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2015年3月

2015年3月31日 (火)

出会いと別れ

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 ケージの外で自由に動き回る「くま(仮名)」さんと、それをうらやましがる「ちち(仮名)」さん。我が家ではよくある光景です。この2頭を同時に解き放つと家の中が・・・・・なので、外に出ている方が勝ち誇ったような顔をする、というのは毎度のことなのです。

 今日は卒業していった生徒たちの成績の記録などを進学先へ提出する日でしたが、同僚が代わりに出向いてくれましたので、空いた時間を利用して2年前の春までお世話になっていた職場へ行ってきました。目的は、転勤した後もそのままになっていた私の私用PCを引き上げるためです。

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 しかし、結局は数時間話し込んで、何も持たずに引き上げてきました。この春から新しく教務主任となった元同僚にとっては、今、このPCを引き上げられたのでは年度当初の山のような業務をひとつもこなすことができないというのがわかったからです。しかしながら、その人もまた、何年も教務主任を続けると約束されているわけではない身の上なので、私と私の後任者、2人の教務主任が13年間やってきた業務のほとんどを「手放す」ように話しました。

 私の元の職場は、かつて「教育困難校」でした。日々、荒れる生徒たちと対峙しなければならない先生方の事務作業だけでも軽減することが、生徒指導などほとんどできない自分にできる精一杯のこと、と考えて、本来なら学級担任が処理すべきことのほとんどを引き受けてやってきたのです。

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 しかしながら、学校も落ち着いてきて、大学を卒業したばかりの若い先生たちが増えてきた今となっては、そのことの弊害が目立つようになってきました。生徒に関するさまざまな書類を作るのは学級担任の仕事としては基本中の基本なのですが、それらを「やってもらう」ことが当たり前だと思い込んでいる若い先生が増えてきたというのです。

 そこで、新しい教務主任さんに提案したのは、学級担任がすべきことから手を引くことです。そのための手立てのひとつとして、「あの人が置いていったPCを今頃になって引き上げた。だからもう、今までと同じようにはできない。」ということを学校全体に宣言しなさい、とアドヴァイスしました。もともと、その新しい教務主任さんとはあまり親しくもなく、どちらかというとそりが合わない間柄なのですが、11年間もお世話になった古巣のため、大げさに言えば本県の教育の未来のために、ということです。私物のPCを引き上げて、自分の作業環境を向上させる、という計画は、大型連休明けぐらいまで延期となりましたが、そのぐらいの我慢は何と言うこともありません。

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 そんなこんなでバタバタしているうちに、3月最後の日も終わってしまいました。鼻水垂らしていた若造の頃からいろいろと仕込んでくださった先輩方が、この春は特にたくさん退職されて、そういった皆さんにもろくなご挨拶もできないうちに終わってしまったことが心残りです。けれど、時間はとどまることなく流れて、明日は4月1日。冗談でも何でもなく、新しい1年が始まります。

2015年3月30日 (月)

キーワード

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 もう春だというのに、なぜか布団をかぶって寝ている「ちち(仮名)」さん。彼女は寝床を整えるのが得意ですが、気がつくとこうして何かに潜り込んで寝ていることがよくあります。残念なことに今まで、こうして何かに潜り込むその瞬間を目撃したことがないので、潜り込むのか、咥えて引っ張ってくるのか、その辺は定かではありません。ただ、彼女自身、こういうことをすると飼い主たちが喜ぶみたいだ、ということには気づいているようです。

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 神戸のナガサワ文具センターが開催中のステーショナリーショウ2015会場で、最初に目についたのがこちらでした。正しくは、このボールペンそのものより、そのディスプレイに踊るキーワードに反応したのです。そこにあった文字は、「万年筆」そして、「筆圧」というものでした。

 セーラー万年筆のG-FREEというボールペン。油性インクを使うものでありながら、滑らかでストレスフリーの書き味を謳っています。

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 こちらのページで大々的に紹介されておりますが、軸の中にサスペンションが内蔵されていて、その反発力が調整できるというところが最大の特徴です。日本で最初にボールペンを世に送り出したセーラー万年筆の面目躍如というところでしょうか。

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 バインダーなどにも楽々挟むことが可能な大ぶりなクリップは、それ自体がペン先のリリースボタンを兼ねています。支点となっているノックボタン側を押すと、クリップ先端が抑えているスライド部分が解き放たれてペン先が引っ込むようになっています。

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 これが筆圧アジャスター。ノックボタンを右に回すと固く、左に回すと柔らかくなる、というものです。これも、使い始めてしばらくの間こそいろいろいじるのでしょうけれど、そのうちその存在すら忘れてしまいそうな気がします。実際、人間なんてものはなんだかんだ言っても慣れやすいもので、固い書き味でも柔らかい書き味でも、結局はそれに慣れてしまいます。

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 同行していた妻が「またも」ボールペンのリフィルを探しているので、そのわけを尋ねると、実際に彼女はインクを使い切ることが多いのだそうです。4Cリフィルなど容量の小さなものならともかく、私はほとんどボールペンのインクを使い切ったことがありません。けれど、妻曰く、しっかりと事務仕事をしていれば、ボールペンのインクなんてすぐになくなるものなのだそうです。そういう風にしっかりと仕事をする人には、筆圧を調整できるボールペンも意義あるものなのかもしれません。

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2015年3月29日 (日)

さんちかホール

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 今日の1枚は、手ブレと被写体ブレとが重なって、何とも眠たい写真。でも、それがまた春っぽくてよいのと、珍しく「くま(仮名)」さんがこちらの方を向いているということで採用です。春休みは猛烈に忙しい、はずなのですが、さすがに教育委員会なんかも「公式には」お休みなので、いろいろとやりたいことはあっても身動きがとれません。そういうときこそ、というので、思い切って遊びに行ってきました。

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 何度も神戸に足を運んでいる人でも、意外にその存在を知らなかったりするのがさんちかホール。神戸のことをあまりよく知らない私がその存在を知っているのは、ここでよく文具関係のイヴェントが開かれるからに他なりません。現存する日本最古の文具店、ナガサワ文具センターが主催するこのイヴェント、おもしろそうなので覗きに行ってきました。明日から始まる忙しい1週間に備えて、Blogネタを集めておこうという魂胆が見え見えです。

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 やたらに大きな「文具」が並んだ記念撮影コーナー。フエキのりの隣にあるお姫様チックな椅子に座って写真を撮ることをすすめられましたが、気恥ずかしくてできませんでした。第一、おデブな私がこの椅子にはまり込んで抜けなくなったらコトです。ちなみに、ここに写っている「なめらかプリット」はペーパークラフト作りに重宝しております。

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 指突っ込んで塗ってこそのフエキ糊とちゃうんかいっ、と妻は気に入らない様子でしたが、私は意外と気に入ってしまいました。このでかい頭の中に液体糊が詰まっていて、普段はこんな感じで立っているわけですから、使うときにはいつも、スポンジの部分が糊で「濡れて」いるわけです。よいではありませんか。結局、お買い上げ。そしてこの後、久しぶりに六甲アイランドの鞄屋さんへと向かったのでした。

2015年3月28日 (土)

げっと!

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 置く場所もないのにまた。。。。。とゲットしてきた飼い主が家族にシバかれてしまったぬいぐるみを前に、どう対処して良いのか困惑している「ちち(仮名)」さん。家族が大事そうに抱っこしているのを見ると妬けますし、さりとて寄っていくのは怖いような・・・・・という感じです。どことなく色合いが似ているようにも見えます。

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 この子の名前はサスケというのだそうです。その名前だったら首に巻くのは赤い地に白の水玉のにしてほしかったところですが、そういう世代は関係ないのでしょう。クレーゲームの景品なんぞを専門にやっている会社のオリヂナルキャラクターだそうです。

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 画像はこちらから拝借しました。うちに来た子は、左端の「師匠~!」などと言ってる子ですね。500円投入して3回勝負という中で順調にゲットしたのですが、その後、お店の人がセットしたのは右から2番目の次男坊でした。勢いに乗って取りに行きたかったのですが、小銭が切れました。こういうときに両替までして突っ込むと傷口が広がるのであきらめたのですが、見てしまっただけに無念です。

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 難儀なことにこいつは、普通に座っていられないのです。ふすまにもたれかけてようやく、という感じで、それでも後ろ脚は浮いています。頭が大きすぎてバランスがとれないのですが、クレーンで掴むときにはこの特性をうまく利用しなければなりません。まともに頭をガッシと掴んだとしても、スルッと抜けてしまうことが多いので、できれば転がす技を使いたいところですが、このぬいぐるみが入っていた機体は転がすのに向かないタイプでした。さて、黒いのは増えるのでしょうか。

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2015年3月27日 (金)

冷やせ!

