方や整備、作業の進め方の工夫など、さまざまな精進をしていくのです。

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 心地よい疲労感を抱えて帰宅すると、私が萬年筆趣味を再開した頃からずっとおつきあい願っている友人から暑中見舞いが届いていました。今日は7月23日。7月は文月で、23日だからふみの日。萬年筆を愛し、筆まめで、しかも送る葉書や手紙の「質」にこだわる彼は、大変失礼ながら、私と同じくらいに悪筆ですが、その筆跡からは粗雑な感じを受けないところが私との大きな違いです。

 限られた紙面の中で、友人は萬年筆趣味から遠ざかろうという思いを明かしてくれていました。一番愉しい、一番落ち着ける、そういう時間であるはずの趣味の時間でさえ、彼にとって苦痛を感じるものになることがあるというのです。さて、悩める若い友人にどのようにアドヴァイスしたらよいのか、葉書を片手にしばし立ったまま考えておりました。

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 すべての人にとって、自分が不要な存在、迷惑な存在なのではないか、という思いを若い友人は抱いているようです。でも、それは違うと私は思います。そういう人がいるとすれば、それは私であって君ではない、と強く強く言ってやりたい気持ちです。ただ青く煌めいて、嘘のかけらもない、そういう言葉がぴったりくる愛すべき友人には、一刻も早くこの馬鹿げた淵から這い出て、すっきりと充実した毎日を送ってもらいたいと願うばかりです。

 趣味の世界で苦しむ、それは、それほどにその趣味を愛しているということなのかもしれません。声をかけても返事がない、それは相手がほかのことに気を取られていただけのことかもしれません。手紙を出しても返事が来ない、それもまた、相手は気にしていながら日を過ごし、返事を送るタイミングを逸してしまっただけなのかもしれないのです。

 ちゃらんぽらんな性格、それは、神様が唯一、私に授けてくださった、生きるための術なのだろうと思います。そのおかげで、ここまで馬齢を重ねてくることができました。この性格、ほんのひとかけらでも彼に分けてあげたい気分です。

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コメント

はじめまして。普段から拝読していますが、はじめてコメントいたします。

以前にも何度か登場したと思われる「若い友人」の方には、どんな返事を送られたのかが、気になっています。以前、恐らくその方が、辛そうに読みづらかったようでごめんなさいとコメントしていたのが記憶に残っています。そのときも、どんなお返事をされたのかが気になっていました。

プライベートなお話に突っ込んでしまっていますので、無茶をいっていましたら削除してください。ただ、似たような気持ちの人が周囲にいたとき、参考になればと思います。

 みちふや さん

 辛そうな人が身近にいる、あるいは遠くても親しい間柄だったりすると、いろいろと気を遣いますね。

 実は、敢えて返事を送っていないのです。以前もそうだったのですが、しばらくして、こちらも気持ちを落ち着けてから、それこそ心に移りゆくよしなしごとをそこはかとなく・・・書き送っております。

 夜、中島みゆきの曲を聴いていると、入り込みます。惨めな自分、世界で一番ダメな自分、という風に感情移入してしまいます。私はいい歳をしたオッサンなのですけれど、思考回路はそれこそ中2なのです。一方で、そのことを客観的に把握している自分もいるわけです。で、若い友人は私などと比べるべくもない優秀な人なので、是非ともこれから先、社会で活躍していってもらわないと困ります。なので、あえて冷却期間をおくのです。

 共感はいいことなのです。けれども、おい、しっかりせんかい、とシバくことも時には大切なのかと、自分を甘やかし続けてきたオッサンの私は思うのです。

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