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2014年4月29日 (火)

昭和

  当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないなと諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。

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 一点を見つめる「くま(仮名)」さん。車に乗ると落ち着かないくせに、家族が車庫の方へ行くとついてきて、ドアを開けると飛び乗ってしまうという、何とも矛盾した行動を取る彼女。これは手術の前かあとか、動物病院への行き帰りの際に撮られたものでしょう。車に乗るときには家族の誰かの膝に乗ることを常としていて、だから車に乗りたがるのかも、とも思いますが、本当のところは彼女にしかわかりません。

 今日は昭和の日。昭和生まれ、昭和育ちの私にとっては、この日が天皇誕生日です。昭和天皇が崩御されてのち、最初はその名をつけることすら恐れて「みどりの日」と言われていたものが、今は堂々と「昭和の日」となっていることは、とても良いことだと思います。

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 昭和を感じさせるペンケースと、そこに収まった、これも昭和を感じさせるペン、PILOTカスタム。平成が良くない時代だとは言いませんが、昭和は良い時代でした。特に私などは「戦争を知らない子どもたち」ですから、昭和のいいところだけを見て育ったとも言えるでしょう。明日は今日より、明後日は明日より、確実に良くなっていくはずだ、そう信じることができた時代でした。その昭和が終わって、もう四半世紀も経つなんて、にわかには信じがたいことですけれど、事実は事実です。

 「昭和」という元号は、62年と14日にわたって使われた、世界で一番長く続いた元号です。大正15年の12月25日は昭和の最初の日でもあり、平成元年1月8日の前日が昭和の最後の日。昭和元年、昭和64年はともに7日間だけという短い期間でした。

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 和室の片隅でほこりをかぶっている鏡台。私の母が使っていたもので、両親の寝室に置かれていました。大きな鏡がぐるりと回転する構造ですが、ネジの部分が弱っていて、下手に回すと鏡が落ちてしまいそうです。けっして良いものではなくて普及品、といえば聞こえは良いのですけれど、今であればあの国で作られてホームセンターのチラシを飾る特価品としてのみ生きる、というようなランクのものでしょう。

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 物心ついた頃にはすでにそこにあり、実家が取り壊されるまでずっと居間の隅に置かれていた書棚。ガラスのカットが昭和を感じさせます。これも安物であることは細部の造りや裏側を見ればすぐにわかります。とはいえ、昭和30年代の教師の家計では、これとて大きな買い物だったはずです。

 子どもの頃、電話は近所のお家と2軒1組になっていて、それぞれに番号こそ違うものの、どちらかの家で通話しているともう一方は「話し中」となるようなものでした。我が家と組になっていた斜め向かいのお家には年頃の娘さんが2人いて、どちらもなかなかに美しい方でしたが、そのお母様は私の母に面と向かって、「公務員や教師のところには絶対に嫁にやらない。」と常日頃から話していたものです。まぁ、それほどに薄給だったということでしょう。

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 この本棚には引き出しが2杯あって、その中には萬年筆やボールペンが入っていました。それらは頂きなど、ふだん実用にするにはやや高級というようなものでしたが、子どもだった私はクリップが矢のような形になっているペンを見て、何と美しい、カッコいいペンなのだろうと飽きずに見ていた記憶があります。そういったペンに比べると、パイロットやプラチナといった国産勢は、少なくとも子どもの私には魅力的には見えないものでした。

 この引き出しには、シェーファーと書かれた空き箱があり、その箱がまたカッコいいものでしたので、この中に入っていたペンはどのようなものだったのだろう、と思いを巡らしていたものでした。今の私がシェーファー好きなのは、あの頃の思いが潜在的に作用してのことなのかもしれません。

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 そして、そんな昭和の日はほぼ一日中、雨降りでした。先日の試合で敗退したので、今日は部活動の引率をする必要がありません。お昼過ぎまでゆっくりと家で過ごし、ほんの一瞬、妻と私、それぞれの職場に顔を出して一仕事片付けて、夜はまた、昭和なひとときを過ごしたのですが、それについては、また日を改めて。

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コメント

僕の父親も教員でした。ちなみに母方の祖父母と叔父が教員でして、いわゆる教員一族に近い状態でした。
で、母が時折 しみじみと、でもしか先生 と言われるほどに人気がなかったからねぇ。でも、理科の先生だったから書籍代金だけは凄かったよ。と、笑っています。横で父親が、祖父は古典だったから本代も安かったろうし、等と笑っておりました。

今や、教員や公務員は憧れの職業。高給取りの代表です。時代が変わると、ずいぶん変わりますね。

「降る雪や明治は遠くになりにけり」というのがありますけれど、昭和に当てはめてもしっくり来る様な、来ない様な。私は昭和を知らぬ人ですが、明日は必ずよくなると思える時代はなんとも羨ましいです。そうしなければいけません。

ある時、伊藤園のお茶のボトルに
「ががんぼや大正という時代あり」というのがありました。若い学生の作だったと思いますが、「ががんぼ」とはなかなか詩的だと思いました。
さて、平成はなんでしょうか。

 きくぞう さん

 どうなんでしょう、古典だったら本もこなれていて安いのでしょうか。理系が高そう、というのは納得ですけれど。

 要するに、先生ってのは本買わない人が多いんですよ。学校の前に本屋を出すと潰れるっていわれるぐらいですから。

 最近採用された若い人たち、自信にあふれていて凄く有能で、まぶしいばかりです。本当に優秀な人がきちんと採用されるようになったのですね。あんまりこの話題に触れると、じゃなんでお前が・・・ってなりますから危ないのですけれど。

 Polnolunie さん

 ががんぼ、最近はあまり見ませんね。大正天皇はお体が弱かったので、失礼ながらががんぼの華奢なイメージとも重なります。大正時代そのものも短いですし。

 平成は、さて、何でしょう、ここまで四半世紀の大部分は、お金がなくて面白くない時代でした。この先、どうなるんでしょうね。

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