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 胸をそらせ、顔をあげているところが、まるでサルバト-レ・ダリのようだったので写真を撮りましたが、さすがは「くま(仮名)」さん、シャッターが切れる瞬間に普通の生気の表情に戻してしまいました。ただ、普段は寝てばかりいる彼女が、お散歩でもごはんでもない時間にこうして起きているというのは、何かに期待している証拠です。リヴィングルームの炬燵に潜り込んで「突然死」したままの飼い主が起きそうだ、というのを見て取って、準備をしていたのかもしれません。

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 先生はいいですね、夏、冬、春に長いお休みがありますから・・・・・なんてのは初対面の人がこちらの正体を知った時に必ずと言ってよいほど口にされる言葉です。そんなに良いと思うのなら、どうぞこの仕事をなさってください、と言い返したくもなりますが、特に春休みは強烈で、山ほどある仕事を片づけるのに生徒がいては邪魔になるから休みにしている、というのが正確なところです。

 写真の書類は指導要録といい、児童生徒が卒業後、氏名や住所などを記録した部分は20年、成績などを記録した部分でも5年の間、学校で保管しておかなければならない書類です。春休みは、この1年の総まとめとして、自分が担任した児童生徒について、この書類を書き上げるのです。私が最後に学級担任をした13年前には、たしかアメ横のダイヤ商会で買ったパーカーのデュオフォールドで書いた記憶があります。ペン先がXFでしかもカリカリ、猛烈に書きづらくて捨てたくなりつつ、何とか最後まで書いたのでした。

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 小学校の先生が職員室の一角に集まって何やらワイワイ言ってるな、と思っていたら、教頭がやってきて「注意しましょう」とのお言葉。以前に勤めていた教員が指導要録を書くのにあろうことかフリクションなどの「消せるボールペン」を使っていたらしく、それを知らずに今年の分の記載内容をPCで作成してレーザプリンタに通したところ、「前の学年の内容が消えた!」という騒ぎになったのです。

 消せるボールペンは書いた文字が消えるボールペンであることを理解せず、売り場などでもあれほど注意書きが掲示されているのに、公文書に消せるボールペンを使う。レーザプリンタで印字した紙は暖かい、すなわちプリンタの中は相当な高温であるということもわかっていない。そういう、事務能力以前の問題を抱えた教員がたくさんいることが明らかになってしまった瞬間でした。

 とりあえず、書類を冷凍庫に入れるようにご注進して、うっすらと浮かび上がってきた文字を「普通の」ボールペンでなぞって事なきを得たようですが、あとひとつ、そのあとの教頭先生の発言に感心しました。「書いた先生に連絡してあげて。でないと、同じこと続けるだろうから。」さすがです。

2015年3月26日 (木)

だんご

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 自分の体から抜けた毛の塊に鼻先を突っ込んで眠る「ちち(仮名)」さん。遊んでやる体を装って抜け毛をすき取り、そこらに落ちているものをマメに吸い取るようにしていても、猛烈な勢いで毛が抜けていくので追いつきません。この状態で、時折毛が気になって顔を掻いたりしておりますが、基本的に眠たいときには全く動けなくなるワンコなので、少々毛を吸い込んでもそのまま寝ていることがほとんどです。

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 今日は県内の公立高校で2次募集の合格発表が行われました。こちらの高校では、午前11時きっかりに外にいる先生が合図をして、それに合わせて校舎の2階にいる先生が掲示板をベランダからつり下げる、という、古式ゆかしい発表方式です。定員に満たない4人の募集に対して、受検者は7人。私がこうして写真を撮っているその後ろには、ガクッと崩れ落ちて立ち上がることができない詰め襟の中学生がいました。私のところから受検した生徒は、おかげさまで合格です。これで、今年の受験シーズンも終わりました。

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 職場から電車を乗り継いで片道1時間強の道のり。時間調整のために途中下車をして、職場で年度末の大掃除をしている人たちにお土産を買いました。明治時代に創業した老舗、だんご庄のお団子を買ったのですが、写真を撮るまもなく捌けてしまいました。

 このお店で修行していた人が独立して出したお団子屋さんが職場からそう遠くないところにあるのですが、舌のしっかりした人によると、両者の味は明らかに違うのだそうです。見た目、大きさ、味、どれをとっても見分けがつかない私には謎の世界です。

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 カウンターの奥で、女性たちがお団子を丸めて粉をまぶしているだけ、実にシンプルなお団子ですが、ここのは「特においしい」のだそうです。そう聞いて、心して食べてみたのですけれど、全く違いがわかりませんでした。私にとっては、どちらのお店も同じ、だんごレースだと思うのです。

2015年3月25日 (水)

またはら

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 寝ている徒然に、舌を出してケージの柵を舐めたり噛んだりしている「くま(仮名)」さん。春の日のうららかな感じが出ています。ワンコはこうして気楽に寝ていられるので実にうらやましい限りです。飼い主にとって、今日は本当に落ち着かない1日でしたが、最後は妻を誘って祝宴に出かけました。

 年度末というと、当然のことながら人事異動があります。自分も異動対象になっているかも知れない、などと思いつつ、年度末の締めをして、次年度に向けてあれこれと準備を進めていくわけです。私の雇われている県では教員の人事異動はこの時期に内示され、実際の異動は4月1日。周辺の府県では3月中に新任地へ行って準備を始めるのが普通なようですが、私のところでは古式ゆかしく、3月いっぱいはほとんど動けない状態です。

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 私は何を血迷ったか、10年ほど前に管理職登用試験を受けてしまい、何かの間違いで合格してしまいました。そういう人間にとっては、そろそろ「適齢期」なので、会う人会う人、皆こぞって「いくつになった?」「まだか?」「そろそろやなぁ」などと声をかけてくださいます。

 結婚した女性に似ている、と思うのは私だけかもしれません。子供をもうけようとは思っていないのに、まだか、早くしろ、などと言われてしまう。挙げ句の果てに子供を作らないのは罪悪であるかのように言われたりもするという、これもある種のマタハラです。

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 管理職になってしまうと、いろいろと自由が失われていきます。当たり前の話です。しかも、管理職なんだからこうすべき、という事柄がいっぱい出てくるわけですし、それに応えていくのが仕事です。私のようにグゥタラな人間にとっては、非常にしんどいことですし、自分のことすら満足にできていないのに人の面倒なんか見られるわけがない、とも思います。

 一方で、「そろそろや。俺はきっと昇格する。俺に任せとけ。」と早くから公言していた同期もいます。実際、ここまでの勤務経歴を見ても、彼の昇格は確実でしたが、その彼と同じ職場にいるのが私の妻は、その人が管理職になったら異動するか仕事を辞めるかする、などと言っておりました。結果は、現状維持。今までの経験上、自分から「きっと自分は昇進するぞ!」なんて言っててその通りになった人はいません。管理職になりたいのならダメっていればいいのに、と傍目に思っておりましたが、残念です。

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 この年度末人事に関しては、あちこちで噂話や下馬評が飛び交うわけですが、これまでの経験上、その通りになったことはほとんどありません。私も今の職場にかわってきたとき、あんたはいずれここで教頭をするんだとみんなに言われて当惑しましたが、反面、これだけみんなに言われていれば大丈夫、という思いもありました。下馬評が高まれば高まるほど、教育委員会はそれを外す方向に人事を行うからです。

 そういうことを踏まえて、夏休みが明けたあたりからいろいろと工作を続けてきました。私たちは、自分の仕事に関して「自己評価」を提出することになっているのですが、自分の立てた目標に対してどの程度到達できたのか、その進捗度を5段階で評価するところには、毎年「2」と書いています。

 これをやると、自分のところの校長先生が「こんな成績悪い奴おるやないか、お前、しっかり指導監督せんかっ!」と教育委員会に叱られるそうなのですが、管理職への登用に当たってはこの自己評価の高いものが優先されるという話もあるので、申し訳ないけれども低い評価にしておくのは必須なのです。

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 あとは、下馬評作戦。私と同じ教科の免許を持っている先生は意外と少ないので、その中から「これは!」と思う人に目をつけて、がんがんスカウトしておりました。こういうことは、水面下でやらないと教育委員会に察知されてつぶされてしまいます。万が一にも私が異動になったときに、この人なら後を継いでもらえる、ということと、お願い、この動きを察知して、という願いの両方を込めてのスカウト活動でした。対象になった本人は猛烈にいやがっておりましたが・・・・・。

 で、夕刻、運命の内示のとき。校長から電話があって、「すまない」と言われてしまいました。やはり一般的には、管理職になることが良いこと、と思われているのですね。でも、こういうことが来年の春、再来年の春と続いていけば、あ、あいつは無理や、昇進でけへんのや、と周囲も思ってくださるでしょう。そうなるまでは毎年、「まだか?」と言われてしまうのですが、それはそれでありがたいこととして受け止めなければなりませんね。

2015年3月24日 (火)

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 とっさに押さえたので、肝心なところがフレームから外れてしまいましたが、「ちち(仮名)」さん、大あくびです。どうも今日はおとなしいな、と思っていたのですが、賢いわけではなくて単純に眠たいだけのようです。

 今日は修了式で、子供たちは春休みに突入です。例年ですとこの日の夕刻、年度末の人事異動に関する内示があるのですが、今年は人事異動の方針が大幅に変更されたこともあって調整が難航しているらしく、1日遅れの明日となりました。私がこうして呑気に記事を書いている今も、教育委員会事務局は不夜城のごとき状況でしょう。人事異動担当の人たちは最後の最後まで、ギリギリの攻防を続けていらっしゃるのだと思います。私は現任校にお世話になってまだ2年ですから、今年は関係ないと踏んでいます。

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 先日、別のペンを探してあちこちひっくり返していたら、何と言うこともない階段の手すりの上にポンと置かれているのを発見した、長年の相棒です。字幅はMですが、インクフローを潤沢にすることで滑らかな書き味(だと感じさせるよう)に調整されているので、そこそこ太い文字が書けます。ですので、私のように字がへたくそな者にはありがたい1本で、大変重宝していたのですが、ここ半年ほど行方不明になっておりました。

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 購入当初、倉敷帆布で作られたペンケースに入れておいたところ、新品のキャップレス楓よりも白い、長年風雨にさらされたような外観になってしまったので、ラナパーを塗って濃い色合いに修正したのですが、手持ちのほかの楓と比べても、特に黒いようには思えません。長いこと使っていくと、自然と木の肌が黒っぽく、濃い色に変化していくものなのでしょうか。それとも、単に手垢にまみれて黒く汚れているだけなのでしょうか。

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 こうして並べてみるとおもしろいものです。春休みなんてものは雑務に明け暮れているうちに終わってしまい、そのあとには目が回るほど忙しい新学期がやってきます。せめて字を書くときだけでも楽しむために、この3本をスーツの内ポケットに挿して使ってみることにしましょうか。

 明日もまた、朝から部活動の練習試合に出かける生徒を試合会場まで送って、その後は年度末までに仕上げておかねばならない書類の作成と、新年度の部署異動に伴うお部屋の片付けに追われて、日が暮れたら新年度の校内人事を検討する会議に突入です。寒さもぶり返すようですし、厳しい1日になりそうなので、せめて早寝をして体力を蓄えようと思います。おやすみなさい。

2015年3月23日 (月)

届いた!

