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2014年7月14日 (月)

何を思って

 7月20日は、第5回y.y.Day @ 大阪。少しだけ不便な場所ながら、わざわざ行ってみる値打ちはあります。萬年筆って何?というあなた、ぜひ、エル・おおさかへ。

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 べたっと寝ていたのに、突然顔を上げた「くま(仮名)」さん。ケージの柵に前脚を突っ張って、何とも無理矢理な感じで顔を上げています。私、ここにいますよ、とでも言いたげな表情で、一点を見ています。何を思っているのか、じつはそのヒントは家族にあります。目の前で家族が何か彼女の興味をひくようなことをしているから、彼女はむくっと起き上がったのでしょう。

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 おいしそうなフレンチフライ・ポテト。これを供してくれるレストランは、今年で創業37年といいますから、私が高校生だった頃から営業している計算になります。そういえば高校生だったときに、奈良市内の茶畑から太安万侶の墓が発見されたというニュースを見て、詰襟の制服に丸坊主という出で立ちでバスに揺られて現地へ行った記憶があります。その頃、もうこのお店は営業していたのだなぁ(詠嘆)と思うと、お店のマスターも自分も同じようにおじさんだという状況が何とも不思議な感じです。

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 そのフレンチフライ。ポテトを食べさせてくれているお店のエントランス。アメリカとイタリアの国旗が掲げられています。大学生だった頃、初めて訪ねたこのお店は、スプーンがないと食べられないピザを供することで知られていました。大きめサイズのピザに本当にトロットロのチーズが載っていて、生地を持ち上げると滝のようにチーズがしたたり落ちるのです。似たようなものというと、モスバーガーのソースたっぷりのハンバーガーでしょうか。ちなみにモスバーガーでは、お願いするとスプーンを出してくれるそうです。

 ではこのお店、無節操、無国籍なレストランなのかというとそうでもありません。だいたい、ピザを好んで食べるのはイタリア人に限らず、メタボ大国、アメリカの皆さんも大好きなのではないでしょうか。ログキャビンという店名からもわかるように、このお店、アメリカそのものなのです。

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 店内の様子。駅馬車の車輪。巨大なバッファローの角。ネイティブアメリカンの肖像画。そして本棚には、ハーレーのバイクを愛する人たちが読むような雑誌が揃っています。このお店に通ううち、私もいっぱしのハーレー通になったような気がするのは、ここで雑誌を読ませていただいたせいでしょう。当然、マスターはハーレー乗りだろうな、というのが伝わってきます。どこまでも古き良きアメリカ、なお店なのです。

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 我が家においては、このお店、「豆」というコードネームで呼ばれております。アメリカ料理というと、最後は缶詰の豆を開けてソースみたいにかける、あるいは豆の缶詰それ自体がメインディッシュ、なんていうイメージを勝手に持っていて、そこへこの料理を見たので、こりゃ「豆」だな、と。そういえば、スーパーマリオネーション「サンダーバード」にも、アメリカの片田舎に住む老夫婦が実は国際救助隊のエージェントで、「うちのおっかぁの豆の缶詰、そらぁおっかねぇぞ。」とかなんとか、そういう台詞があったはずです。

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 で、アメリカと言えばシェーファー。このけったいなペン先は、とっても書き味に優れます。で、これをもっと良くしようとなると、調整する人も大変ですが、もともとガリガリ引っかかるとか、インクが出ないとか、筆記線が太すぎるから少し絞って欲しいとか、現状こういうところに不満を感じていて、それをこういう方向性で良くしてもらいたい、なんてことを明確にすることができると、調整をお願いする方も頼まれる方もハッピーなんではないか、と思うわけです。実際、身近な調整師さんたちからは、単に「書きやすくしてください」なんて言われても困ってしまいます、というような話をよく聞きます。

 いよいよ今週末に迫ったy.y.Dayは、萬年筆の書き味をよくしてもらうためだけに参加費払うというようなものではありません。萬年筆は書き味が良ければそれだけ幸せになれるものですけれど、それ以外にもいろんな楽しみ方があるんですよ、ということを皆さんにアピールしたい、というのもまた、私たち「良識あるヘンタイ倶楽部」の目指すところなのです。もし、ペンクリに萬年筆を持ち込まれるのであれば、一体、自分はこのペンのどこが、どんなふうに嫌なんだろう、ということをじっくり考えてみてもらえると、あなたもペンも、そして調整師も幸せになれることでしょう。

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コメント

色々な万年筆に触れて来ましたが、どうしてもこの海老反りニブだけは気持ちよく使うことが出来ません。特に甲殻類アレルギーではないのですが。

 すいどう さん

 よく海老反りって言いますけれど、海老は生きたまま酒に漬けられたりすると伸びますが、反対に反るのはあんまり見ないのですが、どうなんでしょうか。そういう意味で、このニブが嫌いでも甲殻類アレルギーではないでしょう(笑)。

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