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2013年4月24日 (水)

まさか「万年筆」が

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 先発隊の「ちち(仮名)」さんがお散歩に出たすぐ後に雨が降り出して、結局お散歩に行けなかった「くま(仮名)」さん。それでもワイワイ騒ぐことなく、おとなしく寝ているあたりは年の功なのか、それとも単に老化してきているだけなのでしょうか。彼女がいなくなってしまうと「くまめくり」が続けられなくなってしまうので、何時までも元気でいて欲しいものです。

 けれども、同僚に教えてもらったこんな記事を目にすると、あ、自分もそろそろ危ないのかな、という気もします。拙Blogに遅れること2ヶ月で始まり、ここまで毎日更新だったというのはご立派。私なんかの場合は適当な駄文を垂れ流していれば良いのですが、有名人だとそうもいきませんものね。拙Blogが途絶えてしまうと、Blogの文体に関しては非常に格調高くて宴会では別人になる「Blogと違うぅ!!」と言われる方のBlogもそれを口実に更新をやめてしまわれそうですので、もうしばらくは毎日駄文を垂れ流し続けていこうかと思っております。

 新しい職場で、いきなり中庭に面した窓際に座っている私。やはり、前の職場での極端にいい加減な仕事ぶりがきちんと評価されてしまった(バレていた)のでしょうか。上の動画でOLさんが窓の外を見ていますが、このオフィスと同じく、窓の下には収納があって、その天板にあたる部分にお湯のポットやらインスタントコーヒーの瓶やらが置かれています。ちょっとお茶でも、という人は皆、私の机の横に立ってお茶を汲みつつ、きまって「あぁ、ここ狭なったなぁ。」とおっしゃるのですが、それがなぜなのか、相変わらず誰も気づいておりません。苦労して探した奥行き800ミリ、いわゆるD800の脇机は今日も絶好調で仕事をしてくれております。

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 あるところに、何本もの萬年筆を持っていながら、もっといいのがあるはずだ、といつも萬年筆を探し求めているおじさんがいました。ある日のこと、おじさんが萬年筆を求めてふらついていると、肩を揺らして歩いているお兄さんのペンケースからおいしそうな匂いがするので、ついふらふらとお兄さんの前に寄ってきてしまいました。そこでは、別のおじさんが、大きな萬年筆と中ぐらいの萬年筆とを手にとって、う~んとうなっていました。肩を揺すっているお兄さんは、「スペシャル、スペシャル。ねじ回し1本から始めて、ここまで来たんや!この鳥のペンをここまでするのに1ヶ月はかかってんねんで。」と進めていましたが、結局、別のおじさんはいったん手にとっていたそのペンを元の場所に戻して、どこかへ行ってしまいました。

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 おじさんは「このお兄さん、前にもどこかで会ったことがあるな。」と思いながら、先ほどのおじさんが握っていたペンを手にとって、ぐにゃぐにゃした線を書き始めました。この感じ、初めてじゃない、どこかで体験している・・・・・。すぐにおじさんは、肩を揺すっているお兄さんにこの前出会ったとき、木で出来たどこか危なげな萬年筆を見せてもらって、ものすごく気持ちよくなってしまい、おもわず「これなんぼ?」と聞いてしまったことを思い出しました。「諭吉さん○枚でおます。」と言われて、それはやすいと思ったものの、イタリアの人、それもこのメーカーの人がつくった吸入式のペンがどうしても信じられなかったので、泣きそうになりながらあきらめたのでした。

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 そのときのことを思い出しながら、おじさんがぼんやりとしていると、肩を揺すっているお兄さんが話しかけてきました。「おっちゃん、どうせまた、萬年筆落としてペン先曲げてしもたんやろ。何とかしたるわ。逆に言うたら、おっちゃんが落としたペン、この中のどれや?」肩を揺らしているお兄さんの前には、渋い金色と、きれいな緑色と、そしていかにも地味な仏壇みたいな感じの、3本の万年筆が置いてありました。それを見て、おじさんは思いました。