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 怒っているわけではありません。一応、「くま(仮名)」さん、歓喜の表情です。家族が外出から戻り、ケージから出してもらって愛想を振りまいているところです。なかなか歯並びがよろしいですね。

 彼女だけの特技だと思うものが、この歯並びに関係する芸です。人の方を向いて、歯をカチカチと鳴らすのです。おやつ頂戴、お散歩行こうよ、などと、主におねだりをするときにこの芸が発動されます。ほかにはそんなことする犬を見たことがないのですが、結構いるものなのでしょうか。

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 疲れて帰宅すると、予想通り届いておりました。放送大学の教員免許更新講習の結果通知書です。Aがマルで囲まれているのが最高ランクなのですが、惜しいことに一つ逃してしまいました。放送大学の講義30時間分のビデオを全く見ることなく受験してこれですから、不合格になること自体難しいと言われるのもよくわかります。そのことへの批判もあるようですが、現実に不合格になる人もいるそうですし、問題の内容が現場にいれば自然と身につく、あるいは理解できているようなものですから、ある意味、適切だと言えるのかも知れません。

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 ここから先は、この証明書を添付して所轄の教育委員会に教員免許の更新申請手続きを行うことになります。実はこれの方が試験に受かることより難しいのではないか、などとも言われていて、こういう事務手続きなどを間違いなく行う能力も試されているのかもしれない、などと思ったりもします。

 教育現場にいるとよく思うことのひとつが、法令や規則などについてあまりにも無知な現役教員が多いということです。法律でこう決まっている、と言われても、「私、これはおかしいと思う。」などと文句を言ってその通りにやろうとしない者すらいるほどですので、校長や教頭の職にある人は本当に大変だろうな、と思います。せっかく、こうして無事に免許が更新できそうなじょうきょうになりましたので、できればこのまま、管理職に登用されずに教員生活を終わりたいものです。

2015年3月22日 (日)

入り口だけ

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 ぐぅ~っと伸び上がって、カメラを見つけて沈んでいく「ちち(仮名)」さん。そんなもの横へ置いといて私と遊んでよ、というような表情に見えます。カメラは嫌いですけれど飼い主に遊んでもらうのは大好きで、その挙げ句調子に乗りすぎてキツい甘噛みをして叱られる、というのがいつものパターンです。

 今日は本当にいいお天気だったので、ワンコたちもさぞかし気持ちのよいお昼寝を楽しんだことでしょう。飼い主は眠くならないように、国道168号線の連続するカーヴを必死で攻めておりました。

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 本日の奈良遊び、最初の立ち寄り地点は天誅組記念資料館です。天誅組によって焼き討ちされた五條代官所を幕府が再建した場所です。ここから先、十津川村に至る道中のあちらこちらに、天誅組ゆかりの遺跡があります。

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 いつものように、記念碑と記念撮影をしているヘミングウェイ。私は萬年筆好きではありますがモンブランはほとんど持っておりませんので、これも当然他人の持ち物です。いつもWAGNERの受付にいるあの人は、こうして各地を巡り歩いてはその土地ゆかりの場所にこのペンをおいて記念撮影をされるのです。

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 五條を出た後は、観光客とおぼしき他府県ナンバーのクルマがちんたら走っているのを適宜追い越して、天辻峠を越え、数年前の水害の爪痕が今も残る十津川村へ。片道300メートルですから、往復するにはグリコが2粒も必要です。高いところが怖くて仕方のない私は渡ることができず、1メートルほど足を踏み入れただけでUターンでした。

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 そのあとは、谷瀬の吊り橋から少し南へ進んだところにあるそば処 風庵さんで早めのお昼ご飯。同行した健啖家の御大は、売店でお買い求めになっためはりずしも召し上がっていましたので、十分満足されたことでしょう。シメジご飯もおいしく、かんじんのお蕎麦も腰のしっかりしたものです。

 結構奥地まで行ってきた感覚がありますが、実際は十津川村の入り口をちょこっと撫でて帰ってきただけですので、いつかまた、こんなお天気の良い日にさらに奥地を目指してみたい、と思ったことでした。

2015年3月21日 (土)

WAGNER神戸?

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 こんな感じで見送ってくれた「くま(仮名)」さんにおはようを言って、家を出たのが朝の7時過ぎ。途中、少し渋滞に引っかかったものの、8時過ぎには「尼崎工業大学」に到着して、親方と大きな荷物をピックアップ。神戸あたりで高速道路が混んでいたものの、三ノ宮で受付の人までピックアップして午後9時過ぎには兵庫県民会館に到着しました。

 さぁ、これからWAGNER関西地区大会@神戸・・・・・というところで、私は車を置いて電車で高野山へ向かいました。甲子園球場で高校野球大会が開かれているので、大阪と神戸の間の高速道路が使い物にならない状況でしたので、この方が早く終わる・・・・・はずだったのですが。

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 今日はお彼岸の中日ですので、お墓参りをしなければなりませんが、親方と大きな荷物を運搬するためには、朝の8時に「尼崎工業大学」に行くというのも動かせません。当初は朝4時頃に家を出て、暗い間に高野山まで移動し、日が出て明るくなる頃に到着してお墓参りを済ませ、そこから尼崎を経由して神戸へ、というプランで考えていたのですが、金曜日の呑み会が押しに押して終わったのが土曜日の午前1時過ぎ。さすがにこの状況で4時過ぎから車を運転するわけにはいかないので、WAGNER関西地区大会@神戸への参加を中抜けするプランに変更したのです。

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 神戸と高野山との間は、順調にいけばクルマで2時間弱。けれども甲子園の影響なのかどうか、とにかく高速道路が駐車場になってしまっているので、いきなりこのプランはボツです。写真は、高野山開創1200年を記念したラッピング車両。本来はこの車両とすれ違う列車に乗るはずだったのですが、あろうことかJRの列車が遅れて乗り継ぎに失敗し、ここで40分のロス。この時点で、本日のWAGNER、2次会のみの参加が決定的となりました。

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 今日は姫路のFさんからお米を譲っていただく手はずになっていたので、何が何でも神戸に車を持っていく必要があったのです。結局、兵庫県民会館に戻ってきたのは午後4時45分。みなさんが2次会の会場に向けて出発された後でした。それにしても30キロの米袋というのは重たく、よくよく考えて持ち上げないと確実に腰をいわします。

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 これはお試し用ということでいただいた精米済みのお米。会合にはほとんど参加できなかったものの、今日もWAGNERではいろいろといただきました。ほかにも良いものをいろいろといただいたのですが、それはまた別の日にご紹介しようと思います。

 神戸での2次会を終えて奈良へ戻ろうとすると、高速道路はまだ駐車場のままでしたので、ひさびさに国道2号線で神戸から大阪へと抜けましたが、むしろ快適な道中でした。最後はy.y.Pen倶楽部指定のお店で3次会をしてお開き。明日は例によって、ケロ御大をお迎えしての奈良遊びです。

2015年3月20日 (金)

チーム

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 お帰り、と挨拶をしてくれている「ちち(仮名)」さん。本日、私にとっては今年度最後の授業を終え、夕刻からは職場の慰労会という段取りになっておりました。明日は早朝に家を出て高野山へ墓参に行き、その足で尼崎から親方を乗せて神戸のWAGNERへ、という予定ですが、ただの慰労会ではなかったために遅くまで呑み歩いてしまいました。

 今年度末で退職される先生が一人いらっしゃるので、慰労会の中でその先生の卒業式をやってしまおう、というサプライズ企画。切れ者の教師が総合プロデューサーとなり、一人一人に指示を飛ばします。今日の慰労会に間に合わせるべく、休憩時間を使ってご本人にバレないように準備をする、という何ともスリリングな展開でしたが、あらためて私の職場には優秀な人が多い、ということを実感しました。

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 何と言ってもまず、それぞれの教師に与えられた役割、ミッションが的確で、なるほど、この仕事はこの人でなければ、と思えるもの。そしてそれを、各自が確実にこなして、できあがったものをぶっつけ本番で披露していくと見事に統一感が出ている、というすばらしさでした。まぁそんな中でも、私が一番見劣りする存在であったのはいつもの通りです。

 アニメに出てくる、むちゃくちゃなキャラクターばっかりだけどなぜか強いスポーツチーム、なんてのを連想させるチーム、なかなかのものです。

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 そんなことを思いつつ帰宅したら、テーブルの上に置いてあったのがこのお茶。ウーロン茶らしいのですが、十色の大和茶というネーミングは今日の気分にぴったりです。そういえば退職される先生への贈り物として、少し上等なティーカップをお贈りしたのですが、残念ながらご本人はアールグレイよりもオレンジペコの方がお好きなのだそうです。ま、普通はそうですね。

 さて、来週には年度末の人事異動が発表されるのですが、このすばらしいチームで来年もプレーすることができることを祈りたいと思います。

2015年3月19日 (木)

はじまり

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 晴れやかな笑顔を見せる「くま(仮名)」さん。我が家のワンコたちは、長女が相手だとカメラを向けられても平気なようです。写真という字は、まことをうつす、となるわけですが、この「まこと」というのは写す人の心だと思っています。ですから、私のように邪悪な心の持ち主が撮ると、いい写真にはならないのです。

 そういえば拙Blogも、長女を嫌わす(関西弁で「いやがらせる」)ために始めたものでした。私がこのかわいらしいワンコを「くま」と呼ぶことを、長女があまりにもいやがるので、これはおもしろい、と「日めくり」にひっかけてこういうBlogタイトルになりました。名前からして毎日更新が必須という恐ろしい十字架です。

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 普通のとは違うのだよ、普通のとは・・・・・という、緑色のギャザード軸でなおかつマット軸、というヘンタイな萬年筆です。製造されたものがすべてこの世に残っているとしても、二人の手で数えておつりが来るほどの本数しかありません。逆に言うと(ここ重要)それほどの本数を作るのでも結構大変だった、というわけです。私は何にもしてないのですけれど、作るのに尽力してくれた人はさぞかし大変だったことでしょう。「要ります?」「はい!」のやりとりだけで手に入れられた幸運を嬉しく思います。

