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2015年3月14日 (土)

身を削る

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 これもまた、カメラがよそへ行くのをひたすら待ち続けている「ちち(仮名)」さん。土曜日というのに飼い主が深夜のご帰館となったところ、大喜びで遊んで遊んでと甘えたら写真を撮られそうになって、これは大変、とじっとしているのです。春は確実に来ていて、彼女の体毛もどんどん薄くなってきています。夏場は野良犬かというほどに、やせてみすぼらしくなる彼女なのです。

 朝から少し雨が降っていたので、この分なら野球の試合はないかも・・・・・と思っていたのですが、日程の都合もあって強行されたようです。来週火曜日には卒業生を送り出す予定の担任は、朝早くから遠方まで出かけていって試合の監督と審判。夕刻、ようやく解放されて学校へ戻り、通知票に記載する内容などを打ち込んで、「完了!」というメッセージを送ってきましたので、ならばと通知表を完成させるべく、日が暮れてから学校へと出向きました。

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 どうして、ゆで卵に付属の「殻を包んで捨てるための紙」はこんなにも薄いのでしょうか。捨てることを前提としたモノだから、というのが理由とは思いますが、その薄い紙にしっかりといろんなことを印刷してある、そういうあたり、いかにも日本のもの作りという感じがいたします。そういうことは当たり前で、そうでなければ苦情が寄せられる、というお国柄だからこそ、作る方も気合いを入れて、という、これは好循環。

 生徒たちが卒業していくまでもう2~3日しかない。けれども、あれも、これもやってあげたい。しかし、卒業していく生徒たちだけでなく、部活動に参加している生徒の面倒も見てやらなければならない。普通ならこんな時、優先順位の低いものから切り捨てるわけですが、それをよしとしないのが教師という種族。私などは名前こそ同じ教師でも、そういう立派な種族には属しておりませんから、ただただ尊敬し、体は大丈夫かと心配するばかりです。

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 そういう忙しい毎日を送っていながら、職場で義理チョコをくださった女性たちへの心配りも忘れない。まさしくスーパーマンですが、10年後、今の私と同じくらいの歳になったときに、その先生の体がどうなっているのか、心配せずにはおれません。

 文部科学省はじめ、各地の教育委員会なども、「先生方の心と体を心配して」残業や休日出勤の時間数を記録するように求めています。しかし、全国の先生方が、残業はしない、休日は休むということを100パーセント徹底したなら、すべての学校はほとんどまともに機能しなくなってしまうでしょう。時間外に働くこと、休日にも働くことを前提にしたシステムができあがっていて、それで何とかなる、というのが学校の現実ですから仕方ありません。そしてそういうところで教育を受けた子どもたちは、ブラックと言われるような会社でも我慢して働くだけの力を身につけてしまっています。なんとも皮肉な話です。

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 とりあえず、月曜日に生徒に手渡す通知票と修了証は完成しました。あとは担任が取り組んでいる卒業文集が少しでも早く完成することを見守ることぐらいしかできません。やらなくても誰にも文句は言われない、そんなことをやろうとするから時間が足りず、結局は自分の心や体を壊したり、家庭を失ったりする、そんな先生がどんどん増えています。そして、そういう人に限って生徒や保護者から信頼される優秀な人であるというのも事実。さて、いい加減になんとかしないと、この日本には私のようなカスみたいな先生しか残っていない、という状況になるのは目に見えているのですが、さて、どうするつもりなのでしょうか。

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