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2015年4月21日 (火)

枯れたシステム

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 私、ここにいますよ。かまって・・・・・という「ちち(仮名)」さん。彼女なりにケージから精一杯身を乗り出そうと努力した結果、こうしてケージの縁を首で巻くようになってしまうのです。

 この状態から首のあたりを撫でてもらうと気持ちよさそうにしておりますが、それも初めのうちだけで、すぐに甘噛みをして暴れまくり、ついつい強く噛んで飼い主に叱られる、というパターンを毎日のように繰り返しております。反省している様子が見られないところから考えるに、彼女にとっては叱られているのも遊びのうちなのかもしれません。まったくもって、しつけが全然できないダメダメな飼い主です。

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 本日は、かの有名な「学力学習状況調査」の日でした。平成19年度から始まり、毎年4月20日前後の火曜日に行われることに決まっています。初めて実施されたときは、それはもう大騒ぎで、教員向けにマニュアルビデオも送られてきて、みんなでそれを見て実施に備えたことを覚えています。

 私は初回から、実施されるときには必ず「実施担当者」という立場にいましたので、もういい加減慣れました。初回からほとんど実施方法等は変わっていないので、毎年、今年は変わってないかな、と確認する程度で実施に臨んでいますが、特にトラブルはありません。それだけ、しっかりと練られたシステムだと言えるでしょう。

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 担当者向けのマニュアルは70ページを超えるボリュームで、インクカートリッヂと並べてみるとこんな感じです。けっこう分厚いですね。校長や教頭、教務主任や学年主任など、調査の責任者だったり陣頭指揮をしたりする立場の人はこのマニュアルをしっかり読み込んで、自分が歩くマニュアルとなって実施当日を迎えるのです。

 それぞれの教室で調査を監督する先生方には、15ページほどの分量のマニュアルが手渡されるのですが、忙しいせいもあってこれを十分に読まない人が結構多いのです。特に今回、別の学年で実施主体の異なる学力調査が同時に行われましたので、そちらの説明を小耳に挟んで肝心の全国調査の実施方法を間違えそうになる教員なども出てきました。これまでの経験から、そのようなことは一通り織り込み済みですので、今年も無事に調査完了、めでたし、めでたしです。

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 この調査で一番大切にしなければならないもの、それがこの、冊子になった解(回)答用紙の表紙です。全部で6枚の解(回)答用紙が綴じられていて、調査が終了するとこの表紙だけが残ります。それぞれの解(回)答用紙には記名欄がなく、調査の結果もこの答案番号のみで通知されます。答案番号と生徒の名前、その両方がわかる資料は、この表紙しかないのです。

 ですので、この調査においては、ご丁寧にもこの使用済み表紙を入れて保管しておく特製の封筒も提供されます。その特製封筒に使用済みの表紙を入れ、結果が通知される夏頃までしっかりと校長室の耐火金庫で保管しておくのです。

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 表紙に名前を書いた生徒は、すべての解(回)答用紙に自分の組と出席番号、性別を記入して、その内容をマークします。もし万が一表紙を回収するのを忘れてしまったときは、答案用紙を発送する前に、いずれかの教科の解答用紙から、出席番号と答案番号の対照表を作成しておかなければなりません。そのようなことは何度か経験しましたので、実際にそういうことが起こっても慌てず騒がす、というところです。

 表紙に名前を書き、すべての解(回)答用紙にも必要事項を記入したらスタンバイOK。ここで解(回)答用紙の冊子を裏返し、一番最後のページとなっている「国語A」の解答用紙を切り離します。これが3~4時間目あたりになると、だんだんと切り離すのが難しくなってきて、大事な解(回)答用紙を破ってしまう生徒も出てきますので、先回りして「気をつけなさいよ」と声をかけるのも大事な仕事のひとつです。

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 回収した答案はこのようなビニール製の封筒に入れ、箱詰めにして、調査翌日に業者が集荷に来るまで、金庫または施錠できる部屋で保管します。日本全国どこであっても、間違いなく同じように調査が行われる、それは本当にすごいことです。調査のシステム設計も優秀なのでしょうけれど、それに携わる我々もまた、実によく飼い慣らされているというべきでしょう。

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コメント

カートリッジから察するにお仕事ではパイロットの万年筆をお使いなのでしょうか?パイロットのインクは再生紙に使うと滲みまくってどうにもならないイメージしかないのですが、上手に使う方法があるのかな?

 すいどう さん

 そんなウマい話はありません(きっぱり)。あのゴボウと一緒に風呂に入ったのか?と聞きたくなるような汚い色合いの再生紙、あれに書くとそっとペン先を置いただけでにじみまくります。けれども使っております。

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