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 5年前の3月、名古屋の東急ハンズで開催されていた川口師のペンクリニックに合わせてヘンタイさんが集結したのですが、そのときの目玉だったのがこちらの萬年筆です。東急ハンズのイメージカラーである緑色の樹脂が使われているのを見て、この樹脂を使ってマット軸のオリヂナル萬年筆を、という話になり、おおいに盛り上がったものの、ホンマにできるんかいな、という思いもありました。でも、思いは叶ったのです。

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 思考は現実化する、とはよく言われることですけれど、それは実行力のある人が思い続ければ何とかなるという話です。なったらいいなぁ、と何となく思い続けているだけでは、なかなか現実にはなりません。ただ口を開けて待っていただけの私が見せびらかすのも恐縮ですが、見せびらかさずにはおれません。科学少年たちのあこがれ、サンダーバード2号のような色の軸を持った萬年筆。プロフィットタイプで、バランスも完璧です。

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 こういう色遣いの萬年筆というと、川口師ゆかりの「KAN」が思い浮かびます。奇しくも翌年のy.y.Pen弐號は赤系統のギアタイプとなりました。5年間ずっとギャザードのマット軸できて、今年は・・・・・皆さんご存じですね。そんなん知らんで、という方は、この週末に神戸に来て聞いてみましょう。親方に会えば、歴代y.y.Penの現物を拝むこともできるでしょう。各地のお店が企画するオリヂナル萬年筆もいいのですが、筋金入りのヘンタイが企画した萬年筆はやっぱり違います。

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2015年3月18日 (水)

ボンボニエール

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 気に入ったのか、クッションをかぶって寝ることが多くなった「ちち(仮名)」さん。飼い主共々、朝方に限らず「春眠暁を覚えず」状態です。生徒が卒業していったので少しは余裕が出るかと思いきや、実態はまったく逆で、新しい年度を迎えるための準備に今まで以上の手を取られ、より一層バタバタと走り回るようになりました。そうなるのがいやで、私にしては珍しく、早め早めから仕事を片付けてきたのですが、本日はまったく自分の仕事ができず、まるまる1日つぶされてしまいました。

 同じ市内の20数校でそれぞれ進路指導を担当する者が集まって、さまざまな情報交換をしているのですが、今日は公立高校の合格発表日。来年度の担当者の役に立つように、それぞれの学校で合格者や不合格者のデータを集約して残しておくのですが、それはいったいどうやればいいのだ、なんて問い合わせがあちらこちらから舞い込んで、ほとんど自席に座っていられないような状態でした。しかも、問い合わせ内容のほとんどはこれまでの研修会で説明した基礎的なことばかり。生徒がしっかり話を聞かないので困る。と日頃グチっている私たちですが、案外自分が一番話を聞かない人なのかもしれません。

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 京都、百万遍にある金平糖の老舗、緑寿庵清水にふらりと入りましたら、季節の金平糖として、桜をモチーフにしたものが売られていました。甘いものはあまり好きではないのですが、ここの金平糖なら大丈夫な私。上品な甘さも去ることながら、小さくなるまでなめるのではなく、バリッと噛んで「芯」になっているものを味わう、という食べ方が推奨されているところも、じっくりとなめていることが苦手な私には合っているように思います。

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 で、こんな器を妻が出してくれたので、袋入りの金平糖をあけて、ボンボニエールを気取ってみました。ボンボニエールというと銀器というイメージが強く、その次がクリスタルガラスというところですが、これは乳白色の普通のガラス器。桜色と薄緑色、それぞれの金平糖の色がほのかに透けて見えていい感じです。

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 なんともいい感じに収まりました。袋に入っている全量を器に入れると、ほどよく空間が空いて、上品な感じです。糖尿病患者である私は、時折急激に血糖値が下がって恐ろしい思いをすることがありますが、そういうときにも少しは助けになることでしょう。しかも、そうした急激な血糖値の低下は職場にいるときに起こることが多いので、ブドウ糖などを常に備えてあるのですが、最近切らしてそのままになっておりました。

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 ちょこっとおしゃれな金平糖の容器。こういう小物が変に好きな私は我慢ができず、思わず買い求めてしまったのですが、これに金平糖を詰めて机の引き出しに忍ばせておけば、いざというときに時間稼ぎができるかもしれません。

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 横文字が良いか、漢字が良いか、どちらにするか決めかねたので、結局両方とも手に入れてしまいました。あとはこれに金平糖を詰めるだけですが、どうも認識が間違っていたようです。同じお店で売られている袋入りの金平糖は、惜しいことにほんの少しのところでこの容器に収まりきらないのです。

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 ほんの少し、金平糖のイガの先っちょが欠けているところが見えます。緑色のメロン味の金平糖ですが、イガの先が白くなっているところは、無理矢理ふたを閉めたときにつぶれたところなのです。なので、2~3粒食べればOK。あとは綺麗にフタができます。でも実際には、この容器に半分ほど金平糖を入れるのが正しいのでしょう。

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2015年3月17日 (火)

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 珍しく目を開けて出迎えてくれた「くま(仮名)」さん。今日、飼い主の勤務先では卒業式が行われましたので、夕刻から少しだけお祝いの宴をして、帰宅したところです。さすがに普段より早く、その日のうちの帰宅となりました。

 卒業証書授与式、略して卒業式。法律上、卒業証書を授与できるのは校長だけですので、校長から卒業生一人一人に手渡し、というのが正式です。私たちが学生だった頃は、どこの学校も生徒であふれていたので、そんなことをする余裕はなく、成績、人物ともに優秀な人が総代となって受けとるのが普通でしたが、少子化が進んだ今は、一人ずつ受け取ることが普通になっているように思います。

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 これまで31年間の教員生活のうち21年間を中学3年生の担当として過ごしました。しかし、そのうち学級担任を担当したのは11回で、直近の残り10回は教務主任や学年主任として過ごしていますので、卒業式というとどうしても「傍から見る」という感じになっていました。感動の卒業式が終わって、卒業生たちがあちこちで写真を撮りながら母校を後にする時間、ずっと物陰で潜んでいるようにしていたのですが、今年は久々に生徒の前に引っ張り出されて、すてきなプレゼントを頂戴しました。

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 ほぼ毎日、担任が発行し続けていた学級通信のスタイルをまねて、生徒たちが極秘裏に作成してくれた学年所属教師それぞれの卒業証書です。その中で、アンケートによって決定されたそれぞれの教師からイメージされるカラーが発表されておりましたが、私のイメージは「青」でした。

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 きれいに透き通った、こんな青でしょうか。18金ならぬ18禁のイカロスの装飾や、父の戒めを守らずに命を落とした愚かさなどは私にぴったりですが、こんなきれいな青ではなさそうです。

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 あるいは、イタリアの青く澄んだ海というわけでしょうか。イタリア人は8割以上がテキトーで、残り2割で国がもっているんだ、などと真剣な顔つきで語るいかにもエロくてエェ加減そうなイタリア人のオッサンがおりましたが、そういうダメダメなイタリアっぽさは人一倍持っているものの、人に親切で明るく、芸術的な人生を楽しむところなどは全くないので、これも違います。

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 そうなると、こちらのy.y.Pen参號でしょうか。この写真は意識的に明るめにしてありますが、本物はもっと落ち着いた色調で、青ではなく紺色です。ドブネズミ色のスーツは持っていませんが、普段着ているのは濃紺や黒のスーツばかりですから、そこから来たイメージなのではないかと思います。

 卒業生が出て行くと、目が回るほど忙しい春がやってきます。一つ深呼吸をして、新しい年のスタートに向けての準備に取りかかりましょう。

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2015年3月16日 (月)

花灯路

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 静かになったな・・・・・と見ればこの通り。つい先ほどまでやかましく騒いでいた「ちち(仮名)」さんですが、一通り騒いで疲れたのか、いつの間にかクッションの下に潜り込んで熟睡中です。かつて飼育係を務めていた長女も、赤ん坊の頃は這っていった先で突然寝てしまう、ということがよくありました。かく言う私も、気がつくと意識を失っていた、ということがよくあります。ワンコは飼い主に似る、これは本当のことのようです。

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 昨日の午後は妻と二人、京都をさすらっていたのですが、夕刻近くなって、東山花灯路の開催最終日であることを知りました。この花灯路という催し、今ではすっかり定着した感がありますが、どうせ人が多いのだろう、ということで今まで足が向きませんでした。けれども、もうすぐ日が暮れるという時刻に京都の、それも四条河原町近辺にいるとなれば話は別です。四条通の人混みをかき分けかき分け祇園まで歩き、八坂神社の参道まできてまず1枚。この後、円山公園から大谷祖廟を経て、高台寺や清水寺の「麓」を歩くコースにチャレンジです。

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 円山公園には縁起物のねぶたが数台出ておりました。京都からそう遠くないところにすんでおりますと、わざわざ行くこともない円山公園を久しぶりに歩きました。この前、ここを訪ねたのは前の職場に勤めていたときで、しかも校外学習の引率だったなぁ、などと思い出しつつ、緩やかな坂道を上っていきます。

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 何が楽しいのかよくわかりませんが、人力車のマスコットキャラクターとの記念撮影会にたくさんの人が列を作っていました。あたりには立派なカメラを持った人がたくさんいて、そういう人が撮ればもっときれいに写るのでしょうけれど、iPhoneを手持ちでパシャッとやるのではこの辺が限界かも知れません。実際、肉眼でこの柳を見るとたとえようもなく美しかったのですが。

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 どうして花灯路なのか、それはこういうことで、各ポイントにお花が生けられているのです。それがメインなので、どのお花にも人が群がっていて、写真を撮ろうにも近づくことすらできません。ひどいときには順番待ちの行列までできておりました。歩くのにも疲れてきたし、そろそろ帰ろうかと法観寺の八坂の塔のところまで降りてきて、ここには誰もいなかったのでパチリ。歩き疲れて東大路通りまで出てきて、あとはまた、京都名物の満員のバスに揺られて帰宅の途についたのでした。花灯路、次は師走の頃に嵐山で開かれるのではなかったかと思います。寒いのでおそらく行かないと思いますが・・・・・。

