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2013年7月 3日 (水)

瀕死の・・・

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 むにゃむにゃと甘えているときに、台所の方から物音がした、というときの緊迫感あふれる「ちち(仮名)」さん。台所でビニール袋の音がすればそれは食べ物のサイン、というわけです。犬って結局、消化管に毛皮のついた生き物という感が強いですが、そもそも生き物っていうのはそういうもので、そこに子孫を残すための機能が加わって、とにかく寿命が尽きるまで食べては子孫を残し、ということを繰り返すのですね。

 そういう意味では人間はかなり特殊です。他の生き物が生き残るためには共食いも辞さず、優秀な子孫を残すためには子を間引くことすら躊躇しないというのに、それより高次元の考え方をベースに生きている、というのがある意味感動的です。

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 そういう人間の生き方にとって、教育はとても重要。そしてそれを担うのが親だったり地域社会だったり、そして学校だったりするわけです。なかなか衝撃的なタイトルのこの方、著者は定年まで教師として勤め、現在はまだ教育委員会で食卓として勤められていて、いまだに青少年に剣道の指導までしているという方です。右も左もわからない中、最初に勤めた学校で学年主任をされていた先生で、私との年齢差がおよそ10歳。「10年たったら福本さん」というのが当時の私のテーマでした。今から10年後には、あんな先生になっていたいものだ、なれるかなぁ、というわけです。

 その頃勤めていた学校では、教師の体に危害が及ぶことすら日常のことでした。3年生の態度が悪くて下級生に悪影響を及ぼすから、という理由で、私が担任していた生徒が廊下を歩いているところに2年生の教師が反対側から「Gメン75」ばりに歩いて行って、わざとぶつかるように仕向ける、なんてこともありました。お前のところの誰々が教師にぶつかってきたぞ、きちんと指導してくれ。きっちり反省して謝罪するまで学校には来させるな、なんて言われて途方に暮れたことを今でも鮮明に覚えています。そんなピンチの時も、この本の著者は、実はしっかりと見守りつつ、私に任せてくれました。

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 そういえば、今、守礼の門をこしらえている長女も、中学時代には結構難儀をしていたものでした。ということは、その当時長女が通っていた学校の先生方も苦しんでらっしゃったということなのでしょう。今、某飲食店チェーンがブラックだとか騒がれていますが、その代表者は現場にいた頃、それこそ命を削って仕事をされていたのだとか。その結果のすばらしさは別として、その過程において人が人でなくなるほどに消耗してしまうのは決して良いことではありませんし、そういうことをしなくてもいい結果が出せるように考え、いろんなところを整備していくのが一番大切なことなのでしょう。けれど、問題の本質はそこではないような気がします。

 ずばり、求める方が悪いのです。飲食店に行って、法外とも思えるような要求をする客。それに応えることが顧客満足度を上げることだと信じて、いたづらに消耗していくお店のスタッフ。あるいは、そんなもんに応えていたら店なんてやっていけない、と開き直る。どちらも良いとは思えないし、サービスを提供する側、受ける側、どちらも不幸です。結局、学校についても同じことが言えるのじゃないか、なんて、珍しくまじめにものを考えさせられてしまいました。

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コメント

地域行政も含めて サービス業ですから、サービスの質を向上させたら その代価を要求してはイカンのでしょうか?

今まで、単にダンピングを繰り返してきただけのような気がしてなりません。

どこの工場だって、原材料の質の低下は、不良品率を上げ コストアップに繋がるから嫌います。そうした意味で、原材料の質について、家庭力の向上を訴える事が必要かも知れません。

で、1つだけ 懸念していることがあります。出産前の診断技術が随分進み、命の選別が行われるのではないか?確かに、公的負担が減る可能性も秘めていますが、それ以前に行うべきは、命に対する医療哲学の深化と、その啓蒙だろうと。

随分横道に逸れてしまって、ごめんなさい。

 きくぞう さん

 生まれ変わったらこの仕事をするか、と問われたら、したいけれどもやらない、という答になるでしょうか。教育再生ということでまずはサービス提供側の質の向上を目指しているのが今の状況ですけれど、予算が付いてこないのが辛いところです。

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