 あぁ。これは引っかけや。ここで一番えぇやつを「これ、これや。これがワシのんや。」とかいうと、この兄ちゃんが神さんになって「シバくぞっ!」とか言いよるんや。こういうときはやっぱり、一番ボロいのとか地味なんとか、そういうのを選ばんとあかんのや。そやけど、ボロいの選んだら田舎で犬飼うてるオッサンが出てきて「委員長職権で半認定!」とか言いよるんや。うん、ここはやっぱり、ある程度ちゃんとしてて地味なヤツ選ばんとあかん。そや、仏壇のヤツや。それで決まりや。

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 おじさんは深呼吸してから、肩を揺らしているお兄さんに言いました。「兄ちゃん、この仏壇みたいなヤツ、なんぼ? 兄ちゃんのことやから、半額ぐらいか?」

 お兄さんが肩を揺らしながら頷いたので、おじさんはお兄さんから真っ黒で地味なペンを受け取りました。そして、ぐにゃぐにゃの線を何本も何本も書いては、嬉しそうにニンマリ笑っていたのです。D800もえぇけど、やっぱりM800やなぁ、なんてつぶやきながら。

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 それからというもの、おじさんは仕事に行くときにはいつも、このM800を連れて行くようになりました。やっぱりM800や、というのが口癖になってしまったある日のこと、おじさんは全国学力学習状況調査という長ったらしい名前のテストのテスト監督をやることになりました。いつものようにM800を連れて行こうとしたとき、おじさんの目は監督用紙の一点に吸い寄せられてしまいました。

 「※ボールペン、万年筆での記入禁止」 なんということでしょう。「必ず」鉛筆かシャープペンシルを使えなんて。こんなことなら、D800を買っておけば良かった・・・・・。一瞬そう思ったおじさんでしたが、すぐに思い直して元気な顔に戻ったのでした。いや、後悔してはいけない。「愛とは、決して後悔しないことです。」なんて言うじゃないか。何より、この書き味を知ってしまったら、シャープペンシルは普及品で十分なんだ、と。

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コメント

ねじ回し一本から始めた
お兄さんの年齢を
先日のペントレの帰りに
師匠から聞き愕然としている自分です。
師匠よりちょうど一回り若いのですね・・・
はて、この回想のおじさんは誰ですかね(笑)

最近は、中々お会いする機会も在りませんが、
お体に気をつけてください。
金沢大会ぐらいにふたたびお会いできるよう。
そして末永く、くまめくりが続くように

 関船 さん

 師匠も尼工大のお兄さんも、干支が怖いですね。
愕然とされたのは、お兄さんがもっとお兄さんだと
思ってらっしゃったからですか? それとも、師匠
があんなにお食べになるのは若いからだ、と思って
いたからでしょうか。ま、とにかく大切なのは、
Young at heart ちゅうことですね。

今度は宴会で、「筆跡による性格診断」を受けてみたいと思います。

 Bromfield さん

 「宴会で」ですか?それは危険かもしれません。
自らも気づいていない性格が掘り起こされたら、
どうしていいのか周りの者が困ります。

くまさんの次は、「ちちめくり」でっか?
どっかのぢぃさんが喜びそうな名前でんなぁ(汗)

嵐の元町で出ていたあの仏壇、先生のところに嫁いだのですね。これ良かったですよねぇ。
私はこの直前に師匠の愛用品一カ月調整仏壇を、理性が止めるのも聞かず奪ってしまっており、2本は無理やなぁと思っておりました。
機会があったら、師匠の一カ月と、怖いお兄さんの一カ月を比べてみたいですね。師匠の一ヶ月もいいですよー。でも私の数カ月で劣化しちゃうかな。

くまさん、いつまでも元気でいて欲しい!

 くーべ さん

 あまりにも淫靡なタイトルですな。検索サイトから飛んでくる人でアクセス激増、となるかもしれません。

 たまさ さん

 そんな気はなかったのですが、フラッと彼の前に座ったのが運の尽きだったのです。劣化という点では、師匠の愛用品の方が早いかもしれません。怖いお兄さんの調整にはどこか寸止め的な部分があって、その分長持ちしそうな感じがします。

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