2015年3月15日 (日)

悪い癖

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 今日は日曜日。「くま(仮名)」さんも気持ちよさそうに寝ています。普段であれば、妻はバスケットボール部の活動につきあって不在で、一人残された私は仕方がないので「乗り鉄」となるわけですが、今週に限っては、バスケットボール部の練習がありません。どこの中学校でも、この週末、体育館は卒業式の式場としてセットアップ済みなので、バスケットボールやバレーボールなど、屋内競技の部活動はお休みになるところが多いのです。練習に打ち込みたい生徒たちには残念なことかもしれませんが、私たち教員にとっては大変ありがたいお休みです。

 せっかくのお休み、自宅でゆっくりしていれば良さそうなものですが、休みというとどこかへお出かけせずには収まらない悪癖が出て、妻を誘ってあてもなく家を出たのでした。

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 そうはいってもお休みの日ですので、家を出たのがお昼頃。そんなに遠くへは行けません。まずは最寄り駅まで行って、電車の時間などを見つつ、喫茶店で軽くお食事をしながら、どこでどんな催しがあるのかとネットで調べてみます。若いカップルとか、お子様連れとか、そういう人たちに向けた情報はたくさんありますけれど、私たちが「おっ」と思うような情報はそうそうありません。それでも、ここ、京都国際マンガミュージアムで「医師たちのブラックジャック展」なんてものが行われているらしい、という情報を得て、京都は烏丸御池までやってきました。

 かつて小学校で会った施設を活用して、京都精華大学と京都市との共同事業としてオープンしたのがこちらのミュージアム。かつて校庭であったところは芝生広場となっていて、コスプレを楽しむ皆さんたちが大撮影会。この時点で、あぁ、なんか違うな、ちょっと入りづらいなという雰囲気になりますけれど、それはそれで仕方のないことです。

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 こういう展示会に来ると、それなりにふむふむと拝見して、最後はミュージアムショップで記念品を、ということになります。私個人としては、展示そのものも興味深かったものの、それ以上にこの建物が気になりました。そのポイントとしては、昔は学校建築にきちんとお金をかけていたのだなぁ、ということにつきます。私が現在勤務している学校も相当にお金のかかった施設で、たしかに見た目は綺麗なのですが、209系に始まるJR東日本の通勤車両みたいな感じ、といいましょうか、必要な性能は確保した、ある程度の年数はもつ、けれどそれだけ、という感じです。

 その点、この校舎はすごいと感じます。いえ、昔の建物はほとんどがそうでしょう。私が子供時代から若かりし頃というと、そういう重厚な建物がなくなり始め、粗製濫造が繰り返された時代といえます。だからこそ、こういう古い建物に惹かれるのかもしれません。

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 で、ミュージアムショップで購入したモノがこちらです。これを実用品としてある程度まとめて買ったら、レジの女性に鼻で笑われた、と妻が言っておりましたが、確かに変なお客でしょう。しかもこの後に乗車した京都市バスの車内に袋ごと置き忘れるというおまけ付き。忘れ物をしたバスは最終便までそのまま走り続ける循環系統だということで、車庫に帰ってくるのは午後7時過ぎ。それを聞いて、私たちはさっさと次の目的地に向かいました。

 その後、日が暮れる頃に再びこのミュージアムの近くまで戻ってきて、再びバスの営業所に連絡。昼間と変わらず走行し続けているバスを四条河原町で捕まえて荷物を受け取り、無事その次の目的地へと向かいました。京都市交通局でもこんなにきめ細かなサービスをしてくれるんだなぁ、と思ったのですが、その系統は阪急バスに運行委託されているものでした。はたして、「ホンモノ」の京都市バスでも、同じようにいくのかどうか、試してみたいような気もしますが、今後は忘れ物をしないように気をつけたいと思います。

2015年3月14日 (土)

身を削る

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 これもまた、カメラがよそへ行くのをひたすら待ち続けている「ちち(仮名)」さん。土曜日というのに飼い主が深夜のご帰館となったところ、大喜びで遊んで遊んでと甘えたら写真を撮られそうになって、これは大変、とじっとしているのです。春は確実に来ていて、彼女の体毛もどんどん薄くなってきています。夏場は野良犬かというほどに、やせてみすぼらしくなる彼女なのです。

 朝から少し雨が降っていたので、この分なら野球の試合はないかも・・・・・と思っていたのですが、日程の都合もあって強行されたようです。来週火曜日には卒業生を送り出す予定の担任は、朝早くから遠方まで出かけていって試合の監督と審判。夕刻、ようやく解放されて学校へ戻り、通知票に記載する内容などを打ち込んで、「完了!」というメッセージを送ってきましたので、ならばと通知表を完成させるべく、日が暮れてから学校へと出向きました。

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 どうして、ゆで卵に付属の「殻を包んで捨てるための紙」はこんなにも薄いのでしょうか。捨てることを前提としたモノだから、というのが理由とは思いますが、その薄い紙にしっかりといろんなことを印刷してある、そういうあたり、いかにも日本のもの作りという感じがいたします。そういうことは当たり前で、そうでなければ苦情が寄せられる、というお国柄だからこそ、作る方も気合いを入れて、という、これは好循環。

 生徒たちが卒業していくまでもう2~3日しかない。けれども、あれも、これもやってあげたい。しかし、卒業していく生徒たちだけでなく、部活動に参加している生徒の面倒も見てやらなければならない。普通ならこんな時、優先順位の低いものから切り捨てるわけですが、それをよしとしないのが教師という種族。私などは名前こそ同じ教師でも、そういう立派な種族には属しておりませんから、ただただ尊敬し、体は大丈夫かと心配するばかりです。

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 そういう忙しい毎日を送っていながら、職場で義理チョコをくださった女性たちへの心配りも忘れない。まさしくスーパーマンですが、10年後、今の私と同じくらいの歳になったときに、その先生の体がどうなっているのか、心配せずにはおれません。

 文部科学省はじめ、各地の教育委員会なども、「先生方の心と体を心配して」残業や休日出勤の時間数を記録するように求めています。しかし、全国の先生方が、残業はしない、休日は休むということを100パーセント徹底したなら、すべての学校はほとんどまともに機能しなくなってしまうでしょう。時間外に働くこと、休日にも働くことを前提にしたシステムができあがっていて、それで何とかなる、というのが学校の現実ですから仕方ありません。そしてそういうところで教育を受けた子どもたちは、ブラックと言われるような会社でも我慢して働くだけの力を身につけてしまっています。なんとも皮肉な話です。

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 とりあえず、月曜日に生徒に手渡す通知票と修了証は完成しました。あとは担任が取り組んでいる卒業文集が少しでも早く完成することを見守ることぐらいしかできません。やらなくても誰にも文句は言われない、そんなことをやろうとするから時間が足りず、結局は自分の心や体を壊したり、家庭を失ったりする、そんな先生がどんどん増えています。そして、そういう人に限って生徒や保護者から信頼される優秀な人であるというのも事実。さて、いい加減になんとかしないと、この日本には私のようなカスみたいな先生しか残っていない、という状況になるのは目に見えているのですが、さて、どうするつもりなのでしょうか。

2015年3月13日 (金)

忘れてた!

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 気持ちよく眠る「くま(仮名)」さん。こういうときに触りに行くと、切なげな声を上げながらその手を舐め回します。私は今、触られるのは嫌なのよ、というのをさりげなくアピールするわけです。その点、若い「ちち(仮名)」さんの場合は、触られているうちにだんだんと目が覚めてきて、やがてビョーンと飛び起きてくる、という具合になります。飼い主からすると、自分同様、最近無理がきかなくなってきたなぁ、という「くま(仮名)」さんの方に感情移入してしまいます。

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 週末を迎えて、生徒たちは公立高校の受検。担当の先生方は授業なし、となれば言うことなしなのですが、そういう隙を突いて、小学校2年の児童にPCの手ほどきをしてくれ、などという依頼が舞い込んできました。この時期は教科書の内容も教え終わっているので、修了式までの間、どんな内容で授業をやろうかと、各担任が頭を悩ませているのです。

 そういう事情を知っているので、むげに断るわけにもいかず、結局午前中まるまる小学生を相手に「これはマウス。ほら、ネズミさんと一緒やねぇ。」「ホンマやぁ!」などというやりとりをしておりました。そして午後からは卒業式の準備。日が暮れた頃になって、「あ、あれ忘れてた。」ということになりました。

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 月曜日には卒業式の予行と修了式があるので、それまでに通知票を仕上げておく必要があります。ならばと取りかかったところ、あろうことか担当者から提出されているはずのデータが揃っていないことが判明。そしてその担当者は事情があって早く帰宅せねばならず、明日土曜日も部活動の公式戦があるので丸1日学校にいない、という危機的状況です。

 申し訳ないけれども試合が終わったらデータの入力しに学校へ来てもらうことにして、通知票の作成は土曜日の夜以降に決定。結局、いろいろと騒いだものの何もすることがなくなって、すごすご帰宅することになりました。

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 マネジメントの失敗、ですね。学期末だから当然入力しているはずだ、という思い込みが間違いの元。かつて、通知票を作るという作業は大変な労力を要するものでしたが、今はプリンタからびょーんと出てくるものに校長印を捺すだけ。このお手軽さゆえに、「すぐにできる」という意識が生まれてしまうのですが、なかなかどうして、データが揃ってから紙に打ち出すまでの時間が結構かかるのです。

 あと、まだ忘れてることはないかなぁ・・・・・とチェックしつつ、この週末を過ごすことになりそうです。忘れられていた、マット軸のショートタイプにインクを入れて、お供にすることにしましょう。

2015年3月12日 (木)

Neo?

