フォト

最近のトラックバック

« せんど喰い | トップページ | 味覇 »

2014年8月26日 (火)

下げたい

20140821_183238

 いつものように、ケージの桟に鼻先を引っかけてくつろいでいる「ちち(仮名)」さん。最初にこんなことをしたのはいつだったのか、はっきりとは覚えていませんが、そう古いことではありません。こうしているところを見た飼い主や家族たちが「ひっかけてるのかぁ・・・・・」「かわいいねぇ」などと、おおむね好意的な声かけをしたので、あぁこれは喜ばれているな、と学習したのかもしれませんし、単に楽ちんだということに気付いて習慣化したのかもしれません。最近はこの姿勢が常態となっていて、気になる物音や家族の動きがあった時は、そこらへんに引っかかったりすることなく、サッと顔を上げるのです。

20140827_000916

 万年筆研究会WAGNERの会合でお会いした方とお話をしていると、筆圧を下げるにはどうしたらいいか、なんていう話題がよく出ます。ご本人が困っていない限り、筆圧が高かろうが低かろうが問題ないと思いますが、「萬年筆=体筆圧でさらさら」というイメージが定着しているからでしょうか、以外と筆圧が高いことを気にされている方が多いようです。

 私自身、子どもの頃は2~3文字書くと鉛筆の芯が折れるような猛烈な筆圧でしたが、改めて意識してみれば、そうたいした筆圧でもありません。萬年筆のペン先が柔らかいのは大好きですけれど、実用する萬年筆は堅いペン先のものです。へろへろなペン先で形のしっかりした文字が書けるなら、結婚披露宴の受付に筆ペンが置いてあっても臆することはありませんが、残念ながらそうではないのです。

20140827_000900

 きちんとした字を書くことができる妻に、シェーファーの万年筆とボールペン、セットになったモデルで字を書くところを再現してもらいました。ボールペンはその構造上、いくら寝かせて書く人でも60度ぐらいの角度にしないと、うまくボールが転がらず、インクが出ません。妻の場合、萬年筆で50度、ボールペンで70度くらいでしょうか。

 妻の場合、人差し指の第二関節がペンの軸から離れています。ペン習字の本などでは、人差し指をしっかりとペンの軸にまきつけるような持ち方が推奨されていることが多いようですが、きちんとコントロールできる人であればそれほど問題にはならないようです。

20140827_000947

 で、小指はどうしてる?と聞きますと、風呂上がりに牛乳を飲む時のごとく外に出している、と口では言うのですが、実際にはこの写真のように内側に握り込んでいます。写真を撮る時には、意識してペンを持ってもらっているのでそうなるのかもしれません。実際、文字を書いているところをみると、小指が外に出て、小指の腹が紙の上を滑っているようです。

 けれど、自分の手でやってみると、小指を内側に握り込んだ方が筆圧が下がるような気がします。そして、紙の上を動く手を安定させる効果も、私の場合は小指を握り込んだ方が高くなるように感じます。

20140827_000953

 萬年筆だとペン先を見ようという意識が働くのか、それほどでもありませんが、ボールペンの場合はけっこう捻って持つようです。これは、書いている字がよく見えるように、ということなのでしょう。萬年筆でも、実際に文字を書くとなればこのようになる可能性が高いと思われますが、寝かせて書く人なら自分の手に邪魔されずに文字が見えますから、こうして開く必要はないのかもしれません。

 私自身は、お尻にキャップが挿せるものなら必ず挿して書きます。相当に寝かせて書く方で、えぐい時には30度ぐらいに寝かせていることもありますが、カリカリしたデスクペンでかっちりとした細かい文字を書いていく時には、ボールペンに近い角度まで立てているようです。そして、そんなときには指の色が変わっていますから、筆圧も高いようです。

20140827_003658

 筆圧を下げたい、ということでしたら、まずは寝かせて持つ、というのを試してみるのも良いでしょう。けれど、それは趣味の世界の話であって、寝かせて綺麗な字を書けるという人ならそもそもそんなことで悩んでいないはずです。私のような時の不自由な人でも、小指を内側に握り込むように意識をすると、すっと筆圧が下がります。

 この、筆圧を下げて楽に綺麗な字を書く、ということに関しては、私には本来、語る資格がありません。こうすれば良いのでは、などというお話がありましたら、是非ご教示いただきたいものです。

« せんど喰い | トップページ | 味覇 »

コメント

男性の平均筆圧150グラム、女性130グラムだそうで、ペントレの時に、筆圧博士に計測していただいた私の筆圧は去年15グラム、今年違う万年筆だったので20グラム。

周囲にかなり万年筆歴が長い方もいましたが、聞いたら皆さんもっとあったので、たぶん身近では最も低いのでしょうが、別にいいことなんて何もありません。

低筆圧のうえ直角のように立てて使うことができないので、ボールペン特にハイテックはインクが出て来ません。力を入れられないのでフレックス的な使い方はできません。

どうしたら筆圧が低くなれるかも分かりませんが、万年筆を使い込めば自然となると思います。でも字はいつになっても下手で恥ずかしいため門外不出です。字が上手な方は丁寧に書けばうまくなるといいますが、それは全く分かってない人の見方です。その理屈は丁寧にバットをふれば、みんな長島さんのようになれるというのと同じです(笑)

今年のペントレで筆圧を測っていただいたら80グラムでした。
それほど高くはないようですね・・・。

筆圧を下げたいのですが、その理由は腕が痛いからでして、
筆記し始めの筆圧は確かにさほどではないようです。
ただ時間が経つと万年筆であっても凄い力で握っていてペンが立ち、
気がつくと肘が硬直している状態です。

お写真と記事を拝見するに、私の場合は
筆圧というより握り込み方がよくないのかもしれません。
工夫と訓練が必要ですね(_)

 ペリカン堂 さん

 全くもって同感です。丁寧に書けば、丁寧に書いているんだな、ということぐらいはわかってもらえるものの、私の場合などは子どもの書いた丁寧な字でしかなく、大人の字になりません。走り書きでもいいから大人の字を書きたいのですが、死ぬまで無理っぽいですね。

 ポー さん

 そう、書いているうちに、書くことに没頭してしまい、筆記速度が上がってくるとともにギュッと握っている、ということなのでしょう。頭の中にあふれ出てくる文字を紙の上に置く、その処理が間に合わない感じですね。

 ペンを握る指は軽く握り込み、関係のない小指をギュッと握ると良さそう、と私は何となく感じています。

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/604476/65039700

この記事へのトラックバック一覧です: 下げたい:

« せんど喰い | トップページ | 味覇 »

2017年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31