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2014年3月 9日 (日)

いかにも半にも

 当Blogには、まともな中身や信頼するに足る内容などは一切ありません。きっと作成者が馬鹿なんだろうな、まぁしょうがないなと諦めて、暇つぶしにお楽しみいただければ幸いです。

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 彼女の鼻が細長いのか、ケージの柵の間隔が広いのか、どちらにしても今日はいつもより多めに飛び出しております。こうして鼻を突き出している「ちち(仮名)」さんを見ると、つい触りたくなってしまうのですが、そうすると彼女、これは脈があると踏んですぐに起き上がり、ケージの柵の上から首をだら~んと垂らすのです。もっと若い頃は体に触られるだけでも嫌がって手を噛みに来ていたものですが、最近は触られるのが嬉しくて仕方ないようです。

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 触られるのが嬉しいというと、この人を忘れてはいけません。今回のWAGNER神戸大会、S兄さんの愛車に乗せてもらって六甲アイランドまで「攻め」てもらった関係で、定例のご報告をすることができませんでしたが、こうしていつも、普通の人には素性のわからないペンを大量にゲットされるのが広島半氏です。本当のハンドル名が周知されていないことではケロ御大と双璧をなす方なので、この方の本当のハンドル名をご存じの方はごくごく少数でしょう。

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 萬年筆趣味の世界には金閣・銀閣なんてのもあるぐらいですから、本当の名前を知られると吸い込まれてしまう・・・・・のかもしれません。そういえば我が家の犬たちも本名を伏せております。で、この名前のわからないペンは、広島半氏が「資料として」入手されたものです。それをご覧になった超絶技巧の持ち主、Mさんが修理をしてみようということになって、見事、成功されたのです。プランジャー式の吸入機構を持つペンですが、この際、そんなことはどうでもいい、という話になっておりました。

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 どうもこの、首軸の先端部が変な形だというのがまず話題になって、M氏がこのペンの命ともいうべき、けったいな機構の種明かしをしてくださったのでした。この萬年筆は、キャップを開けたり閉めたりすることによってペン先が前後に動くのです。そしてそれは、胴軸の中に蓄えられたインクをペン先に流したりせき止めたりする弁として働くということでした。

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 バネのようなものが見えますが、この働きにより、キャップを開けるとペン先が少し飛び出すようになっています。それによって弁が開いた状態になり、胴軸内のインクがペン先へと流れていくのです。キャップを閉めたときは、ペン芯の根元に見える金属性のベロが押されてペン先が沈み、胴軸に「蓋」をするような形になります。M氏は修理をする中でこの仕組みを理解され、あわせて壊れていたプランジャー機構の修理に成功されたわけです。ちなみにこれ、持ち主である広島半氏もご存じなかったということでした。軸の美しさなどから、資料として入手されたわけですが、この機構、いかにも「半」な人が持つペンらしくて良いですね。

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コメント

性能が良いペン芯が当たり前という日本製やドイツ製のペンではあり得ない発想かと思いますが、出来ることの中で最善を尽くすという姿勢には賛辞を贈りたいです!
昨日からのインフルがキツいです(笑)。つきみそうさまもお身体にはお気をつけて。

お世話様です。
M氏(エム氏)という呼称、星新一にでも出てきそうな訳の分からなさが漂っていて、なかなか良いですね。そう思うのは私だけでしょうか?

さてこのペンは、エバーシャープの10角軸でおそらく戦前の製品と想像しますが、それはそれは凝りに凝りまくっています。分解する過程で「神は細部に宿る!」と5回は言ったでしょう。セルロイドの模様は細かいですし、件のインクシャットオフ機構も凄いですが、ペン芯の加工も射出成形かと思うような出来栄えであったり、首軸後部には芯棒を中心から逸らしてインクの供給を促進する機構が付いていたり、とにかく素晴らしいペンでした。

変なブツを持って来られて「直せ」と言われるのも、楽しいものです。

 すいどう さん

 インフルエンザですか・・・しんどいらしいですね。生まれてこの方、インフルエンザというものに罹ったことがないので、もしもの時には相当な苦しみを味わうことだろうなと覚悟はしているのですが。。。ご自愛ください。

 Polnolunie(M氏) さん

 あぁ、たしかコメントをいただいていたことがあったよなぁ、お名前は確か・・・と思いつつ、やはり妖しさ優先で M氏 としてしまいました。星新一作品、M氏出てきまくりですよね。たいがい、えぐい結末に・・・・・。

 今回、このペン自体の凄さはもちろんですが、見事修理をされたというところ、そして持ち主がその凄さを全然わかっていなかった(軸の価値は別として)というところが個人的にはツボでした。そういう状況的な妖しさ、これがたまりません。

ドリック・プランジャー式の修理・内容ですが
胴軸後端のパッキンを交換したのでしょうか?

尻軸を引いてゆくと 小さな丸い金具が 見えるはずです。
その金具を外さないと パッキンの交換はできません。
金具を外したのでしょうか?

わかる範囲で ご教示ください。

 紙様 さん

 私は機構すら良く理解していないので、M氏にお任せしたいと思います。

こういうのを観ると万年筆とは奥が深い、頭の良いヘンタイさんがいつの時代にも居ると言う証明でしょう・・私には程遠い世界ですわ(笑)

 夢待ち人 さん

 頭の良いヘンタイさんなのか、頭が良いのでヘンタイさんになってしまうのか・・・いや、本当に頭が良いなら、ヘンタイさんになんかならないのかな・・・。

このエバーシャープの10角軸、とても好きで、書き味も好み、惜しむらくはプランジャが壊れやすいことだなあ、なんて思っていましたが、M氏の手にかかると、知らない世界がそこにあることを知ることが出来る。
視点の違いって面白いですねえ。

 関船 さん

 普通の人にとっては、軸がきれいで使いやすい、ということだけで十分なのですね。機構が何であっても、そんなことは全然問題ではない、というのが普通の人なんです。では、その機構にこだわる人は・・・・・

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