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 あぁ、また撮ってるぅ・・・・・早くあっちへ行ってくれへんかなぁ、という状態の「ちち(仮名)」さん。カメラ(を持った飼い主)が去るまで、「じっと我慢の子であった。」というところです。

 学期末の成績算出作業も終わり、一息ついた「感じ」がしますが、週明けには卒業式があり、その翌日は公立高校の合格発表。それが終わってめでたしめでたしとなったら、今度は送り出した生徒たちのさまざまな書類を進学先の学校に送るという作業が待っています。一年のうちで一番忙しい時期だといえるでしょう。そこに転勤でも重なると、あちこち片付けなければならないというのも加わるので確実に死ねます。

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 忙しいときには食事なんてしている暇もありませんが、それでも倒れそうなときにはこれです。実に何年ぶりかでパッケージを手にしましたが、知らない間に電子レンジでチンできるようになっていたのですね。さすがに箱の表面に松山容子さんがいない・・・・・なんてことは言いませんけれど、右の方、NEOというやつですら発売されてから5年以上経っているのですね。

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 イチビって電子レンジで作ってみると、膨らみますねぇ。それと、レトルトパックが銀色ではありません。レンジに入れられるのだから当然ですが、そういったところにいちいち「へぇ~」と言っている自分がオッサンやなぁと感じます。そう、オッサンといえば、未だにボンカレーを作るときに「3分間、まつのだぞ。」などと言ったりする、これまたすごくオッサンくさいですね。

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 カレーを出した後は、パウチの向こうが透けて見えます。袋の中に残ってないかなぁ、なんてことを心配する必要がないのでよろしいですね。そもそも、ルゥが切れよく袋から出てくるので、透けて見えようが見えまいが、中に残っていることを心配する必要がありません。

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 で、できあがったボンカレーを試食。2人できれいに食べ終わった後で、小さくアッと叫んでしまいました。何でボンカレーを作って食べたのか、それは人からもらった横須賀土産の海上自衛隊のカレースプーンで食べるためだったのでした。また、けったいなカレーを探さなければ・・・・・。

2015年3月11日 (水)

合掌

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 顔の前で両手(前脚)をこすり合わせるような仕草をしている「くま(仮名)」さん。ワンコも歳をとるとそれ相応に賢くなってきますから、ひょっとしてこれは、飼い主や家族を喜ばせて気を引くためにやっているのではないだろうか、と思うこともあります。けれども、それにしてはカメラを向けるとすぐにやめてしまったり、どうもその仕草をじっと見られるのが余り好きではないようなそぶりを見せたりもしますので、本当のところはどうなのか判然としません。

 今日は[卒業生を送る会]なる催しが開かれ、卒業式の練習と併せて3時間以上、火の気のない体育館におりましたが、本当に息をすると肺が痛くなるような寒さでした。今も鼻水が止まりません。それこそ、転げ込むように暖房の効いた職員室に戻ると、萬年筆趣味の人なら知らない人はいない、「神様」の訃報が届いておりました。

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 なんとも残念なことに、私自身は神様にペンクリニックをしていただいた経験がありません。その昔、六甲山のてっぺんで有名な文房具屋さんが販売会・食事会を開催したときに、ペンクリニック初体験という我が妻が見事神様のペンクリニックを受けることになって、「えぇペンの持ち方しちょる。かわいらしい手じゃ。」といいうお言葉を賜りましたが、肝心のペン先はいじる必要がなく、それだけでペンクリニックが終わったのでした。

 神戸や大阪での趣味の会合にお忍びでご参加いただいたこともありましたが、そんな折、新大阪駅から会場まで運転手を務めさせていただき、車中でいろいろと面白いお話を伺ったことも懐かしい思い出です。

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 エンペラー、コンコルド、まんねん・・・・・いろいろと「けったいな」萬年筆を送り出して来られましたが、そのどれもが、もっと気持ちよく、もっと綺麗に書ける萬年筆を、という情熱から生み出されたものであったのでしょう。今更ではありますが、これまでの多大なる功績に敬意を表し、ご冥福をお祈りいたします。本当にありがとうございました。

2015年3月10日 (火)

大事なのは・・・

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 かなりピントがずれて、結果的に紗のかかったような写りになった「ちち(仮名)」さん。シャッターが切れたときにはすでに彼女は体を下げ始めていたので、この姿はいわば残像に近いもの、ピントの甘さに被写体ブレが重なっております。

 若い頃から、重いのも軽いのも、どんな風に構えても、やはりブレてしまうのが私の写真です。歳をとって余計にブレるようになってきたように思います。そのくせ、若い頃はあれこれといいカメラを買い求めようとしたものでした。結局、一眼レフに交換レンズなんて物を持ち歩いても、とっさの時には撮れない、ということがわかりましたし、コンパクトなデジカメも性能・機能が上がってきましたから、もうそれで十分、というわけです。

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 さて、本日は何をネタに・・・・・とそこらをひっくり返しておりましたら、こんなペンが出てきました。おそらく以前撮影した後でそこら辺に放置したままになっていたのでしょう。この手のショートタイプは使い勝手がよく、ペン先もなかなかのものですから、PILOTが復刻版を出したのもうなずける話です。何よりこのペンは、キャップその他に銀が使われているところがたまりません。軽いアルミのキャップや、丈夫なステンレスのキャップもよいのですが、銀というのは硫化してよし、磨いてよし、さらには握ってよしと、ペンに使うにはいい素材だと思います。

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 写真の個体ではありませんが、これと同型のものを親方に調整していただいたものを持っております。何年か前のペントレだったかフェンテだったか、東京で出会った高校生がこのペンの見た目をいたく気に入り、書いてはその書き味に惚れ込むというメロメロぶりでしたので、ちょこっといたずら心をくすぐられてしまいました。尻軸が樹脂製の方が未調整、銀の方が親方調整だったのですが、こっそり尻軸を入れ替えて「もう一度書いてみて」と高校生に渡します。

 「いやぁ、やっぱり最高です。銀だと書き味が本当に違います!」と恍惚の表情を浮かべる彼の手には、未調整ガリガリくんのペン先を持つペンが握られておりました。萬年筆の書き味を楽しむときは、左脳ではなく右脳で感じるべきです。これは親方調整だから、と先入観を持って書くと、ガリガリくんでも極上の書き味に感じられる、それはそれで幸せなのかもしれませんが、本当の萬年筆の良さを知らないまま人生が終わってしまう危険性もあります。

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 これまた別の人ですが、ドイツ製の結構高いペンを握って浮かない顔をしているのでお話を伺いますと、自分は万年筆の扱い方が下手なのだ、とおっしゃるのです。握られていたペンは西大井にある高名なお店で仕上げられたものだから、書き味が悪いはずはないのに、なぜか気持ちよくないのだ、と。

 どんなにすごい人が調整してくださっても、その人に合わないことだってあるのです。そのときは合うように感じられたのに、次の日にはだめだ、なんてことも普通にあります。特に萬年筆初心者の方は、この書き味は好きではない、とはっきり言うべきです。我慢して書き続けていると、手の方が萬年筆に「慣れて」しまいます。この感性とか感覚というのは、趣味歴の長い短いや専門知識のあるなしに関係ないものですから。

2015年3月 9日 (月)

便乗・2

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 今日はネタがあるから大丈夫、と多寡をくくっていたら、肝心のルータが落ちてネットにつながらず、夜通しあちこち触りまくって徹夜になってしまいました。飼い主があたふたしている傍らで、寝ているようなふりをしつつ「大丈夫?」と見守ってくれている「くま(仮名)」さん。わんこは人の気持ちを感じ取るといいますけれど、彼女は特にその力に優れているようで、家の中で誰かが腹を立てていると、それが別の部屋での出来事であっても、しっぽをたれてしょんぼりとしています。

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 かつては春日大社の宮司であり、神域内で酒を醸していた家柄が今西家。その酒蔵が春鹿で、遠来の方に奈良町をご案内するときには、酒蔵での試飲をコースに組み込むようにしています。けれども、そういうときはたいていドライバーなので、私自身はこの試飲、経験したことがありません。のりこぼしを買いに行く、という長女にくっついて奈良町に来た理由のひとつに、運転を任せることにして呑んでしまおう、という魂胆がありました。

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 このようなガラスのおちょこを、ひとつ500円で買う、と考えるとよいかと思います。500円で5種類のお酒を試飲できて、最後はこのグラスをお持ち帰り、ということになります。現在、グラスは4種類あって、季節ごとに違うものが提供されています。今は春ですから、桜色ですというわけでしょう。

 一通り試飲が終わると、最後に3種類の奈良漬けをどうぞ、ということになってお開き。私は強い方ではないので、おちょこ5杯でできあがってしまい、帰りの車の中ではよく眠れました。

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 3杯目まで試飲したところで、お口直しにこんなお水が提供されます。奈良市の東方から流れてくる布目川の水をくみ上げて使っている、この蔵の仕込み水だそうです。季節ごとにお酒の銘柄も変わりますので、これはもう、全種類のグラスをコンプリートするまで続けるしかないなぁ、などとのんきなことを考えてしまったことでした。

2015年3月 8日 (日)

便乗・1

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 特にこれといってすることもない日曜日。外出すればお金が出ていきますし、さりとて家にいれば電気代もガス代もかさむという難儀な状況。それでもワンコたちは家族がそろっているというので落ち着いています。我が奈良県は茶道をたしなむ人の数が全国一なのだそうで、長女もその数に入っております。そしてこの季節、お茶菓子というと出てくる良弁椿の話題になりましたので、確か以前記事にしたはず、と思ったら4年前の今時分に書いておりました。

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 東大寺の修二会本行が行われているこの時期だけ作られるお菓子が「のりこぼし」です。練行衆が紙で作る椿の花、その作業中に紙の上にこぼしてしまった糊が開山堂の庭の椿に似ていたことから、逆に椿の方がのりこぼしと呼ばれるようになった、という話があります。一つ400円もする上等なお菓子ですけれど、むちゃくちゃおいしいのかというとそうでもなく、まぁ季節ものだから仕方ない、というところでしょうか。

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 練行衆が紙で作った椿の花に似せたお菓子です。このお菓子を売っているお店は、餅の早搗きで有名なお店のすぐそばにあります。JR奈良駅から東に延びる三条通を進み、重厚な南都銀行の本店を過ぎたあたりに餅屋があって、そこを右に入ると餅飯殿通り。すぐに揚げの中にうどんが収まった巾着きつねで知られるうどん屋さんがあり、その隣ぐらいが和菓子屋さんです。奈良へ来られる際にはこのあたりから南へ進み、やがて奈良町へと入って行かれるといろいろと楽しめます。

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 私自身はのりこぼしなんぞには興味がなく、何となく便乗してくっついて行ったのですが、そこは奈良町、いろいろとおもしろいことがあります。何回かに分けて便乗シリーズでお送りしようと思います。

2015年3月 7日 (土)

かくれんぼ

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 いないいないばぁ、をするように、寝転んで自分の顔を前脚でこすっている「くま(仮名)」さん。最近ずっと、彼女が水を飲みやすいようにとこのスペースに水鉢を置いてあったのですが、それがなくなるとこの通り。ワンコは狭いスペースを好む、というのは本当です。

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 そんな彼女の「二重あご」のようす。少しマシになってきたかとも思いますが、呼吸困難に陥るぐらいですからまだまだ油断はできません。最近は彼女も慣れてきて、「ちち(仮名)」さんだけがおやつをもらっている、という状況を受け入れるようになっています。かわいそうな気がしますが、彼女の健康のためですから仕方ありません。

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 役所はエコ勤務が基本なので、冬は着込んで、夏は軽装でということを実践しており、夏場など、ネクタイを締めて市役所に行くと注意を受けるほどです。冬はスーツを着ておけば誰にも文句は言われないので、萬年筆を持ち歩くのもスーツの内ポケットに挿しておけばよく、とても楽です。ところが、この萬年筆、肝心なときにどこかへ行ってしまうことが多いのです。

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 こんな具合に、黒インクを入れて持ち歩いているプラチナのペンがいなくなるのです。理由は簡単で、少しずつせり上がってクリップが外れ、ポケットの中に落ち込んでしまうからなのですが、同じように挿しているM800や小ぶりなボールペンではそういうことが起こりません。M800の場合は、取り出したらキャップだけ出てくる、ということは時折ありますが、ねじ式よりもさらに頼りなく思えるばねかつら嵌合のプラチナは、キャップが外れるのではなく、丸ごとポケットの中に落ち込むのです。

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 こんな風に幅の広いポケットに挿していると動きやすいのだろう、と敢えて2本挿すのがちょうどというペンポケットに3本を詰め込んでいるのですが、どこに挿しても、結局プラチナだけが行方不明になるのです。

 おそらくは私が、体の使い方が下手くそだから、というのが原因だろうとは思います。動けば同然スーツの内側がベストとこすれるわけですが、身のこなしがあまりにも下手くそなので変なこすれ方をして、ペンがせり上がってしまうのでしょう。

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 クリップの先端、ポケットの布をしっかりと掴んでくれる部分の形状は、プラチナもM800も同じように盛り上がっており、どちらかというとM800の方がよりなだらかで、するっと抜けやすいようにも見えます。キャップとの間隔も特に広すぎるわけでもなさそうです。M800はキャップがしっかりとポケットの布を掴んでいて、ポケットの中に入っている胴軸が、私の下手な動きに同調して回り、結果としてポケットの中に落ち込んでしまうのです。それが、プラチナの方はペン丸ごと、いったん抜けるようにせり上がって、そして落ち込んでいるのでしょう。

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 あと考えられるのは、プラチナのクリップだけがバネ式だということでしょうか。ボールペンやM800は、クリップ全体がバネとして働いていますが、プラチナのペンはクリップ自体がしなるというより、取り付け部が可動するようになっています。これがスムーズに動きすぎるので、簡単に抜けてしまうのかな、などと思っております。そのうちペンを落として紛失するのではないかという恐怖がつきまといますが、根本的に体の使い方を改めない限り、この問題は解決できないような気もします。

2015年3月 6日 (金)

ハリナックス

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 宴会から帰った飼い主を静かに見つめる「ちち(仮名)」さん。実は眠たくて仕方ないのですが、飼い主のお帰り、ということでわざわざ起き上がってのお出迎えなのです。ワンコのこういうところ、実に好ましいですね。愛情は感じている、繋がりはわかっている、けれどべたべたしないから猫が好き、という人も多いようですが、どっちか選べと言われたらワンコです。私みたいにどうしようもないダメ人間でも、ワンコにはまともに相手してもらえます。そういうところが何よりありがたいですね。

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 買うべきかどうか迷っていたものですが、たまたま出先で見かけたので「えいっ」と買ってしまいました。コクヨのハリナックスです。この手の針を使わないステープラーというのは、それこそ普通に世に出てすぐに飛びついた記憶がありますが、綴じられる枚数が少なく、動きもスムーズではないということもあって、すぐに放り出してしまいました。作る側もその辺のことをよくわかっていたはずで、各社いろいろなバリエーションでトライを重ねてこられて、最近ではついに穴を開けないこういうものも出てきました。片手で持って綴じられる中で、まぁまぁ許せる大きさ、ということでこのサイズの物を選びました。

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 もう少し大きなサイズのものであれば12枚まで綴じられるというのですけれど、あまりにも大きいのと、そこら辺の文房具店ではまず見かけないということから除外。この商品にしてもステープラーとして考えると相当に大きく、針で綴じるステープラーでこの大きさなら40枚は綴じられるのが今の時代です。こういうものをデスクの引き出しに入れると、他のものを入れるスペースが食われます。日常的に、しょっちゅう書類を綴じるような人でなければ邪魔になるだけなのかもしれません。

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 穴を開けて綴じるタイプのステープラーというと、普通は2~3枚綴じられればよい方です。左がそういうもので、右が10枚綴じのハリナックス。穴の大きさは変わりませんが、ベロの部分がしっかりと出てきているようにも見えます。また、穴の形から明らかなように、ベロの先端部分をイカの頭のような形にして、挿し込んだベロが抜けにくいよう工夫されているのがこの商品の売りです。

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 先日、文部科学省の偉い先生がお話をしてくださったときの資料が転がっていましたので、試しに綴じてみました。偶然にもコピー用紙10枚、一応、綴じることができています。針を使うステープラーとの決定的な違いである綴じた状態での保持能力の低さ、こればかりはいかんともしがたく、こうして綴じた1枚目をめくって持ち上げると、残りの9枚はデスクの上に残ってしまいます。それではと2枚まとめてつまんで持ち上げると、残りの8枚も上がってきます。普通、書類を見るときにそういう扱いはしませんから、まず十分な保持力ということでしょう。

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 穴を開けて、ベロをぐぐっと持ち上げているところです。綴じるためのメカが良く見えるようになっているのも嬉しいところですね。文房具なんてどれを選んでも機能的には大差ないので、必要な性能さえあればあとは好みです。なんだかんだ言っても、手軽さや書類の保持力を考えたら針を使ったステープラーの方が良いに決まっているのですから、あえてこういうヘンタイな商品を選ぶような人にはこういうアピールも必要でしょう。買いかどうかと問われたら、引き出しのスペースに余裕があっておもしろがる余裕があるのならどうぞ、というところでしょうか。

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2015年3月 5日 (木)

よくもまぁ・・・

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 よく寝てます。10歳ですから寝るのも当然ですが、起きると元気なので今のところは安心です。先代の「クマ(実名)」さんは外で飼われていたのにもかかわらず長生きでしたが、彼女はどうでしょうか。これだけかわいらしくて生活の中で欠かせない存在になっていると、彼女のいない毎日などは考えられませんし、もしもの時は私も人並みにペットロス症候群などになるのでしょうか。

 学期末まですべての日の時間割が完成して喜んでおりましたが、やはり実物を見るとあれこれと思い出すのが人の性で、ここがいかん、あそこが困ると注文がついて、おまけに行事で授業のないはずのところまで間違えて時間割を入れていたりしたので、大慌てで作り直し。結局、また一晩つぶしました。世間では教員の過重労働が問題になっていますが、それはきちんとした先生の話。私の場合は自業自得で、もう少し早くから先を見て仕事を進めていけば楽なんだろうなぁと思いつつ、毎日が泥縄です。

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 ガンダム、畳に立つ。というところです。確かこれは、ガンダム展か何かに次男を連れて行ったときに、出口のミュージアムショップで買わされた、というおきまりの一品だと思います。しかしこのガンダム、何ともユニークな装甲をまとっております。

 考えてみると、次男は辰年。エロ御大、師匠、親方と12年おきにこの世に降臨された皆さんと同じ干支なのと、この装甲と、何か関係があるのでしょうか。ただ、器用ではあってもビジョンがないと・・・・・のクチなので、いろんなことを任せるまでには至りません。

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 この装甲、もちろん材料は「あえて言おう、ゴミであると。」まごうことなき段ボールです。こういうことに注ぐエネルギーをほかのことに、などと思ってしまうわけですが、職業柄、そんなこと言ってはいけません、などと親御さんに日々言っておりますので、「よぅやるなぁ。」と褒めておきましょう。得意教科は技術・家庭科のうちの「技術」なのだそうです。勉強ができずに遊んでばかりいる子の典型的なパターンなのは苦笑するほかありません。

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 私自身は手先が超人的に不器用なので、こういう細かいことはできません。おそらくは、妻の方から遺伝した特質なのでしょう。我が家の子供たちは皆、グゥタラで面倒くさがり、じっくりと物事に取り組まないなど、ロクでもないところはすべて私から引き継いでおりますが、これはいいな、と思うようなところは妻から引き継いでいるようです。ま、そうでもなければ私自身、身をはかなんでこの世を去らねばなりません。組み合わせっていうのは実によくできているものです。

2015年3月 4日 (水)

濃い!

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 寝起きの「ちち(仮名)」さん。家族に遊んでもらっている意識はあり、それはそれで嬉しいけれど眠たいので意識レヴェルはとっても低い、という状態です。なので、何となく頭を撫でられています。もう少しすると覚醒してきて、いつものように暴れ回ったり、キツい目の甘噛み攻撃をしてきたりとやりたい放題のことをして叱られる、というパターンに入ります。

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 この黒々と焦げた葉っぱは、東大寺二月堂のお水取りの松明だったものです。大きな松明が二月堂の舞台の欄干越しに振り回されて、こういう葉に火のついたものが観客の頭の上から降り注ぎます。見ている人たちはそれを手に入れようと争うわけです。強烈な焦げた木の匂いがしますが、これを門先に飾っておくと無病息災というわけです。

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 こちらは焦げたものではなく甘辛く炊かれたもの。毎年、いただいております。ありがたい限りですけれど、これがあるとご飯が進みすぎて困ります。萬年筆趣味界では知らない人はいないという御仁のお母様によるもので、これをいただくと春だなぁという感じがいたします。

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 こちらも頂き物。こちらの蔵で醸されたお醤油ですが、並みのお醤油とは違います。ほとんど味噌です。今のような液体のお醤油が用いられるようになったのはさほど古いことではなく、もともとはお味噌のようなものであったと言われておりますが、これはそういう昔を思い起こさせてくれるような濃厚な溜まり醤油です。

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 いつもいろいろとおもしろいものを提供してくださるsu_91さん、ありがとうございます。最近は闇の世界のドンを神戸に運んでくる人、として知られるあの人です。そういう人から真っ黒な真っ黒なものをもらってしまいました。最近ではでらくろさんのことを「名古屋で二番目に黒い人呼ばざるを得ないような状況になってきています。

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 焼きめしの仕上げに垂らしてみましたが、焦げまくりです。風味は増しますけれど、普通の味覚を持った人は濃すぎると感じるのでしょう。濃いめの味が好きで病気になった私は、こういうの、大好きです。実は、こういうのを食べるときに使いなさい、と横須賀で遊んできた人から海上自衛隊印のカレースプーンをいただいたのですけれど、使うのを忘れました。なのでそちらは別の機会に、それこそカレーにこの味噌醤油を入れて食べるときに使ってみようと思います。

2015年3月 3日 (火)

集団心理

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 くつろぐ「くま(仮名)」さん。日中、長女と一緒に過ごしているときはこんな姿を平気で撮らせるのです。彼女は手術によって中性化しているせいなのか、時折、とんでもない行動に出ます。大きく口を開けてハァハァいいながら、周囲の柵をかみまくり、そこら中のものに飛びついて立ち上がり、周りすべての床を掘り返すようにかきむしります。それは、夜半から深夜にかけて、まるで発作のように前触れもなく起こり、いつの間にか収束するのです。その間、彼女が吠えることはありません。実に不可解な状態で、「ちち(仮名)」さんも困惑したような顔でただ見ているだけです。

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 夕刻、無駄話をしながら時間割を組んでおりましたら、妻から電話がありました。そのとき、周囲の話題は「ケーキを買って帰る」と言うことでしたが、それが聞こえたのか、妻からの電話も「ケーキ買って帰ってくる?」でした。確かに今日はひな祭りですけれど、今まで、そういうことをした覚えがありませんし、要求されたこともありません。なぜ突然、そんなことを言い出したのか、それが謎でした。好みもあることだし、といったん帰宅して妻を同伴してケーキ屋さんへ。京都洛北に本店を構える洋菓子屋さんの支店が自宅近くにあり、なおかつ夜の8時半まで開いていますし、ほんの少し足を伸ばせば、別の支店が夜の9時半まで開いていますから、日が暮れてから「あっ、今日は○○の誕生日だった!」なんてときに何度も助けられています。

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 そして我が家の女性たちは、ご飯の後ケーキを食べて、お酒も飲んで、こんなによっては仕事にならん、などと言いつつ早々と床に入ったようです。そういうこともあって、今日は記事の更新も早い目なのです。

 妻に問いただすと、妻の職場も「今日はケーキを買って帰る」という話題で持ちきりだったそうです。これ、どこかで誰かが仕掛けているんではないでしょうか。多くの人が見聞きしているメディアにサブリミナルな何かが仕込まれていたのかもしれません。本当に、突然、そんな話になりました。まぁ、昨年までもこの日にケーキを買って帰る女性は多かったのかもしれませんが・・・・・。

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 パン屋さんも負けじと、「桃のパン」です。あんたら、甘くて桃色やったら何でもえぇんかい、と突っ込みたくなりますが、余計なことをして寿命を縮めるのもいやですから、静かな時間を楽しむことにしましょう。

2015年3月 2日 (月)

神名帳

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 お兄さんに遊んでもらって上機嫌の「ちち(仮名)」さん。こういうときが一番かわいらしく見えます。臆病なワンコですが、家族の前では調子に乗るタイプですので、あまりに勢いが良すぎると甘噛みなんかもすごいことになります。これ以上歳をとっていくと、今度は「くま(仮名)」さんのようにひたすら横着になっていくわけですので、ある程度年齢を重ねて、まぁまぁ落ち着いて北のかなぁ、と感じる今の状態が一番良いのかもしれません。

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 東大寺二月堂から階段を降りてきたところにある参籠所付近には、このように何本もの竹がストックされています。昨日から始まったお水取りの本行では、毎夜、この竹を使った松明に先導されてお坊さんたちが二月堂に上堂成道していくのです。毎日お昼に食事をとり、あとは早朝におかゆをすする程度という厳しい毎日。来る日も来る日も、世界の人々を代表してひたすら十一面観音に謝り続ける「十一面観音悔過会」こそがお水取りの中心です。

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 ふだん何もない時期には、夜間に二月堂まで上がってくるなんてあり得ません。二月堂の他、三月堂や四月堂などの建物は、大仏殿の裏手をまっすぐ東に進み、坂道を上ったところに集まっていますが、その道中は東大寺のお坊さんたちの家が建ち並ぶ静かな一角であり、最低限の証明があるだけで、本当に寂しいところです。大仏殿の正面側から階段を上ってくると、本当にお寺の境内そのものなので、寂しいと言うよりは恐ろしい感じさえしますが、この期間だけは特別です。写真は四月堂を背に二月堂の方を撮ったものですが、午後7時頃、お松明が出る頃には、このあたり、それこそ立錐の余地もないほどに人であふれるのです。

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 お松明が終わると、あっという間に人の波が引き、静かな境内に戻りますが、お水取りそのものはそこからが本番です。六時の行法のうち、日のあるうちに行われるのが日中、日没(にちもつ)の行。その後仮眠をとって、初夜、半夜、後夜、晨朝(じんじょう)の4回に分けて、午前1時過ぎ、遅いときには午前4時頃まで、さまざまな行法が続けられます。今夜は、そのうち初夜の行法の部分だけを拝観して参りました。以前拝観した折には、晨朝までずっと堂内にいて、最後はお坊さんからお香水まで賜りましたが、さすがにそこまで粘る体力がありません。

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 それにしても、地元で教員をしているというだけで、普通は入れていただけない堂内まではいって間近で行法を見られるのはうれしいことです。今夜はすいていたので、五体投地も目の前で見ることができました。前回は何が何だかよくわからなかったのですが、さすがに2回目となると流れがわかってきて、今回は神名帳の読み上げをしっかりと聞き取ることができました。全国津々浦々、一万三千余りの神々の名を読み上げてここに来ていただく、というもので、このときに釣りをしていて遅刻した福井の神様が、お詫びのしるしとして毎年お水を送ってくださる、それを十二日にくみ上げるので「お水取り」というわけです。

 お水取りというとお松明ばかりが有名で、しかも猛烈な混雑ではありますが、このお松明を大仏殿の裏あたりで眺め、人々が二月堂から降りてくるのとすれ違いにお堂へ上がって、お坊さんの声を聞きながら奈良の夜景を見る、というのもお水取りの時期ならではの楽しみ方です。ぜひ、おためしあれ。

2015年3月 1日 (日)

何に使う?

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 いつものように寝ている、いや寝転んでいる「くま(仮名)」さん。けっして元気がないわけではないのですが、歳をとり、肥満体で、しかもダイエット中とくれば、「寝てるしかないじゃないの」ということになるのでしょう。しかし痩せたいのであれば筋肉を落とすわけにはいかないので、このように寝ているのはよくありません。けれど今日は雨降りなのでお散歩にもいけずじまいでした。

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 昨日のWAGNER名古屋で頂戴した品々、本日は迷惑BINGO大会でかちとった景品のご紹介です。イヴェントである以上、おもしろいことが第一ですから、景品の組み合わせにも「いぢわる」が入っています。ちょっとほしいインクが提供されると、それを誰もいらないだろうというものと組み合わせるなどというのは、まだ良心的な方です。一見すると「よさそう」と思えて、実際に我が物としてみると大変難儀をする、という方がおもしろいのです。

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 比較的人気が高かったこの景品、本が4冊で、中身にも興味をそそられますが、持って帰るのは大変です。私はこの4冊より重たいものを景品として持ち込んだので、帰りの準備も完璧でした。そういえば、重さ30キロのお米が景品で出されて、それを肩に担いで持ち帰った猛者もいたとか。その日私は車で会場へ行ったので、ぜひゲットしたかったのですが、そういうおもしろくも何ともない状況は笑いの神様がお許しにならないのです。本が4冊だと思っていたら、読書の合間にお飲みください、と飲み物の用意もあったりして、奥が深いのです。

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 ミニフォークなんてものは、日常的におやつでケーキを食べるとか、そういう人でないと役に立ちませんし、第一、自宅でそういうことをするなら洗って何度でも使えるフォークを使うでしょう。職場その他で、みんなでお茶にしましょう、なんて時には役に立ちそうです。そして、この細長い袋物。これ、本来は何を収めるものなのでしょうか。ごく普通の長さ、セーラーキャンディと並べてみると、その長さがよくわかります。櫛でも入れるのでしょうか。

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 私が思いついたのは、このモリソンの萬年筆を入れることでした。キャンディと袋が並んでいる写真、袋の中にはこの萬年筆が収まっています。あつらえたようにぴったりですので、これで決まりですね。

 3月21日、神戸でのWAGNERにお越しになる方は、しっかりした手提げ袋などをお持ちください。紙ものや書籍類など、重たいものをどど~んと景品に出します。なぜなら、その日は車で会場へ行くから・・・・・です。実に身勝手な理屈ですね。

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